2020年9月27日放送『仮面ライダーセイバー』第4章「本を開いた、それゆえに。」(監督:中澤祥次郎 脚本:毛利亘宏)
ハンザキメギドによって、ワンダーワールドへとさらわれた人たち。その中には、尾上 亮の息子・そらもいた。飛羽真、倫太郎、尾上の3人は、ハンザキメギドを倒すが、何故か世界は元に戻らず、さらわれた人たちも帰らない・・・。
そんな第3章を受けて、ハンザキメギドの謎を解き明かす第4章をレビュー。最後までおつきあいいただければ幸いだ。
キャスト
ここではキャストをご紹介します。本作初登場で、ウィキペディアに記載のある方についてはリンクを貼っておきますので、是非、他の参加作品もチェックしてみてください。
【キャスト】
神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎
新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也
須藤芽依:川津明日香
富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダ:青木 瞭
尾上 亮/仮面ライダーバスター:生島勇輝
大秦寺哲雄:岡 宏明
ストリウス:古屋呂敏
レジエル:高野海琉
ズオス:才川コージ
尾上そら:番家天嵩
戦う妖精さん:才木玲佳
デザストの声:内山昂輝
ハンザキメギドの声:間島淳司
タッセル:レ・ロマネスクTOBI
ソフィア:知念里奈
ハンザキ=サンショウウオ
飛羽真は、これまでトカゲだと思っていたメギドが、実はサンショウウオだということを知る。
サンショウウオとは、まっぷたつ(ハンザキ)にされても再生する、生命力の高い生き物とされてきたらしい。
さらに、さらわれた人たちは、サンショウウオの王を生むためのエサにされる予定だとも知る。
そらを攫われ、焦る尾上は「そらを必ず助ける」と繰り返すばかりの飛羽真に苛立ちを隠さない。
そらたちを助けるため、再びワンダーワールドに向かった3人。
それと時を同じくして、デザストというメギドの封印が解かれる。封印を解いたのは仮面ライダーカリバー。そして、このデザストというメギドは、どうも今までのメギドとは格が違うようである。過去には尾上と因縁もあったらしい。
尾上がデザストの相手を引き受けている間に、飛羽真と倫太郎は、ハンザキメギドを探し出し、戦いを挑む。脅威の生命力を持つハンザキメギドを倒すことはできるのか?
トリッキーすぎるバトル
尾上の息子・そらは、他のワンダーワールドに消えた人たちと同様、サンショウウオの卵のようなものに閉じ込められていた。
偶然、そらを見つけた芽依は、飛羽真たちに助けを求めるため、特大の打ち上げ花火を使うが、まるでドリフのコントのよう。
それでも、とりあえず芽依たちの居場所に気づき、助けに向かった飛羽真と倫太郎は、複数のワンダーライドブックを駆使してトリッキーなバトルを繰り広げる。
最後はまさかの女子プロアイドルを妖精として召喚し、トドメを刺す。この妖精、これからもレギュラー化するのか?
それまで「本なんて好きじゃない」と言っていたそらも、この戦いを見て本の面白さに気づくというまさかの展開。
いやいや、それは本の面白さと関係ねーから。
約束どおり息子を救ってくれた飛羽真に、それまで不信感を抱いていた尾上も、これによって認識を少し改めたようだ。第一印象で苦手意識を持っていた相手が、実はめちゃくちゃいいやつだったというのは、現実世界でも経験がある人は多いと思う。こうして絆は深まっていくのだ。
エスパーダ参戦
戦いに疲れた飛羽真に肩を貸す倫太郎。そんなふたりの前に、闇の剣士カリバーが現れる。
絶体絶命と思われた刹那、ふたりの窮地を救ったのは、賢人/仮面ライダーエスパーダだった・・・というところで、次章へ続くのだが、初登場の雷の剣士・エスパーダ(スーツアクター:中田裕士)がなかなかカッコいい。
基本的に、アシンメトリー(左右非対称)のデザインを採用する『セイバー』のライダーたちだが、目の部分を頭頂部やや後ろまで円を描くように連続させたエスパーダのデザインには、他にはない安定感がある。
これで、エンディングの冒頭で三銃士のように互いの剣を重ねる3人が出揃った事になる。
15年ぶりに動き出した物語
今回登場したメギド・デザストとは、仮面ライダーカリバーによって、15年ぶりに封印を解かれたという魔物である。
飛羽真がワンダーライドブック「ブレイブドラゴン」を手に入れたのも15年前。因縁を感じずにはいられない設定だ。
そしてこのデザスト、強いだけでなく、やけにイケボな配役からも、一時的な参戦ではなく、終盤まで活躍する重要な役どころとなりそうな予感がする。
デザストにエスパーダと、重要そうな役どころが次々に登場した第4章。物語が一気に動き出した感がある。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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