「円谷イマジネーション」は本当にウルトラなサブスクか?【辛口】

「円谷プロ」といえば、言わずと知れた特撮界の雄。

2021年3月17日、その円谷プロとNTTがタッグを組んで、ウルトラマン55周年記念事業「TSUBURAYA IMAGINATION」の提供を開始した。

私の特撮ヒーロー好きの歴史は『ウルトラマン』(再放送)から始まったと言っても良いほど、『ウルトラマン』には深い思い入れがある。

当ブログでも一度『ウルトラセブン』について記事を書いたことがあるほど。

「円谷イマジネーション」のキャッチコピー”きたぞ、我らのウルトラサブスク”とは、ウルトラマンをメインコンテンツとしたサブスクという意味だろうが、消費者としては、そんなことは当然として、毎月課金してでも使い続けたいと思うほどウルトラ(ここでは「スペシャル」と同義とする)なサービスなのか? というのが最も気になるところだろう。

そこで、私自身が実際に登録し、本サービスの概要と登録方法、さらには実際に使ってみての感想などを率直に書いてみたい。

どうぞ、最後までお付き合いください。

目次

プランは3種類

まず、3種類用意されているプランについてご紹介する。

スタンダードプラン

月額550円(税込)で、ウルトラマンシリーズ約1,200エピソードが見放題。

画像引用元:円谷イマジネーションHP

これにはTVシリーズだけでなく、劇場版なども含まれるが、現時点で全てのウルトラ作品が見られるわけではない。順次、配信を開始するようで、例えば、2021年9月にはウルトラマンティガの配信が開始されている。

さらに、見られるのはウルトラ作品だけでもない。『ダイナゼノン』などのアニメ作品やオリジナル新作、コミックや小説なども配信されている。

イベントチケットの先行販売、限定グッズ購入権といった特典もある。

プレミアムプラン

年額21,780円(税込)で、円谷プロ作品、約1,700エピソードが見放題。

画像引用元:円谷イマジネーションHP

スタンダードプランのウルトラマンシリーズ約1,200エピソードに加え、『怪奇大作戦』『アイゼンボーグ』『ミラーマン』など、ウルトラマン以外の円谷作品が約500エピソード追加される。

それ以外にも、毎月開催のオンラインイベントや、オンラインライブステージ(有料)ではプレミアム会員だけの特別映像を用意したり、イベントチケットの最速先行販売、プレミアム会員限定グッズ販売やグッズ購入時のノベルティプレゼントといった特典もあるようだ。

無料(お試し)

画像引用元:円谷イマジネーションHP

最新ウルトラマンシリーズの見逃し配信や最新のイベント情報も配信。さらに一部の動画と読み物が視聴・購読が可能。

登録方法

登録には、「TSUBURAYAアカウント」と「dアカウント」の両方の取得が必要となる。

「dアカウント」はNTT Docomoのアカウントとなるが、どの携帯キャリアでも取得可能となっている。

この円谷イマジネーションというサービスは、PCでもスマホでも利用可能だが、登録はPCからしかできない。

アプリだけ落としても下の画面が表示される。アカウントを持っていない状態では無料(お試し)しか選べない。

画像引用元:円谷イマジネーションアプリ

そこで、PCで円谷イマジネーションのHPを検索。

画面右上にある「サービス内容」というボタンをクリック。

画像引用元:円谷イマジネーションHP

各種プランの説明が記載されている中に、「ご登録はこちらから!」というボタンがあるのでクリック。

画像引用元:円谷イマジネーションHP

IDとパスワードを求められるので、それぞれを入力(IDはメールアドレス)。

画像引用元:円谷イマジネーションHP

これにてTSUBURAYAアカウントの取得は完了。続いて、dアカウントの取得となるが、私は元々dアカウントを持っていたため、ログインだけで完了。

ちなみに毎月の決済はクレジットカードとなり、現時点ではドコモのd払いには未対応とのこと(2021年9月現在)。

「円谷イマジネーション」はコチラ

パスワード確認方法

これは余談だが、私はMacを使っていて、新規登録が必要な時にはパスワードの自動生成をしてもらっている。これはランダムで強力なパスワードを作ってくれたうえ、Apple製品同士でその情報を連携してくれるという便利な機能。

今回もそうやってパスワードを作ってもらい、スマホのアプリでログインしようとしたら、なぜか見当たらない。「TSUBURAYA IMAGINATION」という名前でパスワードが記録されているとばかり思っていたのに、どこにもない。

と、思ったら、正解は「M78.jp」だった。同じMacユーザーはご注意を。

ちなみに、Macで登録済みのパスワードを確認するには、「Safari」→「環境設定」→「パスワード」の順に開けばOK。パスワード部分は「・・・・・」と隠されているが、クリックすれば文字列を確認できる。

プラン選択

私が選んだのは「スタンダードプラン」だ。

円谷イマジネーション・プラン選択
画像引用元:円谷イマジネーションHP

毎月税込550円というのはハードルが低い。というか、有料の動画配信サービスとしては最安値の部類ではないか。「dTV」と同額だ。

作品数は「dTV」の足元にも及ばないが、『ウルトラマン』をはじめとする円谷作品に特化した内容は、ファンにとっては格別だ。

もっとも個人的には、ウルトラシリーズ以外に、円谷プロが手がけた特撮黎明期の作品にも興味があったのだが、それらを視聴するには「プレミアムプラン」加入が条件で、年間21,780円(税込)もの課金が必要となってしまう。

