【辛口レビュー・ネタバレあり】『仮面ライダーセイバー深罪の三重奏』

雷堂

本記事は『仮面ライダーセイバー』最後のスピンオフ「深罪の三重奏(トリオ)」のレビュー。

TVシリーズから8年後を描いた物語。仮面ライダーとなって世界を滅びから救った剣士たち。しかし、その戦いの中で彼らが犯した罪とは? 飛羽真、倫太郎、賢人の3人を主軸に描かれる3つの物語。だから三重奏(トリオ)。

これまでとは打って変わった雰囲気で描かれる大人の物語。なかなかの鬱展開。視聴する楽しみを奪わない程度のネタバレもしながらレビューしていきたい。結構辛口にはなるけれど、最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

スタッフ・キャスト

ここでは本作の主要スタッフとキャストをご紹介。ウィキペディアに記載のある方についてはリンクを貼っておくので、他の参加作品なども是非チェックしていただきたい。「え? あの作品に出てた人?」といった発見があるかもしれない。

【スタッフ】

監督:上堀内佳寿也

アクション監督:渡辺 淳

脚本:福田卓郎

メインテーマ音楽:山下康介

【キャスト】

神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎

新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也

須藤芽依:川津明日香

富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダ:青木 瞭

尾上 亮:生島勇輝

緋道 蓮:富樫慧士

大秦寺哲雄:岡 宏明

ユーリ:市川知宏

神代玲花:アンジェラ芽衣

神代凌牙:庄野崎 謙

立花結菜/仮面ライダーファルシオン:飛鳥 凛

陸:嶺岸煌桜

白井ゆき:長谷部 瞳

ラッキー:フェスタ

幼い間宮/幼い陸:松原冬真

幼い飛羽真:新垣 翼

幼い倫太郎:宮宇地怜央

幼い芽依:新井笑琳

幼い賢人:福峯壱真

間宮/仮面ライダーファルシオン:木村 了

篠崎真二郎/仮面ライダーファルシオン:橋本さとし

ソフィア:知念里奈


キャストを見ると、「仮面ライダーファルシオン」が3人も登場する。これはどういうことだろう? その答えは、ファルシオン以外に登場するライダーも3人であることと、タイトルの『三重奏(トリオ)』に密接に関係している。

ただし、想像とはちょっと違うかもしれない。TVシリーズの『セイバー』をイメージしていると、おそらく肩透かしを食らうことになるだろう。

「無銘剣虚無」再び

TVシリーズではバハトが所有していた(のちにデザストが手に入れた)聖剣・無銘剣虚無が本作のキーアイテムとなっている。三重奏(トリオ)のマスターと言っても良いかもしれない。

ただし、ワンダーライドブックはご存知「エターナルフェニックス」ではなく、「アメイジングセイレーン」という新出のもので、これには人の記憶を書き換える力があるらしい。人々の記憶から剣士たちの記憶を消すことで、剣士の存在自体を消し去ってしまおうという、なんともまどろっこしいやり方で全ての剣士を消滅させることを目的としている。

アメイジングセイレーンの能力で記憶を改竄される飛羽真
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

エフェクトも能力も、『ジョジョの奇妙な冒険』第4部に登場する人気キャラクター・岸辺露伴に近い。彼のスタンド・ヘブンズドアーは、対象(人や動物など)を本にすることができる。その本には、その対象がこれまでに経験してきたことや記憶が書かれている。それを読むということは、それらを知ることができるということである。さらに、さまざまな情報を書き込むことも可能で、それによって、記憶を改竄したり、行動を制限することもできるという、一見、無敵の能力。

ほぼ間違いなく、これが元ネタのはずだが、本作『深罪の三重奏』では、「記憶を消す」ことのみ描かれており、自由に「書き換える」ことができるのかどうかについては、よくわからなかった。「本」がテーマとなっている『仮面ライダーセイバー』なだけに、相性は抜群だが、元ネタが透けて見えるのは少し興醒めである。

今回、白黒に塗り替えられた仮面ライダーファルシオンは、わりと好み。セイレーンという名や、「かつてから伝わる美しい歌声が今こだまする!」というライドブックの語りとは裏腹に、セイレーンらしさは微塵も感じられないけれど。

