「iPhone13」ではなく「14」を待つべき4つの噂と賢い選び方

iPhoneの最新機種「13」が登場し、ネット上にも、最新機種のレビュー記事や動画が溢れかえっています。

それらを見ていると、なんだかとっても素敵なスマホ体験が待っているようで、もしかしたら生活も変わるような気がして、今すぐに最新機種をポチってしまいたい衝動に駆られます。

しかし、ちょっと考えてみてください。

あなたがスマホでやりたいことは何ですか?

その答えによっては、あなたの生活を変えるのは、最新のiPhoneではないかもしれません。そもそもiPhoneは安くないのです。同じくらいの金額を投資するのであれば、もっとハイスペックなAndroid携帯が手に入ります。裏を返せば、Android携帯ならもっと安価に手に入れることだってできるのです。

しかし、仕事で会社からAndroid携帯を貸与されていて感じるのは、「やはりiPhoneが良い」ということ。デザインの良さはさることながら、反応の良さや他のApple製品との連携の良さなど、挙げ出したらキリがありません。

iPhone歴12年になる筆者が、実体験を基にベストなiPhone選びについて考えてみます。どうぞ、最後までお付き合いください。

目次

iPhone14の気になる噂

まだ「13」が登場したばかりだというのに、来年の話をするのもどうかと思いますが、来年発表予定のiPhone14について、非常に気になる噂が流れています。

噂と言っても、根も葉もないといったものではなく、Apple製品のリーク情報だったらこの人!というほど著名なアナリストのミンチー・クオ氏など、複数のリーカーたちが口を揃えているのが次の4点です。

iPhone14の噂

  1. ついに、画面上部のノッチがなくなる!
  2. ボディがチタン製となる!
  3. 背面カメラの段差がなくなる!
  4. 広角カメラの画素数が48Mに進化!

それぞれ少し掘り下げます。

まずは、邪魔だ邪魔だと言われ続けてきた画面上部のノッチが、ついになくなる!

赤く囲った部分がノッチ

これがどうなるかというと、Android携帯で既に実績のあるピンホールタイプへと変更されるらしいです。

ディスプレイ上にポツンと穴が開いたようなデザインは好き嫌いもあるでしょうが、それでも今のタイプよりは動画を視聴する際の没入感などに大きな違いが出そうです。

そして、長らくアルミとガラスで作られていたボディがチタン製へと進化するとのこと。これによって、さらに軽く、頑丈になりそうです。金額も上がりそうですが・・・。

それだけではなく、ボディ背面にも大きな変化が。

まず、現在のiPhoneでは背面カメラがボディよりも少し出っ張った形状となっており、Appleファンの間では「ジョブズが生きていたら、こんなみっともないデザインは許さなかったに違いない」などと言われ続けてきたわけですが、14からはその段差も解消されるとのこと。

ジョブズありし日のiPhone5のようなデザインが復活するかもしれないということです。これは楽しみ。というか、iPhoneのデザインは10年も前に既に完成されていたのだという事実に震えます。

さらに広角カメラも大幅刷新。なんと、48万画素になると言われています。

現在は12万画素なので、単純計算で4倍!こうなると、デジカメどころか、下手な一眼でさえ要らなくなってしまいそう。このままだと、いつかカメラはマニアやプロフェッショナルのためのものとなってしまうかもしれません。

iPhoneの買い替えで生活は変わるのか?

さて、発表されたばかりの「13」を買おうかどうしようかと迷っている方も多いでしょうが、ちょっと冷静になってみてください。「13」でなければできないこと、「13」だからやってみたいことが即座に思い浮かびますか? 浮かぶなら問題ありません。すぐに最寄りのアップルストアに向かうか、手元でポチッと注文してください。

しかし、もしも特に浮かばないというなら、購入する以外の選択肢を考えてみてはいかがでしょう?

iPhoneを買い替えただけで生活が変わることはありません(スマホを初めて手に入れる、とすれば生活は大きく変わりますが)。ちょっと古いiPhoneから買い替えれば、充電の頻度が減って快適になったとか、カメラ性能が段違いで感動したとか、そういった違いはあるでしょう。でも、生活が変わるほどの変化はありません。間違いなく。

