『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』ドン12話感想|ドンオニタイジン初出陣

雷堂

2022年5月22日放送『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』第12話「つきはウソつき」(監督:山口恭平 脚本:井上敏樹)

ウソのつけない男と、ウソで塗り固められた少女。

「この世で価値があるのは、真実だけ」だと語る桃井タロウは、その正直さで周りの人たちを傷つけ、そして自らも傷ついていた。

一方、アイドルを自称する少女は、数々のウソで周りの人たちを傷つけ、そして自らも傷ついていく。

この二人を軸に描かれる「ウソと真実」の物語。

ドン12話「つきはウソつき」の見どころをレビューする。最後までおつきあいいただければ幸いである。

目次

キャスト

ここでは第12話のキャストをご紹介する。

本作初登場で、ウィキペディアに記載のある方についてはリンクを貼っておくので、是非、他の参加作品などもチェックしていただきたい。

なお、以下で使用している画像は全て『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』から引用している。

桃井タロウ

桃井タロウ/ドンモモタロウ

樋口幸平

猿原真一

猿原真一/サルブラザー

別府由来

鬼頭はるか

鬼頭はるか/オニシスター

志田こはく

犬塚翼

犬塚 翼/イヌブラザー

柊太朗

雉野つよしと鬼頭はるか

雉野つよし/キジブラザー※画像右

鈴木浩文

五色田介人

五色田介人

駒木根葵汰

ソノイ

ソノイ

富永勇也

鬼頭ゆり子

鬼頭ゆり子※画像左

三輪ひとみ

吉良きらら

吉良きらら

和泉風花

かりん(十味)

かりん

十味

コーラちゃん

コーラちゃん

三谷あかね

幼いきらら

幼いきらら

柚穂

きららの祖父

きららの祖父

辻つとむ

シロクマ宅配便所長

シロクマ宅配便 所長

しいはしジャスタウェイ

桃井タロウの同僚たち

同僚

植田敬仁・竹内 啓・遊佐亮介

狭山健児

狭山健児

杉本凌士

刑事

刑事

齊藤謙也

アイドルオタク

アイドルオタク

小栗わたる

きららのファン

きららのファン

平木幹太・柳沼侑良

アイドルたち

アイドルたち

須田理夏子・百瀬陽菜・水守美聖

月のウソ

自分が口にする真実が、時に人を傷つける。

そんな悩みを抱えてしまったタロウは、偶然再会したソノイに、そのことを相談するのだが、この際のソノイの返しが良い。

タロウの言葉を受けて、「世の中には美しいウソもあります」と前置きをした上で、

「例えば、あの月。月はウソつきです。実は自分では光っていない。太陽の光の反射です。でも、太陽より月の方が信用できる。見つめることができますから」

と答える。なんとも美しい台詞である。

「良いことを言う」と感心したタロウの言葉も笑顔もウソではない。

毎回、猿原の俳句に垣間見える脚本家・井上敏樹さんのセンスが、今回はここに現れている。本当に素敵だ。

嘘から出た実(まこと)

喫茶どんぶらの新しいバイト・吉良きらら。

人気アイドルグループ「黒砂糖」のメンバー・かりんちゃんの妹で、デビューを目前に控えたアイドルの卵と自称。どんぶらには、連日、彼女のファン(4人ほど)が集まり、急ごしらえのステージで歌を披露していたのだが、ひょんなことから、それらが全てウソだとバレてしまう。

しかし、それにもめげない彼女は、今度は最近世間を賑わせている、アイドルばかりが襲われるという事件に巻き込まれたと言い出すのだが、これもウソ。

しかし、そういったウソの裏には、幼い頃から自分を大切に育ててくれた祖父との約束があった。

「ウソは、いくらついてもウソだ。真実にはならない」と正論を述べるタロウに対しても、「私はウソを本当にしてみせる!」と一歩も引かない。

そんな強い想いが結実したのか、ラストでは本当にアイドルデビューを果たしてしまう。

画像引用元:暴太郎戦隊ドンブラザーズ

「嘘から出た実」ということわざがあるが、まさにそれだろう。

きららがこれまでについてきたウソの数々は決して褒められたものではない。しかし、祖父のため、という、その強い想いによって実を結んだのだ。これも、ソノイの言った「美しいウソ」だったと言えるのかもしれない。

また、余談だが、この曲は、現在本当に配信されている。Apple Musicなどの配信サイトで聴けるので、気になる方はチェックしていただきたい。

宇宙鬼

アイドルたちを独占したい、というオタクの歪んだ欲望から生まれたヒトツ鬼。

胸の球体にアイドルたちを吸収することで、自分だけのものにしようとしているのだが、その対象はCMに登場するような有名アイドルだけでなく、これからデビューを目指すアイドルの卵まで、自称他称を問わず、とりあえず「アイドル」と呼ばれてさえいれば良いらしい。

画像引用元:暴太郎戦隊ドンブラザーズ

宇宙鬼

身長:192cm

体重:241kg

スキン:究極の惑星儀

この宇宙鬼が巨大化したのが、宇宙鬼ングである。

画像引用元:暴太郎戦隊ドンブラザーズ

宇宙鬼ング

身長:51.9m

体重:2127.9t

スキン:星座オールスター

公式サイトには「激しい九連攻撃で銀河レベル級に攻め立てる」とあるが、「タイガー!ファイヤー!サイバー!ファイバー!ダイバー!ギャラクシー!」と、いわゆるオタ芸を基にした掛け声と共に連続攻撃を仕掛けてくる。