仮面ライダーファルシオン
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

ガチの変身シーンは、篠崎のみのお披露目となる。剣をブンブン振り回しての変身は、パワフルでなかなかカッコいい。

深罪 〜ソロ〜

次々と剣士たちが姿を消してしまうという謎の現象を調査する倫太郎の前に現れた男。彼はなんと、倫太郎の父だという。なんとも渋い。

篠崎真二郎
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

しかし、世界を守るために妻と子(倫太郎)を捨てたというフワッとした理由には違和感しかない。そもそも、具体的に何をしていたのかが全く見えないし、母の記憶さえ持たないほど幼い頃に捨てた倫太郎を、今さら我が子と確信できる理由も全然わからない。

8年後の新堂倫太郎
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

「お前の父親だ」と言われた当初は「ウソだ!」と反発していた倫太郎も、いつの間にかその言葉を信じるようになるのだが、あの昔語りのどこに信ずるに足る要素があったのかは不明である。全ての設定が後付けなのは理解しているし、それによって、どこか歪になってしまうのは仕方ないとは思うけれど、あまりにも杜撰と言わざるを得ない。

倫太郎たち剣士が消される理由は、「剣士たちとメギドの戦いの裏で、救えなかった多くの命があった」というもの。要するに、「お前らの戦いのせいで傷つき倒れていった人たちのために、死んで詫びろ」というのである。

8年前の戦いで命を落とした亡霊たちが、倫太郎に襲いかかる。これこそが「アメイジングセイレーン」の力。単なる精神攻撃なのか、それとも現実に亡霊たちを操っているのかは不明だが、血まみれの亡霊たちがゾンビのように掴みかかってくるシーンはなかなか気色悪い。

ブレイズに襲いかかる亡霊たち
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

この、スピンオフで唐突に2号ライダーの父親が登場し、それを倒すという図式は、『ゴーストRE:BIRTH 仮面ライダースペクター』に似ている。ただしあちらは、スペクターがメインのスピンオフであることから、出生の秘密などについてもたっぷりと描いているので、物語の重みがまるで違う。名作と呼ばれる所以である。

一方で本作は、同様に「父殺し」をやってみせるが、先述したように常に違和感がつきまとう展開のため、感情移入しきれないところがあった。倫太郎の「全ての人を救えるなんて思っていない。救えなかった人たちの気持ちを全て背負って生きる」といった覚悟は伝わってきたが、「剣を振るうのをやめましぇん!」という武田鉄矢さんばりの雄叫びをもってしても、心に突き刺さるものはなかった。

脚本が『スペクター』と同じ福田さんなので、二匹目のどじょうを狙ったのかもしれないが、このパートについてはイマイチだったと言わざるを得ない。

深罪 〜デュオ〜

結婚間近の恋人と同棲中という羨ましい境遇なのは賢人だ。

8年後の富加宮賢人
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

しかもお相手は、『仮面ライダーW』で園咲若菜を演じた飛鳥 凛さんである。

立花結菜
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

しかし、賢人が引き受けることとなった深罪は、なかなかにハード。なんといっても、その婚約者に命を狙われるというのだからたまったものじゃない。

8年前、賢人とメギドの戦いに巻き込まれて死んでしまった当時の婚約者の復讐をしようと賢人に近づいたというのだから、彼女・立花結菜の恨みは相当なものである。

幸せだったこれまでを回想させることで、その闇は一層色濃くなる。仮面ライダーシリーズなのにキスシーンが登場するのは、スピンオフゆえだろう。とはいえ、『真・仮面ライダー序章』における夜のプールでの一幕を超えるシーンは、金輪際登場しないだろうけれど。

その結菜との戦いの中、賢人に新たな力が目覚める。「とある、千の夜に紡がれる、罪と魔法の物語・・・」それが、仮面ライダーエスパーダの新フォーム・アラビアーナナイトである。

