小さなエリーの物語|『ウルトラマンデッカー』第5話感想

雷堂

2022年8月6日放送『ウルトラマンデッカー』第5話「湖の食いしん坊」(監督:辻本貴則 脚本:継田 淳)

突如、湖に姿を現した巨大な怪獣を巡り、異星人と出会ったキリノ イチカの物語。

生粋のウルトラシリーズファンなら、予告を見なくとも、タイトルだけで登場怪獣が予想できてしまうのじゃないかと思うほどに有名なあの怪獣が登場。

ネタバレは差し込んでいるけれど、これから視聴するという方の楽しみを奪うほどではないはず。既にご覧になった方は、これを読んだら再度視聴したくなるはず。最後までおつきあいいただけたら幸いだ。

目次

キャスト

ここでは第5話のキャストをご紹介する。

本作初登場でウィキペディアに記載のある方についてはリンクを貼っておくので、他の参加作品なども是非チェックしていただきたい。

なお、以下の画像は全て『ウルトラマンデッカー』より引用している。

アスミ カナタ

アスミ カナタ

松本大輝

キリノ イチカ

キリノ イチカ

村山優香

リュウモン ソウマ

リュウモン ソウマ※画像右

大地伸永

カイザキ サワ

カイザキ サワ

宮澤佐江

ムラホシ タイジ

ムラホシ タイジ

黄川田 雅哉

ハネジロー

ハネジローの声

土田 大

ユウコ:中村守里

釣り人:星 一郎

ウルトラマンデッカー:岩田永慶

ミクラス:新井宏幸

エレキング:永地悠斗

ピット星人:湯原愛子・丸田聡美

謎の少女

とある湖に、電気を食べる巨大な怪獣が出現。その撃退と周辺住民の避難をアシストするため、現地に向かったGUTS-SELECT。そこでイチカは一人の少女と出会う。

周辺住民が一斉に避難する中、その人の波に逆らって、湖の怪獣に語りかけ、さらにはGUTS-SELECTの攻撃から怪獣を庇おうとまでするその少女の正体は、宇宙人・ピット星人だった。

気絶したイチカを介抱してくれたピット星人は、自らをユウコと名乗った。地球で生きていくための名前らしい。

画像引用元:ウルトラマンデッカー

ユウコは1年ほど前、銀河のひとり旅をしていたとき、機械のトラブルで地球に不時着。仲間の救援を待っていたところにスフィアが現れて宇宙に帰ることができなくなったらしい。そのため、母親とも連絡が取れないのだとか。

画像引用元:ウルトラマンデッカー

最初は警戒していたイチカだったが、同じくスフィアによって夢を諦め、仲間とも連絡がつかなくなってしまった自分とユウコを重ね合わせ、同情してしまう。

エレキングのエリー

銀河を旅していたユウコには、ペットがいた。

それがエレキングのエリーである。

画像引用元:ウルトラマンデッカー

エリーの食糧は電気エネルギー。身体は小さかったが、食いしん坊のエリーにせがまれるまま、ユウコはどんどん電気をあげ続けた。最初は電池からだったが、徐々にバッテリーなど大容量のものでないと足りなくなり、エリーはどんどん大きくなった。

やがてエリーはユウコよりも大きくなってしまい、困ったユウコは近くの湖にエリーを連れていくことにしたのだった。

しかしエリーは、近くの変電所の電気を吸い上げるなどしてさらに成長し、我々のよく知るエレキングへと成長を遂げてしまう。

画像引用元:ウルトラマンデッカー

宇宙怪獣エレキング

身長:53m

体重:25,000t

初出は『ウルトラセブン』。ピット星人の生体兵器として登場した怪獣で、デザイナーは巨匠・成田亨さん。目の代わりにクルクル回るツノがついていたり、口があるべきところが発光していたりと、一見すると生物なのに、そこかしこに機械感があって、その融合の巧みさに舌を巻く。『ウルトラセブン』放送40周年となる2007年に発表された『ウルトラセブン大賞』では、最も印象に残ったセブンの敵として最優秀怪獣賞を受賞したが、それも頷ける。一度見たら忘れられないデザインである。電気を操る怪獣でエレキングという名前も覚えやすくて良い。

「エリーがお腹を空かせてる」と困り果てているユウコに同情したイチカたちは、GUTS -SELECT本部から対災害用バッテリー「MEGA-EARTH」(小型ながら、3日分の都市の電力を賄うことができるという優れもの)を持ち出すが、それによってエレキングが暴走してしまう。

吸収した体内の電気を放出したり、口から破壊光線を出したり、長い尻尾を巻きつけて敵に電撃を食らわせたりと攻撃のバリエーションは多岐にわたる。

デッカーを油断させた上で不意打ちを食らわすといった頭脳プレイも見せている。どこまでも抜け目がない。

ミラクルタイプ発現!

召喚したカード怪獣ミクラスもあっさりやられてしまい、デッカーは打つ手を失う。

その瞬間、カナタの腰のホルダーが輝き、新たなカードが出現する。万能型のフラッシュタイプ、怪力自慢のストロングタイプに続くデッカーの第3形態、超能力を使えるミラクルタイプである。

画像引用元:ウルトラマンデッカー

全体的に青いカラーリングとなるのが特徴で、ストロングタイプのようなゴツゴツ感はない。至ってシンプル。

瞬間移動で撹乱し、エリーが体内に溜め込んだ電気を吸収することで、命を奪うのではなく、元の小さくてかわいいエリーの姿に戻してあげるデッカー。

かわいいペットが何かのタイミングで巨大化したり凶暴化して手に負えなくなってしまうという、わりとよくあるタイプの展開ではあるが、地球人とピット星人という異星人同士が手を取り合うという展開は、ベタだが悪くない。小さな子どもたちに見せたい特撮としては、仮面ライダーやスーパー戦隊より上かもしれない(わかりやすいという意味において)。『ウルトラセブン』では地球侵略を企む悪役だったピット星人の設定をあえて変えたことで、シリーズとしてのワンパターンからも脱しているように見える。

ただし、エレキングが登場する場所が湖で、それにミクラスが対抗し瞬殺される、という流れは、『ウルトラセブン』そのものである。もちろんオマージュといった側面はあると思うので、「流石、わかってるな」と思う反面、「やっぱりか」という小さながっかり感もある。そもそも、新怪獣が全然出て来ない時点で、ネタ切れを疑われても仕方ないと思う。

もはやウルトラシリーズは伝統芸能みたいなものとなっている感が強い。ここから先、どのような展開を見せてくれるのか楽しみにしていきたい。

『ウルトラマンデッカー』の見逃し配信は「TSUBURAYA IMAGINATION」一択。もしも加入を検討するのであれば、実際に1年ほど、このサービスを利用した感想を別記事にまとめてみたのでご一読いただきたい。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

特撮ヒーローのレビュー(仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズは旧作から最新版まで。ウルトラシリーズは昭和がメイン)を中心に、ゲームに書籍にチョコボールなど、大好きなものに囲まれた秘密基地のようなブログです。インスタでは、特撮ヒーローのイラストも描いているので、よかったら覗いてみてください。イチオシのライダーは『W』。マスク割れアイコンが目印。僕と握手!

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