2021年5月2日放送『仮面ライダーセイバー』第33章「それでも、未来は変えられる。」(監督:杉原輝昭 脚本:内田裕基)
今回もまた盛り沢山。
こんなに盛って、キチンと回収できるのか不安になるほど最近は盛り盛りな『セイバー』だ。
ネタバレ満載なので、未視聴の方は、まず見てから読んで欲しい。話はそれからだ。
キャスト
ここでは第33章のキャストをご紹介する。
初登場の方については、ウィキペディアに記載があればリンクを貼っておくので、是非、他の参加作品もチェックしていただきたい。
神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎
新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也
須藤芽依:川津明日香
富加宮賢人/仮面ライダーカリバー:青木 瞭
尾上 亮:生島勇輝
緋道 蓮/仮面ライダー剣斬:富樫慧士
大秦寺哲雄:岡 宏明
ユーリ:市川知宏
神代玲花/仮面ライダーサーベラ:アンジェラ芽衣
神代凌牙:庄野崎 謙
マスターロゴス:相馬圭祐
ストリウス:古屋呂敏
デザストの声:内山昂輝
ルナ:岡本望来
幼い飛羽真:前川伊織
幼い賢人:宮本琉成
ソフィア:知念里奈
疑心暗鬼の玲花
前回、マスターロゴスの指示でノーザンベースを襲撃した玲花と凌牙だったが、まるで示し合わせたかのようにノーザンベースに現れたメギド・ズオスを目撃していた玲花。
「裏でメギドと繋がってるんじゃないのか?」とユーリに問われたことも気になっており、兄・凌牙に、そんな疑問をぶつけてみるが、凌牙は聞く耳を持たない。
マスターを盲信する(しようとしている?)凌牙と、玲花の温度差が徐々にあらわになってきた模様だ。
自らを煙と化し、物理攻撃を無効にする技「狼煙霧中(ノロシムチュウ)」も、実体化する瞬間を狙われるとなす術もないことが明らか(誰にでも見切れるわけではない。それができる、高い能力の持ち主には通用しないということ)となったし、相対的に弱体化していくことは間違いなさそうだし、マスターと袂を分かつのは時間の問題にも見える。
イチャイチャする男たち
相変わらずイケメン同士のイチャイチャが止まらない。
賢人ともう一度共に戦いたいと熱く語る飛羽真は、賢人を失いたくない一心だし、あえてクールに一匹狼を気取る賢人の本心は、飛羽真を失いたくないということだし、要するにただの相思相愛。
これ、放映時間が日曜日の朝でなく、金曜日の深夜なら、間違いなく「おっさんずラブ」的な流れ。
もう、本編とは別に、大人向けとして「仮面ライダー(夜の)セイバー』とか作っても人気出そうだ。
使われる女たち
ソフィアは、マスターロゴスの秘術によって生まれた人造人間だった。
前回のラストで、ストリウスがノーザンベースから盗み出した本の力によるものらしい。
ふたつの世界を繋ぐために造られた存在。
飛羽真と賢人の幼なじみであり、今はどこかに消えてしまったルナと同じということだ。
そんなルナが、ほんの一瞬だが、姿を現したのも本章の見どころのひとつだろう。
少なくとも生きているということがわかったのは、飛羽真にとっても、またマスターロゴスにとっても朗報だ。
ルナが生きていればルナを使い、ルナが死んでもソフィアを使って世界を繋ごうとするマスターロゴスの非道ぶりが際立つ。
争いが絶えず、小鳥のさえずりが人間たちの悲鳴に変わる世界を作りたいというのが、マスターロゴスの目的らしいが、「死の商人」というわけでもないだろうに、いったい何を考えているのだろうか?
闇堕ち?
このところずっとデザストに絡まれていた蓮だが、玲花に翻弄され、さらにその玲花をデザストと倫太郎が圧倒する様を見て、何か感じた様子。
強さを求めて、デザストと共に行くことを決意する。
しかし、『凱武』のミッチーのような悲壮感はなく、むしろ清々しささえ漂うため、いわゆる”闇堕ち”ではなさそうに見える。
そもそもデザストの立ち位置が他のメギドとは明らかに違うので、単純に蓮との間に友情というか、絆が生まれそうな予感も。
その影では、ストリウスが手に入れた秘術で早速、人造人間を造っている様子。
しかし、『セイバー』の世界では、人造人間=ソフィアなのか? パッと見、ソフィアに見えるし、キャストとしても新顔さんがいないので、そうなのかな? と思った次第。
綾波レイみたいな話になってくるのかな? まあこちらも今後の展開に期待しておこう。
そしてなんと言っても、ラストでマスターロゴスが「破滅の書」なるものを持ち出してきたので、聞き覚えがあるなと思っていたら、次回からは、冬のショートムービーに登場した不死鳥の剣士・バハトも登場するようだ。バハトは、あの劇場版短編だけの登場とするには、あまりにももったいないと思っていたので、嬉しい限り。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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