仮面ライダーエスパーダアラビアーナナイト
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

変身音は、「月光黄雷(ゲッコウイカヅチ)抜刀! 月華が闇を照らし出す千と一つの物語アラビアーナナイト! SPARKLE NIGHT!」

デザインだけでなく、カラーリングや細部などに“高級感”みたいなものが宿る。アクションに従って剣の残光が走るエフェクトはありがちだけれど、美しく、カッコいい。

ラストでは、復讐に身をやつしていた結菜の中にも、賢人との思い出がしっかり刻まれていたことがわかり、それが二人の別れを余計に切なくさせた。

深罪 〜トリオ〜

今回も物語の結末を決めるのはこの人、神山飛羽真である。

8年後の神山飛羽真
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

現在は小説家として活躍しながら、親を亡くした少年・陸を引き取り、共に暮らしている。陸の両親は、剣士たちの戦いに巻き込まれ、命を落としてしまったらしい。孤児となった陸は施設に入所していたが、そこを抜け出し、ファンタジック本屋かみやまを訪れた際に火事に巻き込まれてしまう。それが原因で、炎と剣を怖がるようになり、言葉を話すこともできない。唯一の友達は、ラッキーという愛犬である(このラッキーの飼い主が元々誰なのかがよくわからない。物語の展開を見ていると陸っぽいのだが、施設で個人的に犬を飼うなんてことができるのだろうか?)。

共に暮らす陸を、飛羽真は実の子のように見ていた。しかし、8年間共に暮らしてきたにも関わらず、いまだに陸は、飛羽真のことを「お父さん」とも呼ばないし、それどころか言葉すら発しない。

物語は、この陸と、飛羽真の幼なじみだという男・間宮を軸に展開していく。

間宮
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

3人目のファルシオンも、飛羽真を狙うのだが、優先順位は①ラッキー、②陸、③飛羽真となっている。その理由として、飛羽真に、目の前で大切な人を失う辛さを味わわせたい、ということらしい。

襲いかかってくるファルシオンに、なぜか素面で挑む飛羽真。その理由は「陸が剣と炎を怖がるから」。炎の剣士としては絶体絶命であるが、最後の最後、ついに意を決してセイバーへと変身する。その身を呈して陸を守る飛羽真に、言葉が出ない自らを鼓舞しながら「お父さん!」と泣き叫ぶ陸。

「お父さん!」と泣き叫ぶ陸
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

8年間という長い期間、共に暮らしてきた二人の心が、ついに通い合った瞬間。このシーンこそが本作ナンバーワンの泣きのシーンだろう。子役の嶺岸煌桜くんの演技が光る。

だが、問題はこのあとである。ファルシオンがまだ背後にいるというのに、「お父さん、僕、物語を書いてるんだよ」と唐突にノートを広げて見せる。危機感ゼロ。ファルシオンは待機中。

飛羽真と陸の親子団欒
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

『ナニコレ珍百景』に投稿したい。この迷シーンのおかげで台無しである。

ただし、爽やかなラストシーンは中々良かった。正直、何がどうなったのかはイマイチ理解できなかったけれども。

カルテット

飛羽真、倫太郎、賢人と、本作のヒロインである芽依の4人以外については、『仮面ライダーセイバー』同窓会的な扱いとなっている。本編終了から8年後という設定ではあるが、実際にはTVシリーズ終了からまだ半年ほどしか経っていない。しかし、やけに懐かしい。まるで、街角で久々に見知った顔に出会った気分。ある者は髪を伸ばし、ある者は髪を切り、またある者は髭を蓄えたりして8年という月日での変化を表現しているが、これがなかなかハマっている。

教師になる、という夢を叶えた尾上。こういう熱血教師は、どこにでもいそうであるが、襟元に芽依の作ったピンバッジをしているところに人の良さを感じる。

8年後の尾上亮
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

相変わらず武者修行を続ける蓮。少し伸びた髪と無精髭が精悍さを引き立て、剣士として成長したことを感じさせる。

8年後の緋道蓮
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

髭を蓄えた凌牙と、髪をバッサリ切った玲花は、どちらも素敵。

8年後の神代兄妹
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

大秦寺は結えていた髪を解き、よりワイルドさを増した。ソフィアとユーリは相変わらずである。

8年後のソフィアとユーリと大秦寺
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

これらを見るにつけ、やはり『セイバー』は、3人のライダーとヒロインの4人が奏でる四重奏(カルテット)だったことを再確認する。私のレビューでは度々書いていることだが、とにかく登場人物が多すぎた。それも、ただの脇役なら問題なかったものを、みんな仮面ライダーにしてしまったからタチが悪い。

本来、いわゆる“サブライダー”というのは準主役級の存在であるはずだ。それなのに、人物像の深掘りもなければ、めぼしい活躍の場も与えない。期待に応えてくれない。だから視聴者は悶々とする。それが本作の評価を落とした一番の問題だったように思うのだが、この『深罪の三重奏』は、そこを理解し、完全に割り切ったように見える。セイバー、ブレイズ、エスパーダ以外のライダーは、あえて登場させていない。変身前の姿を、最初と最後にちょこっと披露するくらいのものである。3人以外のファンにとっては物足りなさを覚えるかもしれないが、作品としては間違いなくこちらの方がまとまっている。ドラマに没頭できる。

