さくらの覚悟、アギレラの最期|『仮面ライダーリバイス』第33話感想

雷堂

2022年5月1日放送『仮面ライダーリバイス』第33話「ラブコフ反抗!?さくらの覚悟」(監督:諸田 敏 脚本:木下半太)

アギレラを救いたい、という自らの想いと、全てを失い自暴自棄となったアギレラとの間で大きく揺れるさくら。

その迷いのせいで、ついには相棒の悪魔・ラブコフにさえ見放されてしまう。

ラブコフに拒絶され、頼みのリベラドライバーまで壊れてしまったさくらに、アギレラと戦う術はない。

しかし、玉置の「アギレラ様にはデッドマンズ以外の思い出がない」という言葉を聞き、立ち上がる。

さくらの覚悟は、アギレラに望み通りの最期をもたらすのか?

第33話をネタバレも含みレビューする。最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは今回のキャストをご紹介。

なお、以下で使用している画像は全て、『仮面ライダーリバイス』から引用している。

五十嵐一輝

五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ

前田拳太郎

バイス

バイス/仮面ライダーバイス(声)

木村 昴

五十嵐大二

五十嵐大二

日向 亘

五十嵐さくら

五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ

井本彩花

ジョージ・狩崎

ジョージ・狩崎

濱尾ノリタカ

アギレラ

アギレラ

浅倉 唯

玉置 豪

玉置 豪

八条院蔵人

牛島 光

牛島 光

奥 智哉

御子柴朱美

御子柴朱美

藤岡沙也香

ベイル

ベイル(声)

津田健次郎

狩崎真澄

狩崎真澄(声)

藤 真秀

ラブコフ

ラブコフ(声)

伊藤美来

牛島太助

牛島太助(※画像右)

矢柴俊博

赤石英雄

赤石英雄

橋本じゅん

ラブコフの拒絶

ラブコフはさくらの精神世界に閉じこもってしまい、さくらの呼びかけにも反応しない。

一輝とさくらに頼まれたバイスは、ラブコフの様子を見に行くが、部屋の扉には「はいるな!」の文字。このあたりは、いかにも中学生とか高校生といった雰囲気。さくらの影響なのだろう。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

部屋の中で、ラブコフはヘッドホンを装着。爆音で聴くのはデスメタル。さすが悪魔、といった選曲だが、どうやら耳を貸すつもりはない様子だ。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

そしてこれまでは、一度バイスに「クズ」と言った以外は「ラブ〜」という台詞しかなかったラブコフが、普通にさくらへのダメ出しをする。

ネコを被っていられないほど、さくらに対する苛立ちがあるのだろう。実際に被っているのは、ネコではなくコブラなのだが。

アギレラの思い出作り

「アギレラ様には、デッドマンズ以外の思い出がない」

そんな言葉を聞いて、さくらはアギレラの元へと向かう。

リベラドライバーは壊れ、ラブコフは戻らない。こんな状況で何を?

「やっと邪魔者なしで戦えるね」と微笑むアギレラに、「あんたの望みは叶えてあげる。その代わり、私と、あ・そ・ん・で!」と、アギレラを遊園地に連れ出すさくら。

最初は、ちっとも乗り気でなかったアギレラが、徐々に打ち解けて、やがて満面の笑顔を見せる。この変化が素晴らしい。こうなると、ただの一人の若い女の子でしかない。そして、ツンデレ最高。

画像引用元:仮面ライダーリバイス
画像引用元:仮面ライダーリバイス
画像引用元:仮面ライダーリバイス
画像引用元:仮面ライダーリバイス

その様子をそっと物陰から伺う玉置は、もはやただのストーカーだ。

物陰からアギレラとさくらを見つめる玉置
画像引用元:仮面ライダーリバイス

さくらなりに考えた、アギレラの思い出作りはこうして大成功。

しかし、修理が完了したリベラドライバーを牛島 光が届けにきたことで、楽しい時間は終わりを告げる・・・。

決戦の行方

ついに始まったさくらとアギレラの決戦。

さくらの覚悟が伝わったのだろう。今回はラブコフも嫌がることなく力を貸す。

前回のアギレラとの戦いでは、キレがなく、どこか精彩を欠いていた仮面ライダージャンヌだが、今回はいつも通り、キレのある攻撃を見せる。動きだけで、キャラクターの心の機微まで表現するスーツアクターさんの凄さを、ここでも痛感させられる。

最後は、新たなバイスタンプ「ハシビロコウ」によってラブコフが、まるで死神が携える鎌のように変化する。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

鎌を一閃。

「さくらちゃん、大好きだったよ」と最期の言葉を口にするアギレラに、「勝手に過去にするな!」と叫ぶさくら。

そのまま切り裂くと、悪魔との契約書がはらはらと剥がれ落ち、中からアギレラが現れる。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

