2020年10月4日放送『仮面ライダーセイバー』第5章「我が友、雷の剣士にして。」(監督:上堀内 佳寿也 脚本:福田卓郎)
既に物語には登場していた富加宮賢人だが、ついに初変身(シーン)の登場となる。
最後までおつきあいいただければ幸いだ。
キャスト
ここでは第5章のキャストをご紹介する。
本作初登場時のみ、ウィキペディアに記載のある方はリンクを貼っておくので、是非、他の参加作品もチェックしていただきたい。
神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤 秀一郎
新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口 貴也
須藤芽依:川津 明日香
富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダ:青木 瞭
尾上 亮/仮面ライダーバスター:生島 勇輝
大秦寺哲雄:岡 宏明
ストリウス:古屋 呂敏
レジエル:高野 海琉
ズオス:才川 コージ
幼い賢人:宮本 琉成
デザストの声:内山 昂輝
ピラニアメギドの声:平川 大輔
タッセル:レ・ロマネスクTOBI
賢人の父親・富加宮隼人:唐橋 充
ソフィア:知念 里奈
ストーリー
今回は、富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダの紹介がメイン。
闇の剣士・仮面ライダーカリバーに異常な執着を見せる賢人。
カリバーが、賢人の父親・富加宮隼人であることを知っているのは、ソードオブロゴスの剣士たちだけ。
その理由を知らない飛羽真は、様子のおかしい賢人が気になって仕方ない。
そんな中、ピラニアメギドが現れる。
飛羽真と賢人は、共に立ち向かう。
一方、倫太郎は芽依と異世界の調査に向かうが、その前にデザストとズオスが立ち塞がる。
エスパーダ初変身(シーン)
「とある異国の地に、古(いにしえ)から伝わる不思議な力を持つランプがあった・・・」
雷の剣士・エスパーダの初めての変身。厳密にいえば、変身した姿は前回から晒していたので、変身シーンの初出しとなる。
基本フォームは、ワンダーライドブック「ランプドアランジーナ」を使って変身する。
聖剣は、雷鳴剣黄雷(ライメイケン・イカヅチ)。
イナズマを模した柄(つか)のデザインは微妙だが、ライダーとしてのデザインはわりと好み。
必殺技の「トルエノ・デストローダ」(剣技)や、「アランジーナ・ディアブロー」(キック)といった技名も厨二っぽくて素敵。
ついでにいえば、賢人の決め台詞「俺は、俺の想いを貫く!」もなかなか良いが、技を決めた後の「話は終わりだ」が好きだ。
『仮面ライダーW』に登場した「仮面ライダーアクセル」の決め台詞「絶望がお前のゴールだ」に似た雰囲気を感じる・・・というのは言い過ぎかもしれないが。
さまざまな因縁
今回は、さまざまな因縁が浮き彫りになった回でもあった。
まずは闇の剣士・カリバーとバスター。
ソードオブロゴスの剣士として共に戦う仲間であり、親友。
昔から「俺たち(私たち)、親友だよな」という人のことはイマイチ信用できないが、これは物語だし、まあ良しとする。
そしてカリバー/富加宮隼人と賢人。
ここはもっと重い。
何といっても、親子である。
親子なのに、剣を交えなければならない状況。
父親なのに、”裏切り者”の烙印を押されているという事実。
どれもが耐えられないことだろう。
何度も問いかける賢人。
なのに、カリバーは黙して何も語らない。
それにしても、賢人が父親への想いに浸る際に”頭を撫でられた仕草”を思い出すというのは、なかなかリアリティがある。
いなくなってしまった誰かを想う時、本当に些細なことを思い出すというのは、私にも経験のあること。
沢山かわいがってくれた祖母との一番の思い出は、一人遊びをしていた子供時代に「これで何かおもちゃでも買ってきな」と渡してくれた500円のこと。
他にもっと大きなことはあったろうに、今ではそんなことしか思い出せないという不思議だ。
話を戻そう。
カリバーの持つワンダーライドブックと、飛羽真のブレイブドラゴンが起こした謎の共鳴現象も、因縁によるものといって良いだろう。
そしてラストシーンでは、倫太郎と、生物を司るメギド・ズオスの間にも何らかの因縁があるような”匂わせ”が見られた。
面白そうな伏線は張られた。
あとは、どう回収するかで、『セイバー』の評価は大きく変わってくると思う。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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