ただし、本作の評価は微妙である。『セイバー』過去作に比べれば幾分かはマシかもしれないが、それはメインとなる登場人物を3人+ヒロイン1人に絞ったことで、多少わかりやすくなっただけ、のような気もするのだ。

「アメイジングセイレーン」の力で、人々の中にある剣士たちの記憶を消し、全ての剣士の存在を消してしまおうという壮大な計画は、誰が考えたって頭おかしい。剣士たちのことを知る人間は、日本だけに限らないはずだ。しかも、どの人が誰のことを知っているか、なんてわかるはずもない。道ゆく人の一人ひとりに能力を使って剣士たちの記憶を消して回ってきたとでもいうのだろうか。8年かけたとしても、間違いなく無理な話だ。

また、開始直後からラスボスの正体が見え見えなのもイマイチだった。『刑事コロンボ』や『古畑任三郎』のように、最初から犯人を明らかにしたうえで、謎解きをする主人公の姿を描くならまだしも、普通に「さあ、誰が犯人でしょう?」といったつくりになっていたのはいただけない。せめて、間宮が飛羽真の幼なじみという設定でなければ、もう少し楽しめたのに・・・と思ってしまう。

では、本作に観る価値がないか? といえば、そんなことはない。1つの物語としては、粗も多く、ツッコミどころ満載なのだが、およそ1年半前とは比べものにならないほどの演技を見せてくれるキャストたちに圧倒される。

中でも、飛羽真の目の演技は良かった。目だけで、優しい父から戦う男へとシフトチェンジする様を表現するシーンは見事。

飛羽真の目の演技
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

また、お互いの記憶を失った倫太郎と賢人が街角でバッタリ出会うシーンも印象的ではあった。共に歩んだ記憶を失っていても尚、繋がる縁(えにし)。

街角で握手する倫太郎と賢人
画像引用元:仮面ライダーセイバー深罪の三重奏

彼らの成長を見届けるというだけでも、(シリーズのファンであれば)本作を視聴する価値はあると思うし、「あなたの正義、それは本当に正しいの?」と投げかけてくるような辛辣さは好み。

さらに、「絆」というものも隠しテーマになっているように思う。倫太郎と真二郎という、一度は分かたれたものの、再び邂逅した血のつながった親子の「絆」。賢人と結奈が共に過ごしてきた中で育まれた愛の「絆」。記憶を失ってもどこかで繋がっているという倫太郎と賢人の仲間の「絆」。赤の他人だった飛羽真と陸が共に歩んできた中で築かれた親子の「絆」。そして、別れてしまっても断ち切れない大切な人との「絆」である。こうして振り返ってみると、本作が『セイバー』キャストの面々との別れの作品であることを暗喩しているようで、どこかしんみりもする。

全体を通して暗いトーンで描かれた大人の物語は、ジャジーなエンディングテーマで幕を閉じる。川津明日香さんをメインにしたカルテット(他の3人は、内藤秀一郎さん、山口貴也さん、青木瞭さん)が歌う主題歌「Bittersweet」(作詞:渡部紫緒 作曲:鳴瀬シュウヘイ)がなかなか良い感じで、『セイバー』については辛口になってしまう私も、このエンディングテーマがフェードアウトする頃には、「これでおしまいか・・・」と、少し寂しくなった。

率直に言って、ファン以外にはオススメしづらい作品ではあるが、これで『セイバー』も最後。本作に関わられたスタッフさんとキャストさんには「お疲れ様でした」と心から感謝を伝えたい。

『深罪の三重奏』の視聴方法は?

本作は、2022年2月18日から4月30日までという期間限定で、TTFC(東映特撮ファンクラブ)にて有料配信されている。

1,600円(税込)で、視聴期間は7日間。とはいえ、TTFC自体も利用するには毎月960円(税込)の料金が必要だ。

私のような特撮好きには、何の問題もない価格であり、むしろほとんど使っていないアマプラの方が気がかりだったりするのだが、迷う方は多いと思う。

そこで、実際に3年ほど使い倒してきたリアルな感想を別記事にまとめて見たので、気になる方は以下の記事をチェックしていただきたい。ご参考になれば幸いである。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

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