最後の「ギャラクシー」だけ韻を踏んでいないので気持ち悪いし、そもそも九連攻撃には、あと三手足りない。

そもそも、「九連攻撃」とか、「高さ999mのタマゲタワーを出現させ、相手を窮地に追い込んで急戦する」とか、とにかく9にちなんだ設定が多いのは、『宇宙戦隊キュウレンジャー』のギアを持っているためだが、本編だけ見ていてもこういった細かいネタに気づけないのは、ドラマパートが大半を占める『ドンブラ』の唯一残念なところかもしれない。

ドンオニタイジン

第12話にしてようやく、スーパー戦隊シリーズではおなじみの合体巨大ロボが登場した。

その名も「ドンオニタイジン」。

画像引用元:暴太郎戦隊ドンブラザーズ

ドンロボタロウをベースに、右脚にオニ、左脚にイヌ、両腕はサル(顔は左肩)、右肩にキジ(背中に装着された2本の旗もキジのパーツ)が合体した姿である。

当初は人間サイズだが、ドンブラスターを使うことで巨大化することも可能だ。

このスーパー戦隊のメンバー自らがロボットとなり、変形合体するという設定は、これまでになかったもの。“アバター”を売りにしている『ドンブラ』だからこそ可能となったものだろう。

ドンオニタイジン

全高:55.0m(旗上まで75.8m)

全幅:38.0m

胸厚:21.5m

総重量:3,000t

スピード:300km/h

出力:1,700万馬力

およそ18階ほどのビルの高さ(背中の旗は除く)に匹敵する巨大ロボットが、F1並みのスピードで移動できるというのは、走るにしても、飛ぶにしても脅威である。

必殺技は、「一騎桃千(イッキトウセン)・ドンブラパラダイス」

画像引用元:暴太郎戦隊ドンブラザーズ

鬼ヶ島に向かう船の上から海原に突き立てたソードに、次々と桃が串刺しになるエフェクトはふざけているとしか思えないが、これまで巨大ロボ戦を任されていたドンゼンカイオーのドン・ゼンカイクラッシュの上位互換と言えなくもない。ラストは宇宙鬼をキレイにまっぷたつにしてしまう。

個人的にはデザインも含め、巨大ロボとしてはかなり好きな部類である。

獣人は不可殺?

前々回から登場した獣人(ジュウト)に対し、並々ならぬ警戒感を抱くソノイは、ほとんど闇討ちのような形で、獣人に憑依された刑事・狭山に剣を振るう。

しかし、ソノイをして「手応えはあった」と言わしめたものの、獣人は全くの無傷。ソノイは獣人を不可殺(殺すことができない)の存在だと認識している様子だ。

画像引用元:暴太郎戦隊ドンブラザーズ

前回は、チラ見せに止めたその姿をくっきりと晒け出した獣人は、なかなか迫力のあるデザインである。ちなみに、これまでの情報からすれば、この獣人は「ネコ」タイプ。ネコというよりはライオンみたいな風貌であるが、この他に、「ツル」と「ペンギン」の2体が存在するはず。それらがどういったデザインになっているのか、こちらもまた興味津々である。

少なくとも、姿を晒したこの獣人については、次回以降、物語に深く絡んでくるはずだ。

これまでもお互いを憎からず想っていたタロウとソノイが、今回、さらに親交を深めた理由は、ここから始まる共闘のためか? と思った途端、次回のタイトルは「さよならタロウ」。タロウとソノイの戦いに決着がつく? らしい。本当に容赦がない。

展開の速さに加え、毎度膨大な情報が押し込められ、そして伏線と思しき要素があちこちに散りばめられ続けている本作。

とても子供向けとは思えないのだが、飽きっぽいウチの息子が飽きずに見続けている。下手をすれば最近は『仮面ライダーリバイス』より楽しみにしている節もある。私も同様だ。

昔話の『桃太郎』をモチーフにした上、パッと見はイロモノ感満載なので、それだけで子供向けだと切り捨てている人は多いと思うが、大人にこそ見て欲しい深みがある。

今からでも全然追いつけるので、気になった方は是非ご覧になっていただきたい。

いつもなら、見逃し配信には『TTFC(東映特撮ファンクラブ)』をオススメしているのだが、なんとAmazonプライムビデオ会員なら無料で視聴可能となっている。

何故、東映が最新作をこんな大盤振る舞いしているのかは不明だが、スーパー戦隊のためにサブスク加入するなんてムダ、とお考えの方もいらっしゃるだろうから、そういった方は是非、アマプラでの視聴をご検討いただきたい。マジでオススメだ。

その上で、もっと『ドンブラザーズ』を楽しみたい!と思ったなら、『TTFC(東映特撮ファンクラブ)』をオススメしたい。『ドンブラザーズ』に登場するヒトツ鬼がモチーフにしている歴代スーパー戦隊も見放題となり、さらに作品を楽しめること請け合いである。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

特撮ヒーローのレビュー(仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズは旧作から最新版まで。ウルトラシリーズは昭和がメイン)を中心に、ゲームに書籍にチョコボールなど、大好きなものに囲まれた秘密基地のようなブログです。インスタでは、特撮ヒーローのイラストも描いているので、よかったら覗いてみてください。イチオシのライダーは『W』。マスク割れアイコンが目印。僕と握手!

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