2020年12月6日放送『仮面ライダーセイバー』第13章「俺は、俺の、思いを貫く。」(監督:石田秀範 脚本:福田卓郎)
前章の最後、カリバー必殺の一撃によって倒れた賢人の運命はいかに?
最後までおつきあいいただければ幸いだ。
キャスト
ここでは第13章のキャストをご紹介する。
神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎
新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也
須藤芽依:川津明日香
富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダ:青木 瞭
尾上 亮/仮面ライダーバスター:生島勇輝
緋道 蓮/仮面ライダー剣斬:富樫慧士
大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュ:岡 宏明
ストリウス:古屋呂敏
レジエル:高野海琉
ズオス:才川コージ
ルナ:岡本望来
幼い飛羽真:前川伊織
幼い賢人:宮本琉成
謎の男:市川知宏
タッセル:レ・ロマネスクTOBI
先代炎の剣士・上條大地/仮面ライダーカリバー:平山浩行
生きていた賢人
前章(12章)のラストで、まるで死んだかに見えた賢人は生きていた。
それはそうだろう。飛羽真、倫太郎らと共に物語の主軸を担う一人なのだから、そうカンタンに消えるはずはない。
しかし、意識不明の重体。
現在、街には5本の光の柱が立ち上り、その上空には5つの光の輪が輝く。
それらは聖剣とワンダーライドブックの力によって立てられているらしい。
あと1カ所、光の柱と光の輪が生まれると、その6つの光の輪の中心に、扉が開き、現実世界とワンダーワールドが完全に繋がる。
それによって、ストリウスたちメギドは大いなる力を手に入れ、上條大地は普遍の真理に触れる。
そのためには、賢人の持つ雷鳴剣黄雷(ライメイケン イカヅチ)か上條の持つ暗黒剣月闇(アンコクケン クラヤミ)のいずれかが必要。
当然ながら、上條は自らの手元にある月闇で光の柱を立てようとするだろう。
世界を救うため、そして、闇の聖剣で斬られた賢人を救うため、剣士たちは立ち上がる。
止めろ!カリバー
自分にしかできないことをする、と言って、ノーザンベースに残る大秦寺と、意識の戻らない賢人を除く4人の剣士たちが上條に戦いを挑む。
しかし、カリバーのジャオウドラゴンの力は圧倒的。完全に異次元の強さ。
4人がかりの攻撃も全く通用しない。
そんな絶体絶命のピンチに現れたのは、なんと賢人。
傷だらけの身体で仲間たちを救おうとするが、あっさりと斬り捨てられてしまう。
新フォーム・ドラゴニックナイト
「ドでかい竜をド派手に乗りこなす、ド級の騎士のドラマチックバトル」
何度も斬り倒され、「お前の力では何も守れない」と上條に言われながらも、なお立ち上がろうとする飛羽真に奇跡が起こった。
大秦寺が解析を進める謎の本が、飛羽真の意志に呼応するかのように光り輝き、目の前に現れる。
「Don’t miss it! メタリックアーマー!ドハデニックブースター!ドハクリョックライダー!ドラゴニックナイト!すなわち、ド強い!」
ナイトというだけあって、西洋の騎士を彷彿とさせる甲冑のようなデザイン。
シルバーとレッドという、まるでウルトラマンのようなヒロイックなカラーリングもいい感じだ。
ここまで防戦一方だったが、一気に攻勢に転じる。
カリバーの攻撃を片手でいなし、強烈な一撃を放つ様は、スーパーサイヤ人に覚醒した悟空のよう。
上空に現れた本によって”真理”を手に入れるため、ふわりと舞い上がるカリバー。空も飛べるのかよ? といったツッコミはさておいて、飛羽真も竜にまたがりカリバーを追う。
「The knight appears. When you side, you have no grief and the flame is bright. ride on dragon,fight. Dragonic knight」(直訳:騎士登場。あなたの側にいると、悲しみはなく、炎は明るくなります。ドラゴンに乗って戦う。ドラゴニックナイト)
今回もグーグル翻訳による直訳。
翻訳というのは、一つの芸術だと思う。
異国語を理解するだけでなく、母国語として違和感のないレベルに落とし込む。話者もしくは書き手の意図まで汲み取る。言語を理解するだけではまるで足りない。取捨選択のセンスも問われる。
こういうのを見るたびに、まだまだ、A.Iではなく、人の存在価値は大きいと思う。
今度こそ本当にさよなら(?)賢人
新たな力によって、カリバーを倒し、世界を繋ぐ本を消滅させることに成功した飛羽真。
しかし、闇の力に侵された賢人は救われない。
赤々と瞳を輝かせ、闇へと消える賢人。
しかし、上條が言っていた”存在そのものが消える”といった雰囲気ではなく、闇の住人になったような感じ。
いずれまた飛羽真たちの前に姿を現すのだろう。
ひとまず、今はさよなら、賢人。
いよいよフードの下の素顔を晒した”謎の男”の今後も気になる。タッセルと知り合いのようだから、物語のかなり重要な役割を担う存在であるはず。
余談だが、今回、一人戦う飛羽真に向けて、仲間たちが期待を寄せるシーンがあった。
こんな感じで順にそれぞれの「いっけー!」的な画像が差し込まれるのだが、これがなんと2回繰り返される。
1回目は、微笑ましく見られるが、もう一度、まるで同じ演出が繰り返されると、なんだか妙におかしい。
ふた昔は前の青春ドラマみたいだ。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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