何故なら大抵の人がスマホで何をするかといえば、電話とネット、メールやSNSのやり取りをし、写真を撮影する程度。この中で、買い替えによって大きな進化が感じられるのは、写真くらいのもの。それ以外は新機種に買い替えたからといって、大きな変化を感じることはありません。オンライン処理が必要となるものに関しては、結局、その通信速度にも依存しなければならないわけですからね。

話題の「5G」もサービスとしてはまだまだ始まったばかりで、私のような地方住まいには、今の所、あまり縁がない感じがします。そもそも高速通信とはいえ、常にスマホで5Gの通信をする人なんているのでしょうか??

月々の通信量は極力抑えてWi-Fi利用。これじゃないでしょうか?

5GとWi-Fiの電波は別物です。ここを勘違いしてはいけません。

つまり5Gも大切ですが、Wi-Fiがさらに進化し、それにスマホが対応する方が高速化のメリットを受けられる気がするのです。ここまででおわかりの通り、闇雲に最新のスマホを購入したところで生活に大きな影響はなさそうです。ブロガーやYouTuberなどに煽られて、その気になってはいけません。

4年ぶりに買い替えたiPhoneで感じた変化とは?

6S Plusから11Pro Maxへ

ちなみに私は現在、iPhone 11 Pro Maxを愛用しています。

それ以前は6S Plusでした。

2015年に購入した6S Plusは、2年ほどで、50%以上あったはずのバッテリーがいきなり10%台に減るといった症状が頻発するヤバい状態になりましたが、ちょうどAppleがバッテリー交換のキャンペーンを始めたため、通常1万円超えのバッテリー交換を3,000円ほどで済ませて使っていました。

しかし、丸4年を迎えた頃、私のiPhoneのストレージ(128GB)は既にパンパン。いらない写真を1枚1枚チェックして消したり、普段あまり聴かなくなった曲をストレージから削除するなど、手間が増えました。

さらにアプリが突然落ちるといった不具合も目立ってきたため、思いきって買い替えることにしたのです。

久々のiPhoneの買い替え。私の期待はMAXでした。

4年の進化で感じたこと

意外に思うかもしれませんが、正直、そこまでの進化は感じませんでした。

もちろん、4年という歳月の中で、防水対応になり、ディスプレイはOLEDに進化し、カメラはシングル→トリプルになり、Touch IDはFace IDへと生まれ変わりました。プロセッサも格段の進化を遂げました。

しかし、OLEDのディスプレイは、そうでないディスプレイと見比べなければ違いがわかりません(以前よりも目が疲れにくくなったような気はしますが、あくまでも個人的感想のため確証はありません)し、防水は水に浸けてみなければわかりません。

Touch IDからFace IDへの変更は、逆に使いづらくなったと感じることもありました(認識は爆速ですが)。特に最近は新型コロナウイルスの影響でマスクが手放せないため、いかにTouch IDが爆速とはいえ、その恩恵はほとんどなく、ぽちぽちとパスコードを入力していることがほとんどで、むしろストレスになっているところもあります。

そして何より、一番驚いたのは、4年も隔たりがあれば想像以上にサクサク動くんだろうなあと期待していた動作速度がほとんど体感できなかったことです。

これは先述したスマホの使い方によるものです。

確かに考えてみれば、電話やメール程度で「想像以上にサックサク!!」なんて感じるわけがないのです。

ただし、カメラの進化だけは凄まじく、それについては購入した価値がありました。

私は不動産関係の仕事に従事しているのですが、仕事効率は劇的にアップ!その進化を影で支えているのは間違いなく最新プロセッサの力。とてつもない演算を爆速で実行し、わかりやすい快適さよりも、わずかの不快さをも与えないという徹底した黒子っぷりに舌を巻きました。

積極的に旧モデルを選ぶという方法も

とはいえ、もうバッテリーも保たないし、来年まで待っていられないよ、という方もいらっしゃるでしょう。

ならば、アップルストアで扱っている旧モデルを探してみてはいかがでしょう?

