登バン!特捜戦隊のレジェンド|『非公認戦隊アキバレンジャー』第2話感想

雷堂

2012年4月13日放送『非公認戦隊アキバレンジャー』第2話「再起する痛魂が喚ぶ赤き妄想のフルブラスト」(監督:田﨑竜太 脚本:荒川稔久)

2004年に放映された『特捜戦隊デカレンジャー』から、7年ぶりにあの人が降臨!

今回も、スーパー戦隊好きにはたまらないネタ満載。

最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは第2話のキャストをご紹介する。

本作初登場でウィキペディアに記載のある方はリンクを貼っておくので、他の参加作品なども是非チェックしていただきたい。

赤木信夫/アキバレッド:和田正人

青柳美月/アキバブルー:日南響子

萌黄ゆめりあ(CN)/アキバイエロー:萩野可鈴

三田こずこず:愛川こずえ

渋谷コウゾリナヒゲナガアブラムシの声:浜田賢二

載寧龍二(本人役)

葉加瀬博世:内田真礼

マルシーナ:穂花

妄想の中で戦う戦士たち

前回、アキバレンジャーに変身し、悪の組織・邪団法人ステマ乙の怪人を倒した、と思っていたのは、妄想の中の出来事だったことを博世から伝えられ、驚愕する赤木、美月、ゆめりあの3人。

証拠として、秋葉原の路上で見えない何かと戦っている風な3人の映像を見せられる。どうやら怪人と戦っているらしい。もちろん変身などしていない。

秋葉原の路上でシャドーするアキバレンジャーの3人
画像引用元:アキバレンジャー

前回は、バトルになった途端にシーンが変わる、といった非常識な出来事を「スーパー戦隊あるある」という一言で片付け、この世界では当然と説明していたのに、そんなのただの妄想だよと、冷たい現実を突きつけるのがなんともシュール。嫌いじゃない。

美月とゆめりあは、そんな現実を受け止めつつも、「格闘技を極めるには丁度いい」とか「楽しい」といった理由でアキバレンジャーを続けることを宣言するが、戦隊オタの赤木だけは、納得がいかない様子。

憧れの戦隊レッドになれたと有頂天だったのが、ただの妄想だったと知り、絶望する赤木。1人フラフラと秋葉原を彷徨い、新しい怪人が現れたと連絡を受けても、「(他の)二人でやればいい」と完全な無気力状態になってしまう。

良い子は見ちゃダメ!

美月とゆめりあは、偶然、怪しげな集団を見かけてしまう。

人気アニメ「にじよめ学園ズキューーン葵」(劇中作)の未発売アイテムに、特典として、それを貼りつけるだけで水着画像をムフフな画像に変えてしまう「水玉コラシート」をつけて販売する売り子と、それに群がるオタクたちだった。

水玉コラシート付き葵グッズを販売する女性とオタクたち
画像引用元:アキバレンジャー

ところが、彼らは水玉コラシートの不思議な力によって、恥ずかしい格好に変えられてしまう(画像は自粛)。全てはステマ乙の仕業だったのだ。

今回の係長(怪人)は、「渋谷コウゾリナヒゲナガアブラムシ」。前回登場した「渋谷セイタカアワダチソウヒゲナガアブラムシ」の使い回しだ。昔、『ウルトラマン』で、ゴジラの着ぐるみにエリマキをつけてジラースという怪獣に仕立てたことがあったが、まさにそんな感じ。見比べてみても誤差程度の違いしかない。低予算さえネタにするところがたまらない。

渋谷コウゾリナヒゲナガアブラムシ
画像引用元:アキバレンジャー

ちなみに、マルシーナの水玉コラシート姿も登場する。完全なサービスショットなので、見たい人は「TTFC(東映特撮ファンクラブ)」で確認して欲しい。

デカレッド降臨

いつまでも落ち込み、変身アイテム「MMZ-01」さえ投げ捨ててしまおうとする赤木の前に、何故かデカレッドが現れ、唐突にドロップキックをかます。

赤木にドロップキックをかますデカレッド
画像引用元:アキバレンジャー

これは、『特捜戦隊デカレンジャー』第3話から第4話の流れだ。バンがホージーに気合を入れる名シーン。これで赤木の心に火がついた。

ホージーにドロップキックをするバン
画像引用元:デカレンジャー

実はこのデカレッドは、赤木に喝を入れるため、博世がバイトで雇った偽者だった。

バイト代を受け取る偽デカレッド
画像引用元:アキバレンジャー

封筒から取り出す札束が生々しい。

秘密のマシン登場

やる気を取り戻した赤木に、博世が渡したのはクルマのキー。ヒーローには欠かせないマシンが、こんな悪い冗談のようなアキバレンジャーにも存在したのだ。その名もイタッシャー。

イタッシャー
画像引用元:アキバレンジャー

ベースは「トヨタ・プリウス」。ボディ全体に劇中アニメ「ズキューーン葵」のヒロイン・葵のイラストが描かれたいわゆる痛車。スーパー戦隊らしく、ロボットにも変形する。もちろん妄想の中で、だが。

イタッシャーロボ
画像引用元:アキバレンジャー

プリウスのくせになかなかカッコいいじゃん、などと思っていると、渋谷コウゾリナヒゲナガアブラムシが放つ大量の名刺による攻撃をオタ芸の動きでかわしてみせるというネタも見せつけるあたりは流石だ。

オタ芸で敵の攻撃を切り抜けるイタッシャーロボ
画像引用元:アキバレンジャー

大それた力

先ほど、偽者とはいえ、敬愛するデカレッドにドロップキックをされたことが余程嬉しかったのか、ピンチの場面で妄想世界にデカレッドが現れる。

助けに来たデカレッド
画像引用元:アキバレンジャー

そして、非公認戦隊に公認戦隊から大いなる力が与えられる。

デカレンジャーから授かった大それた力
画像引用元:アキバレンジャー

これが以降も登場するデカレンジャーからもらった大それた力「デカワッパー」である。ちなみに「大それた力」の元ネタは、『海賊戦隊ゴーカイジャー』の「大それた力」。スーパー戦隊を「公式様」と崇めるアキバレンジャーにとっては畏れ多いというへりくだった表現である。

ともかく、こうして渋谷コウゾリナヒゲナガアブラムシにトドメを刺すアキバレンジャー。

必殺技を放つアキバレンジャー
画像引用元:アキバレンジャー

次回は、お酒の力でパワーアップを図るという、さらに良い子には見せられないヒーローの姿を晒すらしい。そういったことを面白がることのできる大きなおともだちにはオススメだ。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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