さよなら賢人|『仮面ライダーセイバー』第12章感想

雷堂

2020年11月29日放送『仮面ライダーセイバー』第12章「約束の、あの場所で。」(監督:中澤祥次郎 脚本:長谷川圭一)

父の死を知った賢人は、その仇である上條大地に戦いを挑む。その結末は?

最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここではキャストをご紹介する。

神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎

新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也

須藤芽依:川津明日香

富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダ:青木 瞭

尾上 亮/仮面ライダーバスター:生島勇輝

緋道 蓮/仮面ライダー剣斬:富樫慧士

大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュ:岡 宏明

ストリウス:古屋呂敏

レジエル:高野海琉

ズオス:才川コージ

謎の少女・ルナ:岡本望来

幼い飛羽真:前川伊織

幼い賢人:宮本琉成

謎の男:市川知宏

タッセル:レ・ロマネスクTOBI

先代炎の剣士・上條大地/仮面ライダーカリバー:平山浩行

6つの街(残り4つ)

前回(第11章)、レジエルによって襲われた6つの街。

飛羽真と蓮によって、2つの街を襲っていたゴブリンメギドは倒されたものの、二人の聖剣の力に反応したかのような謎の光の柱が立ち上る。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

光の柱が立ち上った街は、外部から侵入することができなくなってしまったことから、これが何かの罠であることは間違いない。

しかし、街の人たちを救うため、重症で動けない倫太郎以外の剣士たちは、残りの4つの街へ向かう。

尾上、大秦寺、飛羽真、そして賢人と蓮の4組。賢人と蓮を組ませたのは尾上の配慮。父親のことで暴走しがちな賢人を一人にしないためだ。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

それぞれ、まるで”供物”のように派遣されたゴブリンメギドを倒すが、やはりまた光の柱が立ち上る。

普通のホモサピエンスにしておくにはもったいない倫太郎

初登場時には、「普通のホモサピエンス」という、やや狙いすぎた感のあるセリフでTwitterのトレンド入りを果たした倫太郎。

しかし、準主役としては少し堅苦しすぎるというか、任務に忠実な風紀委員のような雰囲気だったが、ここに来て唐突に存在感を示し始めた。

絶体絶命の賢人を身を挺して救った前回に引き続き、今回は重症の身体にムチ打って、飛羽真の元に駆けつける。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

CGのライオンにまたがって登場する姿は、ちょっとファニーだが、それすらカッコ良く見せる言動にシビれて憧れる。『ゼロワン』の不破 諌を例に挙げるまでもなく、傷つきながらも戦いをやめない男というのは、いつの時代も美しいのである。

約束の場所

画像引用元:仮面ライダーセイバー

15年前、飛羽真と賢人とルナを引き裂いた謎の厄災。

それを再現することこそがレジエルの目的であり、そのために6つの街を襲ったのだった。

そして、賢人はその15年前のことを記憶していた。

6つの街に囲まれた広い公園のような場所。

その場所こそが、飛羽真と賢人とルナ3人の”約束の場所”。同時に、15年前の厄災の現場でもあった。

共に行動していた蓮を置き去りにし、一人で約束の場所へと向かった賢人の目の前に、上條大地が待っていた。

一騎討ち。賢人 VS 上條

前回、父・富加宮隼人(フカミヤ ハヤト)を斬ったと告白した上條大地と決着をつけるため、一人立ち向かう賢人。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

しかし、ストーリーテラー・タッセルをして「異質な力」と言わしめたワンダーライドブック”ジャオウドラゴン”の力は、やはり絶大。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

ワンダーコンボを使った賢人の全力ですら、まるで歯が立たない。

何度斬られても立ち上がる賢人に勝機はあるのか?

画像引用元:仮面ライダーセイバー

記憶を取り戻した飛羽真

唐突に記憶を取り戻し、約束の場所へと駆けつけた飛羽真の目に飛び込んできたのは、暗闇の中、傷だらけで倒れている賢人の姿だった。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

瀕死の重傷を負いながらも、飛羽真への想いを切々と語る賢人だったが、飛羽真の腕の中で意識を失ってしまう。

死んでしまったのだろうか?

暗闇の中、賢人の名を呼ぶ飛羽真の絶叫だけが響く・・・。

物語のキーマンの一人なだけに、簡単に死んだりはしないと思うのだが、メインライターが『仮面ライダーゴースト』の福田卓郎さんなだけに、一度死んで生き返る『ドラゴンボール』的展開もあり得る。

人の生命が軽く感じられてしまうので、ああいった展開は個人的には苦手だ。かと言って、死ぬ死ぬ詐欺みたいな展開もごめんである。要するに、『ゴースト』みたいな展開にはなって欲しくないということだ。

そもそも「約束の場所」なんてキーワードは、いつどこから出てきたんだっけ? というような疑問がてんこ盛りになるほど、展開が早すぎる『セイバー』は、ひとつひとつの存在が軽い。せめて、人の生命くらいはきちんと重みをもって描いて欲しいと切に願っている。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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