とある禁書と新フォーム|『仮面ライダーセイバー』第23章感想

雷堂

2021年2月21日放送『仮面ライダーセイバー』第23章「荒れ狂う、破滅の手。」(監督:柴﨑貴行 脚本:毛利亘宏)

そうだ。マスターロゴスに会いに行こう。

まるで、ちょっと遠くへぶらりと足を伸ばすような気軽さで始まるストーリー。

今回は物語の上で重要となりそうなキーワードがいくつか登場。辛口なレビューにはなってしまうが、最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは第23章のキャストをご紹介する。

【キャスト】

神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎

新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也

須藤芽依:川津明日香

尾上 亮:生島勇輝

緋道 蓮/仮面ライダー剣斬:富樫慧士

大秦寺哲雄:岡 宏明

ユーリ/仮面ライダー最光:市川知宏

ストリウス:古屋呂敏

レジエル:高野海琉

ズオス:才川コージ

神代玲花:アンジェラ芽衣

サウザンベースの衛兵:相馬圭祐

タッセル:レ・ロマネスクTOBI

ストリウスが狙った「禁書」

ソードオブロゴスの本拠地・サウザンベースに乗り込み、その長たるマスターロゴスと直接対話しようと考えた飛羽真たちだったが、サウザンベースには強力な結界が張られており、剣士の持つブックゲートを使わなければ出入りできない仕組みになっていた。

そこで飛羽真は、サウザンベースにいる剣士の中でもっとも中立に近い尾上に事情を説明し、ブックゲートを貸して欲しいと頼み込む。

尾上と芽依
画像引用元:仮面ライダーセイバー

激昂し、立ち去る尾上。交渉決裂に見えたが、尾上はその去り際に自分のブックゲートを故意に置き忘れていくという粋な計らいを見せる。ベタだけど。

ブックゲート
画像引用元:仮面ライダーセイバー

飛羽真と大泰寺の二人は、その尾上のブックゲートを使ってサウザンベースへ潜入するが、そこにストリウスが現れ、ベース内に保管されていた「禁書」を奪われてしまう。

禁書を手にするストリウス
画像引用元:仮面ライダーセイバー

暴走するプリミティブドラゴン

セイバーの新フォームが「プリミティブドラゴン」。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

ストリウスがサウザンベースから奪った禁書を飛羽真が手にした途端、ワンダーライドブック「プリミティブドラゴン」へと変化し、フォームチェンジを果たす。

我を失い、誰彼構わず牙をむく飛羽真。

ストリウスとレジエルの二人がかりでも全く歯が立たないという圧倒的な力は、まさに禁書と呼ぶにふさわしいものだが、変身した、というよりは、禁書に身体を乗っ取られたような雰囲気。

プリミティブドラゴン
画像引用元:仮面ライダーセイバー

『エヴァンゲリオン』の暴走状態を彷彿とさせる。

ただし、エヴァがケモノなら、プリミティブドラゴンは『エグゼイド』のデンジャラスゾンビに近い。

全体の造形やカラーリングなどは結構好き。

動き出したマスターロゴス

そして、いよいよその姿を見せ始めた「マスターロゴス」。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

飛羽真をストリウスの元に導いたのは間違いなくこの人であり、ストリウスにあっさり禁書を奪われたのもこの人の意図だろう。

ちなみに今回のキャストの中で、わざわざ「サウザンベースの衛兵」としてクレジットされている人がいるが、この人、『侍戦隊シンケンジャー』でシンケンゴールドを演じていた役者さんである。ただの衛兵であるわけがない。

”何か企んでる”感があり余るが、現段階ではまだまだ謎だらけ。今後の展開に注目だ。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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