歴代仮面ライダーのデジタルイラストを描いています。
本記事では『仮面ライダーアマゾン』を描いてみます。
どうぞ、最後までお付き合いください。
仮面ライダーアマゾンとは?
『仮面ライダーアマゾン』とは、1974年に放映された仮面ライダーシリーズ第4弾。
『仮面ライダーX』まで受け継がれてきたバッタモチーフではなく、マダラオオトカゲをモチーフにした異色のライダー。
異色だったのはデザインに留まりません。それまでのライダーパンチにライダーキックといった格闘技を中心とした戦闘でなはく、噛みつき、切り裂き、引きちぎるといった、野獣のような戦闘スタイルもかなり異色。切り裂かれた敵が血飛沫を上げるなど、演出面でも超異色作でした。
個人的に、アマゾンのデザインは仮面ライダーに限らず、特撮ヒーロー全般を見渡しても屈指のものだと思っています。一度見たら決して忘れられないデザイン。
後年、Amazonオリジナルドラマとして『仮面ライダーアマゾンズ』という作品が誕生しました。そこに登場した「アマゾンアルファ」は、オリジナルアマゾンのデザインを元に、メタリックな質感で仕上げたものでしたが、このカッコ良さがハンパないです。
これは元となったアマゾンのデザインが優れていたことの証拠でしょう。
個人的No.1のキックホッパー&パンチホッパーと優劣つけるのが難しいくらいに大好きです。
制作過程
両手を広げ、威嚇するようなアマゾン独特のポーズを下書き。
下書きにはイエローを使います。
下書き完成・・・かと思いましたが、なんだか顔に違和感。
というわけで、顔を消し、バランスを取りながら描き直します。
下書きにはピクセルブラシ「ペン」を使っています。
最初の下書きよりも上下に押し潰したようなバランスにしました。
これで下書きは完成です。
下書きレイヤーの上に一枚レイヤーを追加して、清書します。
清書にはピクセルブラシ「コミックペン」を使います。
清書が完了したら、下書きレイヤーを消し、清書したレイヤーを複製します。
この後、着色しますが、2枚の清書レイヤーのうち、必ず下のレイヤーに着色します。
複製したのはミスってもやり直せるからで、下のレイヤーに着色するのは、書いた線を活かすためです。
まずはマスクとボディを着色します。
グリーンで着色しましたが、ちょっと違うようです。
後で修正することにし、塗り進めます。
黒い部分を着色。
せっかく描いた線が消えないよう、濃いグレイで着色します。
続いて、胸部と腹部をオレンジで着色します。
目など赤い部分を着色します。
この時点では、まだボディの色は最初に塗ったグリーンのまま。
このまま迷彩塗装として赤い血管のようなラインを入れたら、補色効果で本物っぽくなるかな?と思って塗ってみましたが、どうもイマイチ。
そこで少しブルーを混ぜてみたところ、効果が出ました。
全体的に迷彩塗装を施し、最後に光と影を描き込んで仕上げます。
仕上げのピクセルブラシは「ソフト円 不透明」を選択します。
上下2枚のレイヤーの間に、透明なレイヤーを1枚追加し、光の当たっている部分と影になっている部分を表現します。
光の当たっている部分は白で着色。
影になっている部分は、それぞれの箇所のカラートーンを落として着色します。
トーンの落とし方は以下の通り。
完成です。
「タイムラプス動画」で振り返り
アマゾンを描いたのは2回目。下書きから完成まで1時間ほどでした。
ちなみに前回描いたのはこちらです↓
わずかでも上達の跡が見てもらえたら幸いです。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
\ 僕と握手! /