『仮面ライダーセイバー』に登場するライダーの中でも人気を誇る「仮面ライダーエスパーダ」の基本フォーム”ランプドアランジーナ”がフィギュアとなってプレミアムバンダイに登場。
とはいえ、既に販売は終了。再販される可能性もゼロではないけれど、ここでは、小学生の頃に校庭の片隅に埋めたタイムカプセルを開けるような気持ちで、こんなフィギュアがあったんだということをアーカイブとして残しておこうと思う。
どうぞ、最後までお付き合いください。
S.H.Figuarts 仮面ライダーエスパーダ ランプドアランジーナ

S.H.Figuartsとなったエスパーダ。
S.H.Figuartsとは、”Simple style”の頭文字”S”と”Heroic action”の頭文字”H”と、”Figure”と”art”の造語”Figuarts”を組み合わせたネーミング。
全高は約15cmほど。高頭身で美麗な造形が特徴のフィギュア。可動にも自信あり。
劇中では主人公の幼なじみという重要な役柄。
「ランプドアランジーナ」という名前からもわかる通り、元ネタは「アラジンと魔法のランプ」。
ランプドアランジーナと表記されると、どこでどう切ったらいいのかわからなくなりますが、正確には「ランプ・ド・アランジーナ」。
電気グルーヴの「カフェ・ド・鬼」みたいなものだ。
初登場の際、空飛ぶ絨毯に乗ってきたのには腰が砕けたが、変身後の姿は主人公の「セイバー」を出し抜くカッコ良さ。
フィギュアはそのカッコ良さを見事に再現。劇中の雰囲気通りで、遠目に見たら、これが15cmほどのフィギュアだなんて思わないだろう。
私はインスタで歴代ライダーのイラストを描いているが、『セイバー』に登場するライダーたちは、甲冑っぽいデザインでとにかく複雑。写真などを頼りに絵に描こうとすると本当に大変だ。こういったフィギュアが1体あるだけで、描きやすさが断然違う。
この記事を読んでくださっている方全員が絵を描くわけでないことはわかっているが、フィギュアはディスプレイするだけという方でも、イメージ通りのポージングがしっかり決まるというのは絶対に嬉しいはずである。
腰の聖剣ソードライバー(ベルト)にぶっ刺す「ワンダーライドブック」も3冊付属しているという細かな心遣いがニクい。これによって、必殺技を繰り出そうとしているシーンなど、望み通りのシチュエーションを再現できる。
この大きさ(約15cm)でも妥協がないのが本当に凄い。ヒーローのフィギュアなんていうと、昔は完全に子供向けといった感じだったが、このシリーズの対象年齢は15歳以上。「どうぞ、大人の目で見てください」という自信がみなぎっているようだ。
再販希望!

それでは、このフィギュアの価格はいかほどだったのか。
6,600円(税込)と、このシリーズとしては標準的な価格。安くもないが高くもない。2ヶ月ほどコンビニでドリンクを購入するのを控えて、家からお茶を持参するだけで貯まるくらいの金額だ。
その価格でこのクオリティなら悪い話ではない、と思う。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。