歴代ライダーのデジタルイラストを描いています。
本記事では『仮面ライダー龍騎』の2号ライダー「仮面ライダーナイト」を描いています。
初心者向けの内容ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
仮面ライダーナイトとは?
「仮面ライダーナイト」とは、2002年に放映された平成仮面ライダーシリーズ第3弾『仮面ライダー龍騎』に登場したライダーです。
コウモリをモチーフにした西洋の騎士のような装いがカッコいい。マントをまとった初の仮面ライダーでもあり、名前の「ナイト」は、騎士のKNIGHTと、夜のNIGHTのダブルミーニング。ストーリー上も主人公のバディという役どころで、人気としては主役の龍騎を完全に食う勢いでした。
完成したイラスト
後述しますが、ナイトを描くのは2回目となります。
棒立ちではなく、動きのあるポーズを描いてみました。
以下、製作過程を解説します。
制作過程
まずはイエローでザクッとポージングを書いてみます。剣を携え、飛びかかるようなポーズにしてみます。
剣はきちんと直線を出すよう、「定規ツール」を使用します。
定規ツールは1本指でドラッグして好きなところに移動でき、2本指で捻ると角度を自由に変えられます。
バランスを取りながら描き直します。
下書きにはピクセルブラシ「ペン」を使っています。
下書き完了。
下書きレイヤーの上に一枚レイヤーを追加して、清書します。
清書には筆圧によって線に強弱をつけられるピクセルブラシ「コミックペン」を使い、力感を表現します。
清書が完了したら、下書きレイヤーを消し、清書したレイヤーを複製します。
この後、着色しますが、2枚の清書レイヤーのうち、必ず下のレイヤーに着色します。
複製したのはミスってもやり直せるから、という理由もあります。
下のレイヤーに着色するのは、上のレイヤーの線画さえ生きていれば、下のレイヤーの着色がどういった状態になろうが問題無いためです。
これは描き方の好みにはなりますが、私のように線画を活かしたコミック調にしたければ、この手は結構使えます。
着色は、黒い部分から。
真っ黒では線が消えてしまうので、濃いグレイで着色します。
いつもなら単に真っ黒から少し白い側にスライドさせた程度の調色をするのですが、ナイトの黒は少しブルーを混ぜます。
濃紺に近い色です。
次にシルバーの部分を着色。
額の「Nシグナル」と呼ばれるクリスタルと胸のラインはブルーで着色します。
続いて、頭部と腰のバックルに描かれたコウモリのマークを黄色で着色。
少しトーンを落としたグレイで、シルバー部分の光沢感を出します。
トーンを落とすやり方は以下の通り。
仕上げとして、光が当たる部分にホワイトを塗ります。
仕上げのピクセルブラシは「ソフト円 不透明」を選択します。
輪郭のぼやけた着色が可能だからです。
上下2枚のレイヤーの間に、透明なレイヤーを1枚追加し、光の当たっている部分と影になっている部分を表現します。
完成です。
「タイムラプス動画」で振り返り
ナイトを描いたのは2回目。今回は下書きから完成まで1時間ほどでした。
ちなみに前回描いたのはこちらです↓
等身も違うので、あまり参考になりませんが、少しは上達の跡が見えるのではないかと思います。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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