本記事は、『仮面ライダーストロンガー』のデジタルイラストを描いた記録です。
私はプロのイラストレーターではありません。ただ、絵を描きたいという衝動に任せてデジタルイラストを描き始めた者です。
そんな私がデジタルイラストを描き始めるにあたって、さて何を描こうかと迷っていたところ、ふと大好きな仮面ライダーを描いてみようじゃないかと思い立ったのです。
歴代ライダーを描くだけでも簡単に100を超える絵を描くことができます。普通に練習になるだけでなく、好きなものを描く方が捗るのは間違いありません。
そんなわけで、素人のお絵描きの記録ではありますが、これからデジタルイラストを描き始めたいとお考えの方にはご参考になる部分もあるかと思われますので、どうぞ、最後までお付き合いください。
仮面ライダーストロンガーとは?
仮面ライダーストロンガーとは、「仮面ライダー」シリーズ第5弾として放映された特撮ヒーロー番組。
「ライダーマン」も含めると7人目の仮面ライダーが「ストロンガー」です。
その名の通り、わかりやすい強さを前面に押し出したライダーで、モチーフも昆虫の王様カブトムシ。
主人公・城 茂(じょう しげる)は、悪の組織ブラックサタンの手によって殺された友・沼田五郎の仇を討つため、ブラックサタンと戦います。
電気を操り、必殺技は「電キック」や「電パンチ」など。「エレクトロファイヤー(別名:電ショック)」といった飛び道具も使えます。
専用バイクの名は「カブトロー」。
「電波人間タックル」というライダー史上初の変身ヒロインが登場した作品でもあります。
デジタルイラストにオススメのガジェットとアプリとは?
デジタルイラストを描いてみようかな? と思った時、まずぶち当たるのが、「どんな機材が必要なのかわからない・・・」といったところではないでしょうか? 私もそうでした。
そこで、実体験を踏まえながら、とりあえずこれからデジタルイラストを描き始めてみたいという初心者向けにオススメをまとめてみましたので、ご覧ください。
仮面ライダーストロンガーの描き方
今回は、ストロンガーが名乗りを上げる時のポーズを描いてみます。
「天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ。聞け!悪人ども!俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!!」というお決まりのヤツですね。
イエローでおおまかに描いてみます。
下書きに使用したブラシは、ピクセルブラシの「ペン」で、太さは5pxです。
ちなみに使用しているアプリは「Adobe Fresco」の有料プランですので、無料でお試しの場合には、同じブラシがつかえない可能性もあります。悪しからずご了承ください。
筆圧で線に強弱をつけることはできませんが、描き心地が好きで、下書きにはいつもコレを使っています。
下書きが完了しました↓
アメフトっぽいデザインの胸のプロテクター”カブテクター”部分が、実物よりもちょっと華奢な印象になってしまいましたが、ひとまずはこれでまとめてみる事にします。
下書きレイヤーの上に一枚レイヤーを追加して、ピクセルブラシ「コミックペン」の太さ7pxを使って清書します。筆圧の強弱が出せるため、「ペン」よりも繊細さや力強さを表現できます。
清書が完了したら、下書きレイヤーを消し、清書したレイヤーを複製します。
この後、着色しますが、2枚の清書レイヤーのうち、必ず下のレイヤーに着色します。複製したのはミスってもやり直せるからで、下のレイヤーに着色するのは、描線を殺さないためです。
まずは黒い部分を着色します。
黒で着色するとせっかく描いた線が見えなくなってしまうので、限りなく黒に近いグレーで着色します。
次にマスクのツノ部分、胸のプロテクターと腰ベルトのバックル部分、それとスーツに走るラインを赤で着色。
目と腹部、ベルトの一部を黄緑色で着色します。
さらに腹部とベルトのブルー部分を着色。
マスクの下半分はシルバーで着色。
次に、マスクのツノ部分にオレンジを散らすように着色します。
この時、ピクセルブラシは「ソフト円 不透明」を選択します。
ここまでの着色が終わったら、上下2枚のレイヤーの間に、透明なレイヤーを1枚追加し、光の当たっている部分と影になっている部分を表現します。
これも先ほどと同じく「ソフト円 不透明」を使います。ブラシを太くすればするほど、塗った部分のぼやける部分も大きくなり、自然な光沢を表現するには最適です。
光の当たっているところはホワイトで、影の部分は黒ではなく、各部のカラーのトーンを落として着色します。トーンを落とすやり方は以下の動画をご参照ください。
下書き〜完成までを動画で復習
約4頭身のコミカルなストロンガーが完成しました。
やはり昭和ライダーは、最近のアーマーでガチガチに固めたデザインではなく、ボディラインが出るシンプルなデザインのため描きやすいイメージがあります。
中途半端にマッチョなラインを描いてしまうのは、『ドラゴンボール』が好きだったからかもしれません。実際のストロンガーは、胸のプロテクターのボリュームは凄いものの、それ以外はボディスーツというよりは服のイメージです。
こういったところは、あくまでも見たままを線で表せるようになるまで練習するしかないという感じですね。
細かいところで言えば、左半身の腰から太もものラインがずれていたりもして、色々残念な仕上がりになってしまいましたが、それは次に描き直す際の課題とします。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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