消えゆく街。破滅に向かう世界|『仮面ライダーセイバー』第37章感想

雷堂

2021年5月30日放送『仮面ライダーセイバー』第37章「未来を変えるのは、誰だ。」(監督:柏木宏紀 脚本:毛利亘宏)

仮面ライダーソロモンの登場によって、加速度的に破滅へと向かい始めた世界。

最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは第37章のキャストをご紹介する。

神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎

新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也

須藤芽依:川津明日香

富加宮賢人/仮面ライダーカリバー・仮面ライダーエスパーダ:青木 瞭

尾上 亮:生島勇輝

緋道 蓮/仮面ライダー剣斬:富樫慧士

大秦寺哲雄:岡 宏明

ユーリ/仮面ライダー最光:市川知宏

神代玲花:アンジェラ芽衣

神代凌牙:庄野崎 謙

マスターロゴス/仮面ライダーソロモン:相馬圭祐

バハト:谷口賢志

デザストの声:内山昂輝

ソフィア:知念里奈

賢人の命、飛羽真の命

画像引用元:仮面ライダーセイバー

ユーリによって、もたらされた真実。それは、世界を救うには2つの道があるということ。

一つは賢人が自分の命と引き換えに世界を救う道。

そしてもう一つは、飛羽真が自分の命と引き換えに世界を救う道。

本当にその二つの道しかないのだろうか?

逃げ続ける蓮。叱咤するデザスト

以前「下っ端」と揶揄した(第6章参照)飛羽真が、いつの間にか自分の手の届かぬ高みに上り詰めていることに納得がいかない様子の蓮だが、そのことから目を背け続ける蓮を、「情けない」と叱咤するデザスト。

デザストと共に闇堕ちするかに見えた蓮だが、デザストによって、自らと向き合う心の強さをも手に入れているかのように見える。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

それにしてもデザストとは一体どういう存在なのか?

強さとは?

画像引用元:仮面ライダーセイバー

「強さこそが正義」と師匠に教わり、ひたすらに”強さ”を追い求める蓮に、戦う理由を尋ねる飛羽真。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

「俺は一番強くなくたって良い。大事な時に大事なものを守れる力。それだけで良い」

以前、賢人が口にした言葉を思い出す蓮。

名言だ。

これまで築き上げてきた自分の価値観を否定することもできず、立ち去ろうとする蓮に、「一緒に戦える日を待ってる」と伝える飛羽真。

蓮が戻る日も近そうだ。

消滅する世界

仮面ライダーソロモンに立ち向かう飛羽真、賢人、倫太郎の3人だったが、ソロモンの圧倒的な力の前になす術もない。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

そうして目の前で、空に浮かぶ巨大な本によって街を一つ消滅させられてしまう。

ソロモンが「神の力」と呼ぶだけはある。建物も人も全て消失してしまうのだから。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

賢人はソロモンを倒すため、相討ち覚悟で最後の賭けに出るが、飛羽真によって阻止されてしまう。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

遅れて現れたユーリが、光と闇の2本の聖剣の力によってソロモンを封印したかに見えたが、当然、それで終わりなんて簡単な結末は用意されていない。

次回はついにセイバー最終フォーム登場の模様。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

キラッキラだ。

しかし、今の状態で、孤立する蓮や、敵対するバハト、独自の道を歩もうとする神代兄妹の心を繋ぐことはできるのか? 第35章のようなドタバタ劇にならないことを、ただただ祈るだけだ。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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