分離に成功したのである。

さくらは、ハシビロコウバイスタンプによって、一輝の力を借りなくとも、悪魔と人間を分離する力を得たのだ。

死を望んでいたアギレラは、自分が悪魔と分離し、生き残ってさえいることに困惑するが、さくらは動じない。

アギレラが望んでいたものとは異なる結末をもたらしたことによって、嫌われても仕方ない。裏切ったと思われても構わない。それでもアギレラを救いたいという想いを貫いた。それこそが、さくらの覚悟である。

「居場所がない・・・」と本音をこぼすアギレラに、「ここにあるじゃん。また一緒に遊ぼう、花」と、優しく抱きしめ、アギレラではなく、本名で呼びかけるさくら(アギレラは第4話で一度だけ「夏木 花」という役名で登場したことがある。どうやら本名だったらしい)。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

まるで子どものように泣きじゃくる花と、母親のような包容力を見せるさくらの対比が美しい。

なんだか、母・幸実を見ているようでもある。

悪魔・ギフの遺伝子をその身に宿しながらも、幼い頃からその背中を追い続けてきた母の影響が垣間見える。

精神的には、まだまだ幼さの残っていた末っ子・さくらも、幾多の戦いを経て、全てを受け入れる度量と覚悟を手に入れていたのだろう。

そんな、さくらの成長の足跡がわかるエピソード。

『リバイス』史に残る名シーンとなった。

そして、泣くだけ泣いた花は、ウィークエンドの一人として、新たな一歩を踏み出す。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

迷いのない凛とした表情がいい。

ちなみに制服はカスタムメイドのようで、そこにはまだ女王様気質が残っている。

赤石の正体、ベイルが手に入れた実体

前回、赤石長官の部屋に潜り込んだ御子柴朱美は、目の前で2体ものギフテリアンを召喚され、命を落とした・・・とばかり思っていたが、何故か生きていた。

「あんたはいったい、何者なの?」という朱美の問いかけに、赤石は、「はるか昔にギフと契約し、未来永劫、人類の進化を監視している」と告げる。

わかるようでわからない話だが、その赤石の隙を突いて、銃を奪い狙撃する朱美。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

しかし、こめかみと右手に確かに撃ち込まれた銃弾は、何事もなかったように排出され、傷跡も残らない。

脅威の再生能力は、まさにギフの力の賜物だろう。

その後、戻らない朱美のことが気がかりな大二が、赤石長官の部屋に乗り込むと、そこには茫然自失の朱美の姿が。

「あなたはギフの居場所も知っているんじゃないですか?」と問いただす大二に対し、「知ってるよ。だって、仲良しだからな」と、躊躇うことなく嘲笑う赤石。

この赤石はもちろん、オルテカといい、ベイルといい、『リバイス』には魅力的な悪役が多く、それが物語を面白くしている。

殴りかかる大二を人間業ではない動きで圧倒する赤石。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

武田信玄の「風林火山」になぞらえて繰り出される技は、『キン肉マン』の頃からのお約束だが、「若さと勢いだけでは、どうにもならないことがある」と大二を一蹴する赤石の迫力には圧倒されるばかり。

キャラとしての年季の違いを痛感すると共に、橋本じゅんさんの演技もまた、そのキャリアの長さを感じさせる凄まじいものだ。

もうひとつ、ベイルが実体を得たことも今後につながる大きなポイントだろう。

その姿は、凶悪なバイス、といったもの。

五十嵐一家を根絶やしにする、という考えは相変わらずで、赤石によって押印された各種バイスタンプの力によってパワーアップしているようだ。

一輝とバイスの二人がかりでは、ほとんど相手にならず、一心同体のリバイスとなってようやく互角以上に戦える、という始末。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

余裕たっぷりのベイルが去り際に残した「まだ先があるのか。楽しみにしておこう」という一言で、リバイスが最終ゲノムではなく、さらにこの上が存在することが示唆される(もちろん、知っていたけれど)。

そろそろ次のライダーの情報が出てくる頃だが、今のところはそれよりも『リバイス』の今後が気になって仕方ない。

50周年を飾るライダーとして、このままの勢いで最後まで駆け抜けて欲しいと痛切に願っている。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

\ 僕と握手! /

PVアクセスランキング にほんブログ村

Recommend

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

僕と握手!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

特撮ヒーローのレビュー(旧作から最新作まで)が中心ですが、ガジェットやゲームなど、好きなものを思いつくままに書いています。僕と握手!
※当サイトではアフィリエイトに参加しています。

WordPressテーマ「SWELL」

目次