『仮面ライダー』TVシリーズで、史上最強のタイトルはコレ!

2021年4月3日、生誕50周年を迎えた『仮面ライダー』。

この50年の中で、数多くのタイトルが生み出されてきたことはご存知だろう。

TVシリーズだけを取り上げても、昭和で9作(『仮面ライダー』から『仮面ライダーBLACK RX』まで)、平成で20作(『仮面ライダークウガ』から『仮面ライダージオウ』まで)、令和で2作(『仮面ライダーゼロワン』『仮面ライダーセイバー』)と、既に30作品を超えている(2021年4月時点)。

ではその中で、「最強」と呼ぶにふさわしいタイトルは何だろう?

主観的な好きか嫌いか、ではなく、客観的に見て「最強」のタイトルである。

もちろん、初代『仮面ライダー』があったから、今があるには違いない。

しかし、50年経った今でも、あれ以上の作品はなかったと言えるだろうか? 私には無理だ。

そこで、『仮面ライダー』シリーズにおける「最強」のタイトルは何かについて考えてみる。

これから『仮面ライダー』シリーズを見てみたいという方は、まずはこの作品を見ておけば間違いない。

どうぞ、最後までお付き合いください。

目次

これこそが最強のタイトル

いきなり結論。それは、『仮面ライダー電王』だ。

異論を認めない訳ではない。しかし、そこにあなたの主観が入っていないかを確認して欲しい。冒頭にも書いたとおり、好きか嫌いか、ではないのだ。

好きか嫌いか、でいえば、『電王』は私のベストではない。しかし、全ての『仮面ライダー』シリーズを振り返ってみても、これ以上のタイトルは無いという無敵のコンテンツなのだ。

「売上が〜」とか「視聴率が〜」とかいうことはここでは書かない。その時、たまたま人気があった、というお話は、マーケティングが上手くいったというレベルの話でしかない。

そうではなく、時代を超えても尚、圧倒的に愛される要素を持っているからこそ、最強なのだと、私は言いたい。

以下、具体的に解説する。

誰もが共感できるテーマ

『電王』最大の魅力は、”タイムスリップもの”であることだ。

『バック・トゥ・ザ・フューチャー』なんて歴史的名作を例に挙げるまでもなく、タイムスリップものというのは、古今東西を問わぬ人気テーマである。誰しも、「もしも時間を巻き戻せたら・・・」なんてことを一度は考えたことがあるだろう?

『電王』は、まさにここを上手く突いている。

いわゆる”怪人”である「イマジン」は、人間に取り憑き、欲望をなんでも叶える代わりに、その人間の最も印象に残っている時間にタイムスリップして過去を改竄し、現在や未来を改変することを目的としている。そして、この”最も印象に残っている時間”というのが、大抵、「あの時、こうしていたら・・・」という、誰にでもある後悔の時間なのである。

幸せだった記憶というのは、幸せを逃した(と思い込んだ)瞬間の記憶よりも遥かにぼんやりしてしまうものだ。「人の不幸は蜜の味」ではないけれど、人間は他人の幸福よりも不幸を面白がる傾向にある。特に、ドラマであれば尚更だろう。

歳を取らないキャラクター

『電王』が放映された2007年、主演は佐藤健さんだった。

イケメンの上、いくつもの人格を演じ分けるという、離れ業を披露して、大人気を博した。

放映が終わると同時に、佐藤健さんは仮面ライダーを卒業した。当然である。

それから10年ぶりに映画『平成仮面ライダー20作記念 仮面ライダー平成ジェネレーションズ FOREVER』にサプライズ出演したときには感動したが、イケメンぶりは変わらないものの、当時とは確実に違う雰囲気を身に纏っていた。当然である。10年も歳を重ねて、まるで変わらぬ人間などいるわけがないのである。

しかし『電王』には、歳を取らないキャラクターがいる。

それが、モモタロス、ウラタロス、キンタロス、リュウタロスという4人。仮面ライダー電王/野上良太郎の身体を借りて戦うイマジンである。

名脇役どころか、5人で主演していると言っても良いほどの存在感。実は彼ら4人こそが、『電王』を最強の作品にしていると言っても過言ではない。

仮面ライダーをはじめとする特撮ヒーローは、人間が変身して戦う。つまり、変身した姿というのは、戦闘形態であるということだ。しかし人は歳を取ってしまう。いつまでも変わらぬ姿でなどいられない。誰もが美魔女みたいにはなれないのだ。

戦闘形態である変身後の姿であれば、生身の人間と違い、歳を取らない。ただし、ずっとそのままの姿でドラマパートまでこなすのは無理がありすぎる。

実際、仮面ライダーシリーズでは、過去のライダーたちと共闘するシーンというのが頻繁にあるが、昔のライダーになればなるほど、変身後の姿でしか登場しなくなってしまう。これは当時の俳優さんたちのお歳を考えれば仕方ないのだが、それでもやっぱり無理がある。違和感しかないと言っても良い。声の出演も別人だったりすると、もう、ドラえもんの声優さんが全入れ替えした時くらいには違和感が有り余るのである。

ところが、先述した4人のイマジンは、変身前の姿が既に着ぐるみだから、歳を取ることがない。もちろん中のスーツアクターさんの入れ替わりなどはあるかもしれない。しかし、その違いに気づく人なんて、ほぼいないと言って良い。

最も重要なのは、声優さんがチェンジする時だが、それも、ドラえもんの時と同じように、いつの間にか”普通”になってしまうだろう。

こうなると、『電王』は、シリーズの他のタイトルよりも圧倒的に長いスパンで使い回すことが可能である。

実際、佐藤健さんが卒業した後も、少年時代の野上良太郎(演:溝口琢矢さん)がイマジンたちの力を借りて変身するという結構無茶な設定の作品が普通に作られていたり、2020年には、小学生の女の子がモモタロスの力を借りて変身する映画(『プリティ電王とうじょう!』)も撮られるなど、その可能性は無限である。

どんな作品ともマッチする高い親和性

また、タイムスリップものというのは、どんな作品ともマッチしやすいという利点もある。

『仮面ライダーゼロワン』のような近未来でも、『仮面ライダーキバ』のストーリーパート(1980年代)でも、「タイムスリップしてきた」という一言で成立してしまう”魔法”のような力がある。

しかも、『電王』のタイムスリップ自体は、主人公だけに備わった特殊能力でもなんでもなくて、時の列車「デンライナー」に乗りさえすれば、誰でもできるというのだから、尚更都合が良い。

どんなライダーとも親和性があるうえ、いつまでも変わらぬ見た目をキープできる主役級イマジン4人の存在。そして、膨大なネタの宝庫である「タイムスリップ」ものという3つのポイントを網羅した『電王』こそ、仮面ライダー史上、最強のタイトルにして最高のコンテンツだという私の考えをご理解いただけたのではないかと思う。

まだ見たことがないとか、また見直してみようという方は、是非チェックしてみて欲しい。泣けるで。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

世界中の子供たちと、ヒーローを忘れられない大人たちに向けて、さまざまな”ヒーロー”に関するブログと、歴代仮面ライダーを中心としたイラストを書いています。マスク割れアイコンが目印。

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