オススメはiPhone11(128GB)です。

iPhone13(128GB)は98,800円(税込)、iPhone13mini(128GB)でも86,800円(税込)もするのに対し、11なら67,800円(税込)です。

「2〜3万円の差なら・・・」と最新モデルに走るのも勿論アリですが、後述するように私ならその浮いた2〜3万でもっと生活が快適になるアイテムを買い足すか、もしくは来年以降の本命に向けて貯金します。

それならiPhoneSEでいいんじゃないの? という声も聞こえそうですが、現在11Pro Maxを使っているから断言しますが、カメラにこだわるならSEは辞めておいた方がいいです。と言うより、11にした方が良いです。マジで。

別記事にも書いたのですが、11以降採用となった超広角レンズが凄すぎてヤバいです。

写真にこだわりたい方は、このカメラのためだけに11以降のモデルを買うべきと言っても良い。

しかし、特にインスタをするわけでもないし、カメラなんて何でも良いと言う方は、SEなら同じ128GBモデルが55,800円(税込)から手に入ります。コスパはこれがダントツです。

iPhoneに必要なストレージ容量は?

もちろん使う人それぞれだとは思いますが、大抵の人にとっては128GBもあれば問題ないでしょう。

64GBモデルはあくまでも最低価格をアピールするための材料。販売価格◯◯円〜というやつですね。気になったアプリをどんどん放り込んでいくと、すぐに容量不足に陥ってしまうはず。

512GBは4K動画を大量に保存するといった特殊な使い方をしない限り、そこまで必要ないと思います。

音楽データも割と容量を食うので注意が必要です。Apple MusicやSpotifyなど、ストリーミングサービスを利用している方でも、通信量を考えてできるだけダウンロードしてオフラインでお使いではないでしょうか?

私もそう考えて、お気に入りの曲はできるだけiPhoneのストレージに入れていたのですが、気づけば音楽だけで50GBの容量を食っていたことがありました。流石にこれはやりすぎでしたので、今はだいぶ整理しました。

それとアプリについては、「とりあえずダウンロードしてみたけどあまり使わずそのままになっているもの」が意外とあるのではないでしょうか?

それらを時々選別して削除してやるだけでもかなりの容量を節約できるはず。

毎日、写真やちょっとした動画を撮り溜めても、128GBあれば充分だと思います。

賢いiPhoneの選び方

最新のiPhoneが欲しいという気持ちを否定することはできません。

ただし、これだけ多様なバリエーションがある中で自分にとってベストな機種とは何か? と考えると、最新こそが最善とは言えないと思うのです。

何故なら先述した通り、現時点最高のスペックを体感できる人はほとんどいないはずだから。

最新機種でなくともサクサク動くのは間違いありません。最新機種と旧機種を並べて使ったら多少気づくことはあるかも知れませんが。

それなら少し視点を変えて、サクサク動くiPhoneにこだわるのではなく、iPhoneを利用してサクサクと効率の良い生活をしてみませんか?

例えばイヤホンをAirPodsに変えてみる。

ケースから取り出したイヤホンを耳に放り込むだけで、あっという間に大好きな音楽に浸ることができます。

あるいは、PCをMacに変えてみる。

これだけで、iPhoneで撮影した写真が爆速でMacにも同期されます。

一方で閲覧していたWebページをもう一方と共有するといった作業もカンタンです。

Macに限らず、iPadでも同様の連携ができます。

Apple Watchがあれば、駅の改札も、お店での会計時にも、財布どころかスマホを出す必要もありません。

スポーツジムに通ったり、ランニングをするような方なら、Apple WatchとAirPodsだけあればお気に入りのBGMを楽しみながら、休憩時のドリンクを購入することだって可能です。

複数のApple製品を同時に使ったことのある人がApple製品の魅力を問われた際、必ずと言っていいほど口にするのが、この製品同士の連携の良さです。

私もこれがあるからApple製品から離れられないと言っても過言ではありません。

最新iPhoneだけに10万円以上投資したところで、得られるのはおそらく”所有欲”だけだと思われます。

それよりは旧モデル+Apple製品をもう1点購入し、その製品間の連携によって、作業効率を大幅にアップできたら、間違いなくそちらの方が満足感も幸福感も高まります。どうぞ、素敵なAppleライフをお楽しみください。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

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