無敵!新生ジャンヌ初登場|『仮面ライダーリバイス』第46話感想

雷堂

2022年7月31日放送『仮面ライダーリバイス』第46話「向き合う勇気・・・真に護るべきものは何?」(監督:石田秀範 脚本:木下半太)

封印を破り、復活したギフ。

ギフの遺伝子によって、悪魔と共存できる能力を持つ五十嵐一家を懐柔しようとするギフは、いともたやすくバイスを意のままに操ってみせる。

攻撃も効かず、封印もできない。

そんなギフへの対抗策はあるのだろうか?

ネタバレは差し込むものの、これからご覧になる方の楽しみを奪わない程度にとどめているつもりなので、最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

五十嵐一輝

五十嵐一輝/仮面ライダーリバイ

前田拳太郎

バイス

バイス/仮面ライダーバイス(声)

木村 昴

五十嵐大二

五十嵐大二/カゲロウ/仮面ライダーエビリティライブ

日向 亘

五十嵐さくら

五十嵐さくら/仮面ライダージャンヌ

井本彩花

ジョージ・狩崎

ジョージ・狩崎

濱尾ノリタカ

夏木 花

夏木 花/仮面ライダーアギレラ

浅倉 唯

玉置 豪

玉置 豪

八条院蔵人

門田ヒロミ

門田ヒロミ

小松準弥

牛島 光

奥 智哉

ギフ

ギフ(声)

井上和彦

ラブコフ

ラブコフ(声)

伊藤美来

五十嵐幸実

五十嵐幸実

映美くらら

守りたい

ようやく解禁された玉置の初変身(TVシリーズでは、という注釈つき。劇場版では一足先に披露されていた)。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

休養中の光から受け取ったドライバーとクワガタバイスタンプを使ってオーバーデモンズへと変身する。

デッドマンズの頃から、ただただ守りたかったアギレラ(花)への想いをまっすぐに伝える玉置に、「顔が硬い!笑え!」と返す花。

とても良いシーンだと思うのだが、唯一残念だったのは、これだけ引っ張った玉置の変身が、その後に続くさくらのパワーアップの影に埋もれてしまったことだ。玉置と花のエピソードだけで1話確保してあげても良かったんじゃないかと思ったし、普通にこれだけで素晴らしいエピソードが作れそうなのに、それを何故しなかったのかは疑問だ。これによって、玉置のモブ感がより一層強まったように感じてしまう。

元々『リバイス』は一人ひとりのキャラクターを深掘りとまではいかなくとも、それなりに目立たせようとしてきたはずで、登場人物が多くとも、雑な印象を受けなかったのだが、いつの間にかそういった美点が損なわれているように思えてならない。「なんとなく」でしかないのだが、デッドマンズ崩壊の手前あたりから潮目が変わり、お笑いコンビの空気階段をゲストに迎えたあたりからは明確にカラーが変わってしまった気がする。

このあたりのことは別記事にまとめたので、ご興味があればご一読いただきたい。決してディスっているわけではなく、ファンとしてモヤモヤしたことを言語化してみた結果である。

言葉を超えた対話

悪魔とは思えないファンシーな姿と、ほとんど「ラブ〜」といった言葉しか話さないラブコフを、か弱い存在だと思い込んでいたさくらに非はないだろう。

しかし、ラブコフが成長していた、もしくはしようとしていたことには目を向けるべきだった。一方的な思い込みを押しつけるさくらの姿は、子離れできない世の親たちへのアンチテーゼかもしれない。

言葉は通じなくとも、きちんと向き合い、気持ちを通わせたことで、さくらの仮面ライダージャンヌは、「無敵」を意味する英単語”Invincible”をその名に冠した、仮面ライダーインビンシブルジャンヌへとパワーアップを遂げる。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

仮面ライダーインビンシブルジャンヌ

身長:194cm

体重:67.8kg

パンチ力:76.1t

キック力:76.7t

ジャンプ力:88.0m(ひと跳び)

走力:1.2秒(100m)

必殺技:キングコブラスタンピングスマッシュ、キングコブラリベラルスマッシュ

これまでのコブラゲノムと比較すると、パンチ力もキック力も走力も2倍以上となり、ジャンプ力に至っては3倍強にまで引き上げられている。

肩甲骨の辺りから垂れ下がった5本のムチのようなものは「メドゥーサフリンジ」。伸縮自在な刃で、ジャンヌの死角をカバーする。まさに攻防一体の武器である。

コブラバイスタンプはキングコブラバイスタンプへと進化し、文字通り「一心同体」(胸元にラブコフの顔がついた)となったさくらとラブコフはスペック以上の活躍を見せる。無敵の名は伊達ではない。

ギフの最期、闇堕ちするジョージ

前回、ギフに精神を乗っ取られたかに見えたバイスは、そのまま操られ続け、一輝たちと同士討ちでもさせられるのか? と思いきや、あっさり解放されてしまう。ギフの言葉を伝えるためだけに操られた、というのは考えにくい。何故ならギフは日本語が堪能だからだ。

それでは、お前たちなどいつでも自由にできるのだぞ、という力の誇示だろうか? だとしたら、なかなかのインパクトだ。

しかし、ギフは五十嵐三兄妹を「新しい世界の始祖」として迎えるという。人類を滅亡させるか? それとも、世界を作り直すか? そのどちらかを選べとギフは言う。それが前回のラスト。

さて、攻撃が効かず、さらには封印さえ通じないギフを倒すにはどうしたらいいのかと悩む一輝たち。

不意に大二の身体を乗っ取るカゲロウ。髪型どころか服装まで変わるのがユニークだ。ビリー・ミリガンでもこうはいくまい。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

ギフに攻撃が効いたのは1度だけ。その際、亜空間から繭が吐き出されたことを思い出し、「だとしたら、あれはギフの本体じゃないかもしれない」「亜空間にギフの本体がいるのでは?」という謎の推測から、この空間に存在するギフと亜空間にいるはずの本体に同時攻撃を加えることで倒せるのでは? という、さらに謎な作戦が飛び出す。

理解の及ばない私を置いてきぼりにしたまま、一輝たちはギフに戦いを挑む。一輝と大二が、ギフとその配下たちと戦っている間に、亜空間へと飛び込むバイス。するとそこには、懐かしいギフの棺が置かれていた。どうやらコイツが本体らしい。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

一輝とバイスの同時攻撃で砕ける棺。しかし、ギフ自体はまだ無事だ。だとしたら、今のはバイスだけで良くね? という疑問が一瞬浮かぶが、ここからの展開は熱い。五十嵐三兄妹にバイスを加えた4人で一斉に繰り出すライダーキックでトドメ。ついに、そして今度こそ、ギフは消滅したようだ。

世界は平和を取り戻した・・・かに見えたが、その影で闇を色濃くしていく者がいた。

ジョージ・狩崎である。

前回、父・真澄の墓標に、彼の遺品を放り投げたのを見た時にイヤな予感はしていたが、やはり闇堕ちしてしまったらしい。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

背後には悪魔のような影が浮かぶ。これは劇場版で登場したシックだろう。あの物語はパラレルワールドでの出来事だったということか? と思っていたら、46話と47話の間の物語、という設定らしい(公式発表)。

画像引用元:仮面ライダーリバイス

次週は、今度こそラスボスとなりそうな新ライダーが登場する模様。刮目して待て。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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