動画配信サービスの王者といえば「YouTube」。
1日の中で「YouTube」に全く触れない人が、世界中にどれほどいるのだろうと思うほど愛されているサービスですが、私にはもうひとつ、毎日必ず使っている動画配信サービスがあります。
それが「TTFC(東映特撮ファンクラブ)」。
「YouTube」は無料視聴しかしていませんが、「TTFC」には2年ほども課金し続けています。
その名のとおり、東映の特撮作品に特化したサービスですが、使用頻度は「YouTube」以上。不満もないわけではありませんが、もはや私の生活に無くてはならないものとなっています。
特撮ファンなら利用しないなんてあり得ないサービスです。本記事ではこの魅力についてまとめてみたいと思います。どうぞ、最後までお付き合いください。
「TTFC」とは?
概要
「TTFC」とは、「東映特撮ファンクラブ=Toei Tokusatsu Fan Club」の4つの頭文字を取ったもので、その名の通り、東映株式会社が自社コンテンツを配信しているアプリです。
他のVODでも東映のコンテンツは配信されていますが、現在放映中の仮面ライダーとスーパー戦隊の最新話まで観られるのは「TTFC」だけ。いわゆる見逃し配信がされているのです。
配信タイトルは、なんと350タイトル以上! それに加えて、「TTFC」だけのオリジナルコンテンツも用意されており、ファンには堪らない内容となっています。
なお、PCでも視聴は可能ですが、スマホアプリと連携させる必要があります。
月額
無料動画も用意されていますが、全てのサービスを利用するには月額960円(税込)の会費が必要です。
コレは高いのでしょうか? 作品によってまちまちですが、例えば平成ライダーシリーズなら1作あたり50話前後。他のVODでも期間限定で見放題になっている作品はありますが、そうでなければ1話100円ほどでレンタルされています。つまり1つの作品を最初から最後まで、全話観るには約5,000円が必要。
それが月額960円。31日で割れば、1日あたり30.9円で見放題です。
決して高いとは思いませんし、必要なくなれば解約すれば良いのです。
収録作品のご紹介
ここで収録作品の一部をご紹介します。
仮面ライダーシリーズは、『仮面ライダー』から『仮面ライダーセイバー』のTVシリーズ31作品全話と、最新作『仮面ライダーリバイス』の最新話が毎週追加更新。
スーパー戦隊シリーズは、『秘密戦隊ゴレンジャー』から『魔進戦隊キラメイジャー』のTVシリーズ44作品全話と、最新作『機界戦隊ゼンカイジャー』の最新話が毎週追加更新。
さらに両シリーズの劇場版やVシネマも配信中(一部有料レンタルあり)なので、それこそ70年代の映画などに触れることも可能です。子供の頃の懐かしい思い出に浸りたい方はもちろん、最近ハマり始めて、これから過去作を掘り起こしてみたい方にもオススメです。
また、これら2大シリーズだけではなく、『宇宙刑事ギャバン』から『テツワン探偵ロボタック』までのメタルヒーローシリーズや、『ロボット8ちゃん』から『有言実行姉妹シュシュトリアン』までの東映不思議コメディシリーズ、さらには『バロム1』や『キカイダー』、『仮面の忍者赤影』といった懐かしの名作にも触れることができる他、TTFCオリジナルコンテンツも次々に発表されています。
その数は実に、TVシリーズ150作6500話以上、映画&Vシネマ200作以上という途方もないものとなっています。
最近では『キラメイジャー』のスピンオフ作品『ヨドンナ』も話題。
しかも、作品のエキストラも会員限定で募集されたりしています。
ここまでの膨大なコンテンツと会員特典が月額960円(税込)で提供されるというのは破格だと言って良いのではないでしょうか。
ちなみに、もう一つの特撮の雄、円谷プロの動画配信サービス「円谷イマジネーション」でウルトラシリーズ以外の円谷作品まで視聴するためには、税込21,780円/年(税込1,815円/月)の会費が必要(ウルトラシリーズだけなら、税込550円/月で視聴可能)です。
サービスを提供する企業が違うのですから、価格が違うのは当然かもしれませんが、それにしたって年間2万円超えというのはちょっと高すぎる気もします。
これまでの「TTFC」最大の欠点は?
しかし「TTFC」には、強くオススメしづらかったデメリットがありました。これこそが最大の欠点だったと言っても良い。
それは他のVODなら当然のように実装されている「ダウンロード視聴」ができないという謎仕様でした。
動画視聴は家だけとは限りません。
特に、小さな子どもに出かけた先で動画を見せたいということもあるはず。
しかし、「TTFC」は何故かそれに非対応。外で見せようとすると、常にストリーミングしっぱなしを強いられるため、2〜3話も視聴すれば1GBほどものデータ量を消費していました。これでは通信費がいくらあっても足りません。
【追記】ついに追加されたダウンロード機能
2020年12月21日、ついにその最大の欠点にメスが入れられました。
「ダウンロード再生機能」が追加されたのです。
これによって、最大50本の動画をスマホに保存しておくことができるようになりました(ただし、保存先ストレージの空き容量が5GB以下だと保存できません)。
これによって、特撮ファンだけでなく、ライダーや戦隊ファンのお子さんのいらっしゃる全てのご家庭にもオススメできるサービスとなりました。
もちろん、VODはこれだけではありませんので、それぞれを比較検討する必要はあると思いますが、それでも最新のライダーや戦隊をいつでも楽しめるというのは大きな魅力でしょう。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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