2021年4月25日放送『仮面ライダーセイバー』第32章「僕の想い、結晶となりて。」(監督:杉原輝昭 脚本:内田裕基)
飛羽真と共にズオスを退け、芽依を救った倫太郎。
ひとときの喜びに湧くノーザンベースだが、マスターロゴスとストリウスの魔の手が迫る。
最後までおつきあいいただければ幸いだ。
キャスト
ここでは第32章のキャストをご紹介する。
【キャスト】
神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎
新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也
須藤芽依:川津明日香
尾上 亮/仮面ライダーバスター:生島勇輝
大秦寺哲雄:岡 宏明
ユーリ/仮面ライダー最光:市川知宏
神代玲花/仮面ライダーサーベラ:アンジェラ芽衣
神代凌牙/仮面ライダーデュランダル:庄野崎 謙
マスターロゴス:相馬圭祐
長嶺謙信:三上真史
幼い倫太郎:大野遥斗
ストリウス:古屋呂敏
ズオス:才川コージ
ソフィア:知念里奈
ストーリー
ストリウスと結託しているマスターロゴスは、ノーザンベースの結界を破壊する。
剣士たちが持つ聖剣とワンダーライドブックを手に入れるために、神代玲花と凌牙が遣わされるが、その影で、ストリウスとズオスもノーザンベースに侵入していた。
結界を修復しようとするソフィアは、剣士たちにノーザンベースの力=全知全能の書の一部をなんとしても守ることを剣士たちに命ずる。
玲花と凌牙に立ち向かう飛羽真とユーリ、メギドたちに立ち向かう倫太郎と尾上、聖剣とワンダーライドブックを持ってソフィアの元へ向かう大泰寺と芽依の3手に別れて行動する剣士たちだったが、大泰寺たちは玲花に聖剣を奪われ、飛羽真たちは凌牙に苦戦し、尾上はズオスに倒されてしまう。
飛羽真とユーリの二人を雑魚扱いする仮面ライダーデュランダルと、ソフィアの結界をも破壊し、倫太郎を血祭りにあげるズオス。
二つの脅威の前に、ノーザンベースは風前の灯。
「必ずノーザンベースを守ろう!」と、互いに誓った飛羽真と倫太郎は、その約束を守ることができるのか?
見えているのかと聞いているのだ!!承太郎ッ!
『ジョジョの奇妙な冒険』第3部ラストバトル。
止まった時の中を動くことのできる、唯一の存在であるはずのディオが、宿敵・空条承太郎にとどめをさそうとした瞬間に生まれた疑問。「ひょっとして、こいつ、自分の動きが見えているのか?」
『ジョジョ』史に残る心理戦の傑作である。
今回の『セイバー』では、飛羽真がまさに承太郎のような能力を開花させた。
「瞬間移動」だとばかり思われていた、仮面ライダーデュランダルの能力を見破った飛羽真。
明言されていないが、時の流れを遅くできる能力か?
高速移動とは、少し違うような気もする。
自分の能力が破られたことで、マスターロゴスの帰還命令よりも、一時の感情を優先し、飛羽真の息の根を止めようとするほどイラついていたデュランダルだったが、マスターロゴスの力で強制的に帰還されてしまう。
プライド高そうなので、以後は飛羽真を逆恨みして、執拗に追いかけ回しそうな雰囲気である。
「僕は死にましぇん!!」
「僕は、逃げませーーーん!!」
倫八先生再臨。
いや、『101回目のプロポーズ』でトラックの前に飛び出した鉄矢武田ばりの身体の張り方で仲間を守ろうとする倫太郎。
それに反応したノーザンベースの力=全知全能の書の一部が、唐突に1冊のワンダーライドブックへと姿を変える。
これこそが、「タテガミ氷獣戦記」。
仮面ライダーブレイズの最終形態「仮面ライダーブレイズ・タテガミ氷獣戦記」となるための本だ。
いつもなら本を上から下にぶっ刺して変身するが、初めて開いた本を90度回転させてぶっ刺すという方式。
「流水(ナガレ)抜刀!タテガミ展開!全てを率いしタテガミ!氷獣戦記!『ガオーッ!LONG GET!』」
「LONG GET」というのは、氷獣戦記のデザイン上の特徴でもあるフサフサの「ロン毛」のことか?
しかも抜刀すると、十字架のような紋様が開いてライオンの顔が出現し、さらにタテガミ部分が高速回転するという、玩具としてもなかなか楽しめるギミック。
仮面ライダーというよりは、スーパー戦隊に出てきても違和感のなさそうなデザインだ。
歌舞伎の獅子をモチーフとしたような姿が印象的だが、強さも相当印象的。
それもそのはず。
全知全能の書の一部ということは、セイバーのエレメンタル・プリミティブドラゴンより能力は上だと思われる。
空を飛び、海を泳ぎ、氷を自在に操り、仮面ライダーバスターさえも倒したズオスをほぼ無傷で葬ってしまう。
剣を振るたびに飛び散る氷の粒が素敵。なんだかアイスの「爽」を思い出す。美味しそう。
晴れて、ズオスに殺されてしまった師匠の仇を取った倫太郎。
今回は、倫太郎の株爆上がりの回だった。
玲花、”仲間フラグ”か?
「裏でメギドと手を組んでいるのか?」とユーリに問いかけられたあとで、何故かバスターを倒したズオスがうろついているのを目撃した玲花は、マスターロゴスに違和感を感じている様子。
マスターロゴスに忠誠は誓っているものの、流石にメギドと手を組んでいるとは思っていなかったのだろう。
兄である凌牙はマスターを盲信しているようだが、玲花はそれよりは冷静なのかもしれない。
こうなると、玲花が仲間となる可能性も出てきたか?
さらに、今回の騒動の裏側で、ストリウスは謎の本を手に入れていた。
おそらくはこれこそが第29章でソフィアが持っているとされた「人間を創造できる秘術」の書かれた本なのではないか?
終盤になり、俄然、話が盛り上がってきた『仮面ライダーセイバー』。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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