『ディケイドVSジオウ〜ディケイド館のデス・ゲーム〜』感想【ネタバレ】

雷堂

TTFC(東映特撮ファンクラブ)で配信中の「RIDER TIME 仮面ライダーディケイドVSジオウ〜ディケイド館のデス・ゲーム〜」(監督:諸田 敏 脚本:井上敏樹)

この作品は、同じ動画配信サービス・TELASA(テラサ)との共同企画で生まれたもの。

平成ライダー10作目「仮面ライダーディケイド」と20作目「仮面ライダージオウ」の2本を素材とし、TTFCは「ディケイド」をメインに、TELASAは「ジオウ」をメインにした作品をそれぞれ独占配信していたのだが、現在はTTFCでどちらの作品も見放題となっている(会員限定)。

ちなみに、もしもこの作品を見る目的が「ジオウとディケイドの新フォームを見たいだけ」なら、「7人のジオウ」をご覧いただきたい。まさかと思うかもしれないが、「ディケイド館」に新フォームは一切登場しない。

ネタバレも含むが、これから視聴する楽しみを奪うものではない。最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは本作のキャストをご紹介する。

ウィキペディアに記載のある方についてはリンクを貼っておくので、他の参加作品も是非チェックしていただきたい。これは、特撮作品に登場した俳優さんたちを作品を超えて応援したい、という趣旨だ。

門矢 士/仮面ライダーディケイド:井上正大

小野寺ユウスケ/仮面ライダークウガ:村井良大

久遠ミサ:武田玲奈

ウール:板垣李光人

オーラ:紺野彩夏

スウォルツ:兼崎健太郎

ヤクザ風の男:波岡一喜

主婦:吉田メタル

老爺:モロ師岡

仮面男/鳴滝:奥田達士

常磐ソウゴ/仮面ライダージオウ:奥野 壮

ディエンド(声):戸谷公人

オーマジオウ(声):小山力也

ドラマの設定

全3章という構成だが、1本あたり12〜13分ほどの作りなので、全て通して見ても45分もかからない。これはもう1本の「7人のジオウ!」よりもかなり短くなっている。時間がなくてもサラッと楽しめるという点では、この「ディケイド館」の方が気軽に視聴できるとも言えるだろう。

物語は、絶海の孤島にある館に集められた8人の男女が目覚めるところから始まる。集められた8人は、ジオウとディケイドの登場人物(小野寺ユウスケ、常盤ソウゴ、スウォルツ、オーラ、ウール)に加え、過去の仮面ライダー作品にゆかりのある人物たち(仮面ライダーシグルド、仮面ライダーブラーボ、あとは『ゴースト』の五十嵐博士など)。

目覚めた8人の前に現れたのは、謎の仮面の男。男は唐突に「王様ゲーム」なるものを8人に強いる。ここでいう「王様ゲーム」とは、合コンの余興などで有名なアレではなく、仮面の男が出すお題に応えられなかった者には罰を与え、最後に残った一人は世界の王になれるというルール。

さらにディケイド/門矢士(かどやつかさ)も加わり、総勢9人のメンバーによる閉鎖空間での「王様ゲーム」が始まる。

ストーリー

見覚えのない洋館の中に集められた、年齢も性別も職業もバラバラな8人。

扉を開けてみると、その洋館以外には何もない小さな島の上。周りは見渡す限りの青い海。まさに絶海の孤島。

8人が集まっていた部屋のTVに突然映る人影。ピエロの仮面を被った謎の男だ。男は唐突に「王様ゲーム」をやると言い出す。勝ち残ったものは世界の王に、負けたものには罰を与えるという。

まずは洋館内にある椅子を一人一脚探してこいという男に、「何故そんなことをしなけりゃならない?」と反発するメンバーもいるが、「王様になりたい」という夢を持つ常盤ソウゴらは「面白そうだから参加する」とノリノリ。

結局、一人を残して椅子を手に入れるのだが、そこで椅子を入手できなかった一人に対し罰ゲームが始まる。鏡の中から突如モンスターが現れ、命を奪ってしまったのだ。

戦慄する7人は、ようやくこの「王様ゲーム」が、生き残りをかけたデス・ゲームであることに気づく。

その後も仮面の男による「王様ゲーム」が続くのだが、その中で明らかに罰ゲームで命を奪われたのではなく、誰かの手で殺された犠牲者が出る。疑心暗鬼に陥るメンバーたち。そこにもう一人の男、門矢士が現れる。

士は、この館は時空の狭間の入口で、このゲームを仕組んだのは“真実のソウゴ”=いずれ魔王・オーマジオウになる男だと言う。

続く「王様ゲーム」の中で、次々と倒れていくメンバーたち。仮面の男の正体は? 誰が生き残るのか? そしてメンバーの中で殺しを行なっている犯人は?

そうしてついに魔王・オーマジオウが姿を現す・・・。

作品としては・・・

登場人物たちが、突如デス・ゲームに巻き込まれていくというプロットは、『ダンガンロンパ』などを思い出す。要するに、よくある設定なのである。

他の作品との差別化ポイントは、これまで仮面ライダーシリーズに登場した俳優さんたちが、パラレルワールドの別人(同性同名)を演じるという点くらいのものだ。

もちろん参加者たちが次々と命を落としていく中で、犯人が誰なのかを探り、その誰かを止めなければならない、という緊張感は十分に伝わってくる。ミステリ要素をうまく取り込んだ作品にはなっている、と思う。

しかし、ライダー作品として考えると、どうにも中途半端な印象が拭えない。本作単体では完結しない作りのせいと、無理やりライダー要素を盛り込んだ感が強いことが災いしているように感じてしまうのだ。単にライダー俳優さんたちをキャスティングしたデス・ゲームものだったなら、もっと面白い作品になっていたのでは? などと夢想してしまう。

ただし、井上正大(門矢士)さんと奥野壮(常盤ソウゴ)さんのツインボーカルによるエンディング曲「INSIDE-OUT」は聴きどころだ。これも作品毎に「ZI-O ver」と「DECADE ver」が用意されており(それぞれにパートが違い、曲のアレンジも違う)、Apple Musicなどでも配信されているので、是非一度お聞きいただきたい。

本作を視聴するには?

本作はTTFC(東映特撮ファンクラブ)で配信されている作品であり、視聴するためには会員登録が必要で、月額960円(税込)が必要だ。

仮面ライダー過去作が全て視聴できるだけでなく、ほぼ全ての東映特撮シリーズ(スーパー戦隊やメタルヒーローなど)も楽しめる優れものだが、毎月課金が必要となれば、躊躇する方もいらっしゃるだろうと思う。

既に3年以上加入している私が、TTFCのメリットとデメリットをまとめてみたので、気になる方はご一読いただきたい。

そして本作「ディケイド館」は、これ単体では完結しない。もう1作の『7人のジオウ!』に繋がる物語となっている。

だから、キチンと物語を最後まで見てスッキリしたいという方は『ディケイド館』→『7人のジオウ!』の順番で視聴していただきたい。まあ、逆で見ても「ああ、こういう風に繋がるのか」と思う作りになっているけれど、念のため。

ただし先述した通り、ライダーの新フォーム目当てで視聴するなら『7人のジオウ!』一択だ。『ディケイド館』には登場しないので本当にご注意を。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

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