さすがに高すぎる。

約1,700エピソードもあるとはいえ、私が好きなのは昭和時代の作品であり、90年代以降の作品は、ほとんど見ていない。

そんな私が、1ヶ月あたり税込1,815円にもなる会費を支払うのは、かなりもったいない。

同じ特撮系で加入している「TTFC(東映特撮ファンクラブ)」は月額960円(税込)である。

これだって決して安くはないが、「円谷イマジネーション」と比べたら、ほとんど半額である。

しかも私は「仮面ライダーシリーズ」なら昭和時代に限らず、最新作も全て見ているため、「円谷イマジネーション」より利用頻度は明らかに高い。さらに「スーパー戦隊シリーズ」まで視聴できるのだから、申し分ない。

そんな「TTFC」のおよそ半分の価格で利用できるのが「円谷イマジネーション」のスタンダードプラン。これなら納得である。

使ってみて気がついたこと

さて、それでは実際に「円谷イマジネーション」を楽しんでみよう。

検索機能について

アプリを立ち上げると、ズラッとオススメコンテンツなどが表示されるが、お目当てのコンテンツを探す場合は、画面右上にある検索アイコンをタップする↓

円谷イマジネーション
画像引用元:円谷イマジネーションアプリ

最近、配信が開始されたばかりの「ウルトラマンティガ」が一番上に表示されるが、それはちょっと置いておいて、「ウルトラマン」と入力してみる↓

円谷イマジネーション
画像引用元:円谷イマジネーションアプリ

最上段に「ウルトラマン」が表示される。この1シーンの切り抜きだけでワクワクする。

さらにこの「ウルトラマン」をタップすれば、収録されているエピソードがズラリと並ぶのだが、ここでは更に検索をかけてみることにする。

「ウルトラマンレオ」と入力してみる↓

円谷イマジネーション
画像引用元:円谷イマジネーションアプリ

あれあれ? いきなり各エピソードが表示される。しかも何故だか1話から順に、ではない。

何度試してもこういうことが起こるようだ。

不思議だったのは、「ウルトラマンタロウ」を検索しようとして”ウルトラマンタロ”まで入力すると、先ほどの「ウルトラマン」のようにタイトルがキチンと表示されるのに、”ウルトラマンタロウ”と最後まで入力すると、各エピソードがバラバラに表示されてしまう。

なんだかとても使いづらい。

各エピソードでの検索をすることなんて滅多にないように思うので、検索したときはタイトルがヒットするようにした方が使いやすいと思うのだが、どうだろう?

オフライン再生不可

しかし、もっと気になったのは、ほとんどの動画配信サービスに実装されているダウンロード機能がないことだ。

別記事でも書いたのだが、「TTFC」も以前はそういう仕様になっており、視聴するには常にストリーミングを要求されたため、周囲にWi-Fiがないところで視聴しようとすれば、データ通信量が際限なく必要となっていた(今は改善されている)。

特撮ヒーローは、子供たちと視聴する機会も多いため、お出かけ先でちょっと見せたい、といった使用方法もあるだろう。そういった時、データ量を節約している人たちは使えないというのでは、なんだか寂しい。

ここは改善して欲しいところだ。

まだまだ”ウルトラなサブスク”には程遠い

まだ使い始めたばかりだが、細かい部分に煮詰め不足を感じる。

サービス開始してまだ半年ほどなのだから、これから徐々に改善されてはいくのだろうと思ってはいるが、それにしてもプレミアムプランは高すぎる。円谷プロの過去の栄光を現代にも示したいと思うなら、せめて「TTFC」と同程度の価格設定にしてもらいたいと思うのは少数なのだろうか?

みんながみんな、グッズをしたり、イベントに参加するわけではない。

純粋に映像作品を楽しみたいと思う人たちにとっては、「円谷イマジネーション」の価格設定は微妙である。

「文句があるなら、スタンダードを選んでおけばいいだろう?」ということかもしれないが、私のように、円谷作品は昭和時代のウルトラマンと、それ以前の特撮作品にしか興味がない、という人にはドンピシャのプランが見当たらない。スタンダードほど安くなくとも良いから、もうちょっと見せてよ、と思う。

これまでウルトラシリーズは、さまざまな動画配信サービスで配信されていたが、時期によって見られたり見られなかったりで、まずは見られる場所を探すことが一苦労だった。そこからすれば、この「円谷イマジネーション」さえあればウルトラシリーズをいつでも楽しめるというのは画期的なことだし、何よりわかりやすくて良い。

しかし、円谷プロはこのサービスのため、アマプラなど他の動画配信サービスからウルトラシリーズの動画を、かなり引き上げた形跡がある。この新しいサービスに集中させたいという気持ちはわからなくもないが、少々セコい気がしなくはない。

「検索機能」と「オフライン再生」に関する問題は先述したとおりだが、もうしばらく使っているうちに見えてくるものもあるだろう(メリットもデメリットも)。

いずれにしてももうしばらく利用しながら様子を見てみよう。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

世界中の子供たちと、ヒーローを忘れられない大人たちに向けて、さまざまな”ヒーロー”に関するブログと、歴代仮面ライダーを中心としたイラストを書いています。マスク割れアイコンが目印。

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