『機界戦隊ゼンカイジャー』第5カイ・岩船山より酢飯を込めて【ネタバレ全開】

雷堂

2021年4月4日放送『機界戦隊ゼンカイジャー』第5カイ「握り握られスシ大会!」(監督:諸田 敏 脚本:香村純子)

ついに5人が揃ったゼンカイジャー。新加入のブルーンから、10年前に行方不明となった介人の両親・功と美都子と同じ名前の人間がイジルデの研究所にいたらしいという話を聞き、気が気でない介人は、どうにかしてトジテンドパレスに乗り込もうと無茶をする。その結果は・・・

見どころ満載の第5カイをレビュー。最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは今回のキャストをご紹介。本作初登場でウィキペディアに記載のある方はリンクを貼っておくので、他の参加作品も是非チェックしていただきたい。

【キャスト】

五色田介人/ゼンカイザー:駒木根葵汰

ジュラン/ゼンカイジュラン(声):浅沼晋太郎

ガオーン/ゼンカイガオーン(声)梶 裕貴

マジーヌ/ゼンカイマジーヌ(声):宮本侑芽

ブルーン/ゼンカイブルーン(声):佐藤拓也

セッちゃん(声):福圓美里

ボッコワウス(声):中田譲治

イジルデ(声):竹田雅則

バラシタラ(声):乃村健次

ゲゲ(声):鈴木達央

スシワルド(声):青山 穣

五色田ヤツデ:榊原郁恵

会いたい気持ちが空回り

10年も行方不明だった功と美都子の居場所が、まさかのトジテンド? ヤツデは心配で夜も眠れない。

功と美都子が心配で眠れないヤツデ
画像引用元:ゼンカイジャー

前回、イジルデに追われたブルーンがこの世界に逃げ込んできたことを思い出した介人は、ブルーンの足跡を辿れば、トジテンドに行けるはずだと考え、ジュランたちと共に、調査を始める。

トジテンドへの道を探すゼンカイジャー
画像引用元:ゼンカイジャー

そうして、ブルーンが「ここから来た」という場所に辿り着くが、そこはただの路地裏で、物理的な通路があるわけではなかった。早速、トジテンドへの道が閉ざされてしまったわけだが、そこに人々の悲鳴が聞こえてくる。

スシワルドの世界

今回登場する怪人は、スシトピアの力を持つスシワルドである。

スシワルド
画像引用元:ゼンカイジャー

しかし、このスシトピアというのが全く意味がわからない。寿司職人だらけの世界なのか、お寿司が大好きな人たちしかいない世界なのか、グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』に登場するお菓子の家のように、世界の全てがお寿司でできている世界なのか、まるで判然としない。

ただ1つはっきりしているのは、このスシワルドの能力だ。人間たちを握り寿司のようにして身動きを取れなくしてしまうことができる。

スシワルドの能力
画像引用元:ゼンカイジャー

しかし、この能力で世界を征服しようとするのは骨が折れそうだ。邪魔者を一人ずつ握っていたら、どれほどの時間がかかるのだろう?

それはともかく、スシワルドを止めるために戦いを挑むゼンカイジャーの5人だったが、両親に会いたい気持ちが空回りし続けている介人は、スシワルドにトジテンドまで案内させようと焦るあまり、ジュランと共に握られてしまう。

スシワルドに握られてしまった介人とジュラン
画像引用元:ゼンカイジャー

ジュランの過去、介人への想い

介人とジュランが公園のベンチにグルグル巻きにされているシーンは、本当にこのままの状態で長時間放置されていたらしく、撮影裏話として、「本当に大変だった」と駒木根さんが語っていたのを聞いたことがある。

物語としては、文字通り手も足も出ないこの状況になってようやく、自分が空回りしていたことに気づき、「父ちゃん母ちゃんのことより、みんなを助けなきゃいけなかったんだ・・・」と嘆く介人に、「“父ちゃん母ちゃんのことより”なんてことあるか!」と熱く語るジュラン。

