歴代仮面ライダーのデジタルイラストを描いています。
本記事では『仮面ライダーZX(ゼクロス)』を描いてみました。
どうぞ、最後までお付き合いください。
仮面ライダーZXとは?
『仮面ライダーZX』とは、1982年に「仮面ライダー10号」として誕生(名前は公募)したライダー。
当初からTVシリーズとしては企画されておらず、雑誌での展開がメインでしたが、1984年にスペシャルTV番組”10号誕生!仮面ライダー全員集合!!”に登場。最強の悪の組織”バダン”の手により、脳以外の99%を機械化したパーフェクトサイボーグという設定です。
「十字手裏剣」などの武器を全身に装備しており、忍者ライダーの異名を持ちます。
マンガ『仮面ライダーSPIRITS』などで活躍する姿を堪能することができます。
デザインモチーフは、『仮面ライダーV3』とされていますが、左右非対称のデザインが新鮮です。
制作過程
今回は、こちらに向かって構えている立ちポーズを描いてみます。
顔を3分割に輪切りします。中心が目の大きさです。
下書きには、ピクセルブラシ「ペン」を使っています。筆圧の強弱は表現できませんが、さらさらと途切れない描き心地の良さが魅力です。
下書きは完成。
下書きレイヤーの上に、透明レイヤーを1枚追加して、清書します。
清書にはピクセルブラシ「コミックペン」を使いライダーらしい力感を表現します。
清書が完了したら、下書きレイヤーを消し、清書したレイヤーを複製します。
この後、着色しますが、2枚の清書レイヤーのうち、必ず下のレイヤーに着色します。
複製したのはミスってもやり直せるからで、下のレイヤーに着色するのは、描線を活かすためです。
まずはオレンジの部分を着色します。
かなり赤に近いオレンジです。
続いて、黒い部分を着色。
続いてシルバー。
ちょっとわかりづらいですが、先ほど着色したオレンジを、さらに赤寄りに修正しました。
目とマフラーを黄緑色に着色します。
この赤い仮面に緑の目というのが、いかにも『V3』っぽいですね。
ベルトの十字部分を黄色で着色し、続いて影になった部分を着色します。
その際には、各部のカラートーンを落として塗ります。
カラートーンの落とし方は以下の通り。
最後に光の当たっている部分を描き込んで仕上げます。
仕上げのピクセルブラシは「ソフト円 不透明」を選択します。
上下2枚のレイヤーの間に、透明なレイヤーを1枚追加し、光の当たっている部分を表現します。
完成です。
「タイムラプス動画」で振り返り
ZXを描いたのは初めてでしたが、下書きから完成まで40分ほど。デザインもカラーリングもシンプルで描きやすいライダーでした。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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