買っちゃいました。
数ある仮面ライダーシリーズの中でも、個人的ベストが「仮面ライダーW」。その仮面ライダーWの変身ベルト「ダブルドライバー」のCSMver.1.5を購入したのでレビュー。
ちなみに”CSM”とは、”Complete Selection Modification”の略で、大人向けに作られたこだわりのアイテムに付けられた商品群の名称。一般的な変身ベルトは、子供たちがメインターゲットとなるため、大人が買ってあげやすい価格設定まずありきで、それに合わせて素材や仕様を決めているのに対し、このCSMでは価格は二の次。最新の技術を盛り込み、マニアを唸らせるようなクオリティで仕上げてくる。
このダブルドライバーの価格は16,500円(税込)と、なかなかの価格設定だが、CSMの中では安い部類。だって過去には50,000円近いものもあったのだから・・・。
そんな大人のための変身ベルトを、画像38枚を使って詳細にご紹介したい。最後までおつきあいいただければ幸いだ。
パッケージ
高級感あふれる黒基調のデザインに、Wの顔とも言える基本のフォーム「サイクロンジョーカー」を右側から写した写真。たまらなくカッコいい。既に“良いモノ感”がダダ漏れ。
やはり仮面ライダーにはマフラーが似合う。
パッケージの他5面もチェックしてみよう。
上掲したパッケージの裏面には同じ「サイクロンジョーカー」を左側のジョーカーサイドから写した写真。どちらが表か裏かなんて野暮なことは言いっこなし。どちらから見てもデザインは完璧。
パッケージの上部には「KAMEN RIDER W」の文字。
仮面ライダーのことを「Masked Rider」と訳することもあるが、個人的にはやはり固有名詞として「KAMEN RIDER」を貫いて欲しいと思う。「上を向いて歩こう」が「スキヤキソング」と言われたように、なんとなく“負け”感がある。フジヤマ、ゲイシャにカメンライダーも加えてもらいたい。
パッケージ横の両面は共通のデザイン。黒地に白のレタリングでシンプルに商品名が記されている。
パッケージ裏面は注意書きなど。対象年齢は15歳以上となっており、中国語と韓国語でも書かれている。ちなみに説明書も、日本語版、中国語版、韓国語版の3部が添えられている。
セット内容
まずはダブルドライバー本体とベルト。
ベルトはかなりの調整が効く代物で、75〜95cmの腰回りに対応。つまり、メタボ体型でもOK。“大人向け”の看板に偽りなし。
我が家のメインユーザーは5歳児なので、限界まで巻き取って使っているが、それでも緩いのは当たり前だろう。
ベルトは右でも左でもカンタンに脱着可能な形状となっており、しかもガッチリハマる。
ベルトとベルトの継ぎ目を隠すための部品も安っぽさは皆無。このメタリック塗装の質感もとても良い。
ベルトには“マキシマムスロット”というパーツもついている。使い方は後ほど説明する。
ドライバー本体のアップ。
やはり塗装の質感が素晴らしい。赤もシルバーもメタリックな質感が雲泥の差。ベースとなったDXダブルドライバー↓と比べてみると、塗装の質感だけでなく、塗り分けの範囲も違うのがわかる。
ベルトのクオリティもまるで別物。詳しくない人が見ても、違いがはっきりわかるはずだ。
次はガイアメモリ。全部で6本用意されている。物語途中で加わった“ファングメモリ”や“エクストリームメモリ”は付属されていない。残念だが、それらは単体でもお金が取れるだけのモノなので、当然だと諦める他ない。もしも、それら全てをCSMクオリティで仕上げてまとめたコンプリートモデルを発売したら、例え高価でも売れるはずだ。
以下、それぞれを見ていこう。
いずれもクリアパーツの色、質感共にチープさは一切なし。
ちなみに、光ったり音が鳴ったりするのは全てメモリ側の機能で、ドライバー本体はメモリスロット部分が開閉するだけ。電池が必要なのはメモリ側という仕様で、“LR 44”というサイズのボタン電池がメモリ毎に3個必要。最初から電池は入っているが、交換しようとすれば最大18個のボタン電池が必要・・・なんとも恐ろしい。
ボタン電池は高いけれど、Amazonなどで結構安くまとめ買いできる。
200個入りで1,000円ちょっとなんて商品もあるが、電池なのであまり安いのも不安。それに、200個は流石に持て余しそうだ。
遊び方
各メモリの端子のすぐ上にあるスイッチを押す。「サイクロン!」と立木文彦さん(碇ゲンドウ)の声が響く。
そしたらスロットにメモリをセット。
その際、ガイアメモリ端子部のカラーとスロット上部のカラーが合うようにセット(金と銀がある)。
逆にしても壊れたりするわけではないので、作品の設定にはない組み合わせも可能(ジョーカーメタルなど)だが、シルバー端子のメモリのボイスが先に鳴り、次にゴールド端子のメモリが鳴るという仕様なので、同じ端子のものを組み合わせると同時にボイスが鳴ってしまう。
メモリをセットすると待機音が流れる。
次にジョーカーメモリでも同様にスイッチを押し、スロットにセット。
2本のガイアメモリをセットし、スロットを開くと「サイクロン・ジョーカー!!」というボイスの後、変身音が流れる。
ドライバー中央下部で2つのガイアメモリから発する光が混ざり合っているのが見えるだろうか。
以下、全9通りの組み合わせを紹介する。
同じ変身アイテムでも「オーズドライバー」ほどのバリエーションはないので、それと比べてしまうと何だか少し寂しい気もするが、これはこれで十分遊べるし、むしろ視聴者としては、続々と新しいフォームが登場しまくる最近のライダーよりも、フォームそれぞれの特色を活かして戦う『キバ』までくらいが楽しめたので、数として適正だったのはWが限界だったかな?とも思う。
ちなみにこのダブルドライバーのガイアメモリをぶっ刺した後の待機音は好み。シンプルなのがとても良い。ディ・モールト(非常に)良い。
さらに仮面ライダーお約束の必殺技遊びもできる。
先ほど軽く触れた「マキシマムスロット」。
ここに、ドライバー本体のスロットに差したガイアメモリを抜いて差し込む。
マキシマムスロットにガイアメモリを差し込むと「マキシマムドライブ」というボイスと共に必殺技待機音が流れる。
そこでマキシマムスロット下部にある“W”の刻印のされたボタンを押すと必殺技音が鳴り響くのだ。
全部欲しくなる
上の写真は仮面ライダーW特写写真集から引用したもの。つまり劇中で使われていた現物。
流石に、こういったワンオフのものと全く同じクオリティとは言えないが、それでもこれだけのデキのものを1万円台で購入できるというのは素晴らしい。
できればファングメモリやエクストリームメモリなどもCSMで発売(ファングメモリは過去に発売された実績があるので再販)して欲しい。そうしたら子供をダシにしてでも、なんとか手に入れたいものである。
というわけで、心底オススメの一品なのだが、既に入手不能・・・と思っていたら、Amazonなどで取扱のある様子。しかも販売当時の価格とほぼ変わらない金額で。気になった方は是非、チェックしてみて欲しい。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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