これが二人目!ガオーン登場|『機界戦隊ゼンカイジャー』第2カイ感想

雷堂

2021年3月14日放送『機界戦隊ゼンカイジャー』第2カイ「ガオな野獣がごやっかい!」(監督:中澤祥次郎 脚本:香村純子)

突如、どこもかしこもキノコだらけになった世界。

キノコトピアの力
画像引用元:ゼンカイジャー

それはトジテンドによって閉じ込められた並行世界のひとつ「キノコトピア」の力によるものだった。

トジテンドを倒し、世界を救うため、ゼンカイジャーとして共に戦う仲間を探す介人たちの前に、ガオーンというキカイノイドが現れる・・・。

『ゼンカイジャー』第2カイをレビュー。最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは第2カイのキャストをご紹介する。

本作初登場でウィキペディアに記載のある方はリンクを貼っておくので、他の参加作品なども是非チェックしていただきたい。

五色田介人/ゼンカイザー:駒木根葵汰

ジュラン/ゼンカイジュラン(声):浅沼晋太郎

ガオーン/ゼンカイガオーン(声):梶 裕貴

マジーヌ/ゼンカイマジーヌ(声)宮本侑芽

ブルーン/ゼンカイブルーン(声):佐藤拓也

セッちゃん(声):福圓美里

ボッコワウス(声):中田譲治

バラシタラ(声):乃木健次

イジルデ(声):竹田雅則

ゲゲ(声):鈴木達央

キノコワルド(声):かぬか光明

リポーター:立川ユカ子

五色田ヤツデ:榊原郁恵

キノコワルド

イジルデは地球を侵略するために、既に閉じ込めた並行世界の力を持つ「トジルギア」を使ってワルド怪人を作り出す。

今回は、「キノコトピア」の力を持つキノコワルドが登場。これが『ゼンカイジャー』に登場する記念すべき第1号怪人だ。

キノコワルド
画像引用元:ゼンカイジャー

人々の頭や、世界中のいたるところにキノコを生やし、毒の胞子を吐き出して人々を苦しめる。

また、「ギャラクティカマシュルム」という必殺パンチも持っている。

ギャラクティカマシュルム
画像引用元:ゼンカイジャー

これは、懐かしのマンガ『リングにかけろ』の剣崎順の必殺ブロー「ギャラクティカマグナム」が元ネタになっている。特殊効果音も、吹き出しも完全にそれだ。ちなみにギャラクティカマグナムは右腕で繰り出すが、もうひとつ「ギャラクティカファントム」という左の必殺ブローもあることは、覚えておいて損はない。

ギャラクティカマグナム
画像引用元:リングにかけろ

ところで、このワルド怪人とは、戦闘兵にトジルギアを埋め込んで作り出すのだが、キノコワルドに変化した戦闘員は、当初、自分がキノコワルドとなった自覚がなく、イジルデに名前を呼ばれてもスルーしてしまうありさま。そこで自覚を持つため、語尾に「キノコ」とつけて喋るようになるのだが、この謎の風習は、以降登場する怪人たちに引き継がれていく。

ガオーン初変身!

ゼンカイジャーの3人目となる仲間を探す介人とジュランの前に現れたのは、人間や動物は大好きだけれどキカイノイドは大嫌いという、ちょっと変わったキカイノイドのガオーン。

ガオーン
画像引用元:ゼンカイジャー

一緒に戦わないか? という介人の誘いを一度は断るガオーンだったが、キノコワルドの毒の胞子によって苦しむ動物たちや人々を見て怒りに燃え、ゼンカイジャーとして戦う決意を固める。

キノコワルドの毒の胞子に苦しむ人々
画像引用元:ゼンカイジャー

介人にもらったギアトリンガーを使い、『百獣戦隊ガオレンジャー』の百獣パワーで戦うゼンカイガオーンに変身する。ガオーンがガオレンジャーって、何の捻りもないけれど、そのわかりやすさこそがスーパー戦隊の魅力だと思う。

第1話では二人で名乗りをあげたが、今回は3人。徐々に増えていくのも本作の楽しみのひとつだ。

ゼンカイザーとゼンカイジュランとゼンカイガオーン3人の名乗り
画像引用元:ゼンカイジャー

そして今回のバトルでは、3人で『忍風戦隊ハリケンジャー』の力も披露する。

ハリケンジャーの力で敵を倒すジュラン
画像引用元:ゼンカイジャー

また、ガオーン参戦前には、ジュランと二人で『大戦隊ゴーグルV』の力も使っている。新体操のリボンを使っての攻撃というのは、今見ても斬新だ。

リボンでキノコワルドと戦うゼンカイザーとゼンカイジュラン
画像引用元:ゼンカイジャー

ジュラガオーン初合体!

キノコワルドを倒した3人の前に、前回同様、巨大な兵士・クダイテストが現れる。クダイテストとは、最上級キカイノイド兵であり、上級戦闘員・クダイターを巨大強化改造したものらしい。設定では、身長が47m。およそ15階建てのビルと同じくらいの大きさである。

戦闘員のクラスが上がる毎に、クダイター < クダイテストと、英単語(例:Good < Better < Best)のようになっているのはちょっとした遊び心だ。

そのクダイテストが、倒されたキノコワルドから放出されたトジルギアを踏み潰してしまうことで、キノコトピアの力が暴走。クダイテストはダイキノコワルドに変化し、世界もまたキノコだらけになってしまう。

ダイキノコワルド
画像引用元:ゼンカイジャー

そこで前回同様、ジュランが巨大化して戦うが、それを見たガオーンも負けじと巨大化し、ジュランティラノとガオーンライオンが並び立ったわけだが、仲が悪い二人は介人の仲裁も聞かず、ケンカを続ける。

ケンカをするジュランティラノとガオーンライオン
画像引用元:ゼンカイジャー

そこで今度は介人がジュランたちを真似て巨大化しようとするのだが、巨大化はせず、その代わりになんと、ジュランとガオーンが変形合体し、巨大ロボ・ゼンカイオージュラガオーンが完成する。

ゼンカイオージュラガオーン
画像引用元:ゼンカイジャー

ジュランティラノとガオーンライオンの2体が口を”ゼンカイ”して合体するプロセスが面白い。身体の中心線で2体がくっついている様子は、『マジンガーZ』のあしゅら男爵みたいだ。

あしゅら男爵
画像引用元:マジンガーZ

トドメの必殺技は「ジュランソード円月クラッシュ」。『バトルフィーバーJ』の頃からお約束になっている、剣で敵を叩き切る技である。

ジュランソード円月クラッシュ
画像引用元:ゼンカイジャー

その後、ガオーンは介人の祖母・ヤツデに挨拶をする(居候する)のだが、人間大好きなだけにヤツデに対しては礼儀正しいものの、キカイ嫌いなだけに、セッちゃんには塩対応を貫く。

ひとつ気になったのは、序盤で「俺の父ちゃんと母ちゃんが作ったセンタイギアだ!」と介人が示した際、明らかに狼狽した様子のイジルデだ。「行方不明になった介人の両親」「両親が残したセンタイギア」「トジテンドたちが使うトジルギア」と、完全に繋がりそうな気配。このあたりの謎は今後徐々に解明されていくのだろう。

『ゼンカイジャー』はこのあたりのお笑いとシリアスの塩梅がちょうどよい。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

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