介人に語りかけるジュラン
画像引用元:ゼンカイジャー

実は、ジュランもキカイトピアで家族がいなくなっていたらしい。

これまで、「両親が行方不明になった」と口にするのが怖かったという介人に、「一人で抱えるな。俺たちを巻き込め」と励ますジュラン。これまでは単なる時代遅れのキムタクフォロワーにしか見えなかったジュランだが、ここにきてガチのイケおじぶりを発揮する。伊達に歳を重ねてきたわけではないようだ。

酢飯のかほり

握り寿司にされてしまい、身動きの取れなくなった介人やジュラン、そして他の被害者たちを助けるため、料理が得意なガオーンが名案(迷案?)を思いつく。

「敵はスシワルド。ニギリワルドじゃない。本当はシャリとネタで握りたいはずだ。」と、自らの能力を上司に利用されているだけのスシワルドの欲求を見抜き、酢飯の匂いでスシワルドを誘き出そうというものだ。

駄菓子カフェ・カラフルで酢飯の準備をし、翌朝、岩船山を舞台に、酢飯の匂いを撒き散らしてスシワルドを誘き寄せる。そんなピンポイントな作戦にも関わらず、フラフラと現れるスシワルドのマヌケさが光る。今までどこに潜伏していたのか不明だが、わざわざ岩船山まで出張らなくとも、酢飯を炊いている寿司屋などそこかしこにあるだろうに。どちらにせよ、岩船山に現れた時点で死亡フラグが全開だ。

介人とジュランを欠く3人のゼンカイジャーと、スシワルドとの戦いが始まる。

スシワルドと戦うガオーン、マジーヌ、ブルーンの3人
画像引用元:ゼンカイジャー

どデカいラッキー、どデカいソード

朝が来ても身動きの取れない介人とジュラン。

介人は何とか動かせる腕だけを使い、ギアトリンガーを駆動する。使ったのは『キュウレンジャー』の力を使えるセンタイギア41。

キュウレンジャーの力を使う介人
画像引用元:ゼンカイジャー

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は2017年2月から2018年2月まで放映されたスーパー戦隊シリーズ41作目。その名のとおり、基本メンバーが9人という大所帯である。

今回は、ポジティブすぎる主人公の口癖「よっしゃ、ラッキー!」にちなんで、介人とジュランにSSS級の特大ラッキーが発動し、身動きが取れないままで、仲間たちのいる岩船山に辿り着くことができるのだった。

岩船山に辿り着く介人とジュラン
画像引用元:ゼンカイジャー

せっかくのスーパー戦隊の力がラッキーなだけで良いのかは疑問だが、とりあえずこれで揃った5人。

その後、いつもどおりの展開で巨大化したダイスシワルドによって回転寿司にされてしまったジュランたち4人を救うために、介人が使ったのはセンタイギア43。『リュウソウジャー』の力だった。

リュウソウジャーの力を使う介人
画像引用元:ゼンカイジャー

『騎士竜戦隊リュウソウジャー』は2019年3月から2020年3月まで放映されたスーパー戦隊シリーズ43作目。正しさの象徴としての「騎士」と、強さの象徴としての「恐竜」(リュウと聞くとドラゴンをイメージするが、そうではない)をモチーフにした戦隊である。

今回は「リュウソウケン」という長剣を使うのだが、人間サイズとは思えないほどのエネルギーでダイスシワルドの回転レーンを一刀両断する。

巨大なリュウソウケンで回転レーンを破壊されたスシワルド
画像引用元:ゼンカイジャー

昔懐かしい『伝説巨神イデオン』のイデオンソードみたいである(イデオンソードは惑星を両断するほどなので、威力は比べものにならないが)。

ダイスシワルドを倒され、トジテンドに帰還しようとするバラシタラに取り付き、一緒にトジテンドに侵入しようとする介人だったが、不思議な力で弾き飛ばされてしまう。どうやら、このゲートをくぐり抜けるには必要な条件があるらしい。

バラシタラと共にトジテンドに侵入しようとするものの失敗してしまう介人
画像引用元:ゼンカイジャー

一方、トジテンドでは、イジルデが何やら新しいアイテムを完成させたらしい。次回、新たな刺客(今度は人間のイケメン)が登場予定だ。

新しいアイテムの開発をするイジルデ
画像引用元:ゼンカイジャー
雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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