『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』レビュー【ネタバレ】

平成ライダーシリーズ第3弾『仮面ライダー龍騎』が放映されたのは、2002年〜2003年の1年間。

前作『アギト』から、変わろうとしている(終わろうとしていた?)兆しが見えていた仮面ライダーは、『龍騎』で大きな転換点を迎える。

想像の遥か上を行くデザインのライダーたち。いや、そもそもこれって仮面ライダーって名乗っても良いの? と物議を醸した。

しかし、謎が謎を呼ぶといったベタな表現がピッタリのドラマティックな展開は、多くの人を惹きつけた。

私はTwitterもやっているが、そこでも『龍騎』を最高傑作とするファンは少なくない。

そんな『龍騎』のライダーたちが、放映終了から16年後の『仮面ライダージオウ』(2019年)で、レジェンドライダーとして登場した。

何より、当時20代だった役者さんたちが16年経過した姿を見せてくれたのが嬉しかった。

そんな懐かしいメンバーが再び集結し、新作が作られた。

それが『RIDER TIME 仮面ライダー龍騎』である。

純粋な新作ではなく、『ジオウ』のスピンオフではあるが、再びミラーワールドでの戦いに巻き込まれたライダーたちが描かれている。

少し前の作品ではあるが、今ならTTFC会員は見放題となっているのでレビューしてみたい。

目次

登場人物

本作は全3話の構成となっており、EPISODE1と2が約25分。EPISODE3は約30分と、3本合計しても80分程度。

ちょっと短めの映画を見るような感じでサクッと楽しめる。

登場するライダーは10人(仮面ライダーアビス ※『ディケイド』に登場したライダーとジオウ、ゲイツは除く)。そのうち、代役を立てず『龍騎』時代のオリジナルメンバーは6人出演している。

その6人がこの方々。

画像引用元:RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

主人公・城戸真司/仮面ライダー龍騎。

画像引用元:RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

秋山 蓮/仮面ライダーナイト。

画像引用元:RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

朝倉 威/仮面ライダー王蛇。

画像引用元:RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

芝浦 淳/仮面ライダーガイ。

画像引用元:RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

手塚海之/仮面ライダーライア。

画像引用元:RIDER TIME 仮面ライダー龍騎

由良吾郎/仮面ライダーゾルダ。

ゾルダだけは、オリジナルの弁護士・北岡秀一ではなく、その秘書である吾郎ちゃんという設定になっている。

その理由は、作中で明かされているので、これは見て欲しい。

決して、北岡役の小田井涼平さんが「純烈」の活動を優先したわけではない(はず)。

ここで紹介していない残り4人は代役なので、本記事では割愛する。

何故なら、この作品を見るのは、元々『龍騎』のファンであり、懐かしい顔ぶれを見たいという人たちがほとんどだろうからだ。

代役だからといって軽視するわけでないことはわかって欲しい。

ストーリー

今回の物語の舞台は、全てが現実と鏡写しの非現実世界であるミラーワールド。

そこに自分の名前以外の記憶を無くした10人のライダーが集められるところから始まる。

「最後に生き残った一人は、本当の人生を手に入れることができる」という謎の女性に導かれ、戦いを繰り広げるライダーたち。

期限は7日間。

日に日に消えていくライダーたち。

お互いの名前も、共に駆け抜けた戦いの日々の記憶さえも失っている真司と蓮だが、不思議な運命に導かれるように、この戦いを止めるために共に奔走するようになる。

一方、現実世界では、アナザー龍騎が謎の殺人ゲームを繰り広げており、ジオウとゲイツがそれを止めるために奮闘するが、ミラーワールドの力により、倒すことができないでいた。

このアナザー龍騎とミラーワールドに閉じ込められたライダーたちに関係はあるのか? ライダーバトルを生き残るのは誰なのか? この戦いの真の目的は? 

多くの謎を抱えたまま、物語は紡がれていく・・・。

一見さん、お断り

本編『龍騎』の見どころは、謎に包まれた命がけのサバイバルゲームの中で垣間見える、人間の生々しさであった。

登場人物それぞれの背景を深堀りしてみせることで、登場人物全員が生きていた。

物語を構成する単なる記号ではない。それぞれの人生における主役として物語に参加していたのだ。

しかし、残念ながら本作ではそういった要素は薄められてしまった。

1時間ちょっとの時間でまとめることを考えたら、10人も登場するライダーひとりひとりの人生を掘り下げることは難しかったことは理解できるが、それにしても先述したオリジナルメンバー以外のライダーたちのモブ感が有り余っている。

モンスターに食われて死亡とか、食事中に不意打ちで死亡とか、戦いに夢中になっている時に背後から必殺技を喰らって即死とか、ちょっとかわいそうなほど。

記憶喪失という設定のおかげで、あの後、どんな人生を歩んできたか、といった内容も皆無である。

そういった意味では、本当に薄め過ぎたカルピスみたいになってしまった。

そこが何とも残念である。

ただし、仮面ライダーに出演した役者さんたちのほとんどが、年月が経つにつれて、作品から遠ざかっていく中で、これだけ大勢のオリジナルメンバーが揃ったことは奇跡に近い。

そういった意味では、やはりこの作品は、『龍騎』ファンのための作品だと言い切っていいだろう。

余談ではあるが、ライダー同士でまさかの「おっさんずラブ」もあるので、BL好きにも好まれる・・・かもしれない。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

世界中の子供たちと、ヒーローを忘れられない大人たちに向けて、さまざまな”ヒーロー”に関するブログと、歴代仮面ライダーを中心としたイラストを書いています。マスク割れアイコンが目印。

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