最後に嗤う者|『仮面ライダーセイバー』第40章感想

雷堂

2021年6月20日放送『仮面ライダーセイバー』第40章「輝く友情、三剣士。」(監督:石田秀範 脚本:長谷川圭一)

ベタではあるが、なかなか熱い展開。

クロスセイバーに惨敗し、窮地に立たされたマスターロゴスの運命は?

最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは第40章のキャストをご紹介する。

神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎

新堂倫太郎/仮面ライダーブレイズ:山口貴也

須藤芽依:川津明日香

富加宮賢人/仮面ライダーエスパーダ:青木 瞭

尾上 亮/仮面ライダーバスター:生島勇輝

大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュ:岡 宏明

ユーリ/仮面ライダー最光:市川知宏

神代玲花/仮面ライダーサーベラ:アンジェラ芽衣

神代凌牙/仮面ライダーデュランダル:庄野崎 謙

マスターロゴス/仮面ライダーソロモン:相馬圭祐

ストリウス:古屋呂敏

ルナ:岡本望来

タッセル:レ・ロマネスクTOBI

ソフィア:知念里奈

並々ならぬ“小物感“

本章の開始早々、確信を持てたことがひとつある。

それは、「マスターロゴスはラスボスじゃない」ということ。

順当にいけばストリウスなのだろうが、それ以外の誰かかもしれない。

だが、マスターロゴスだけはあり得ない。

そんな気分になったのは、マスターロゴスが発する狂気と小物感あふれる笑い声。

これと似たような笑い声をどこかで聞いたな、と記憶を辿ってみたら、思い出したのは”檀黎斗”だった。

檀黎斗
画像引用元:仮面ライダーゲンムズ

これが最終回ならいざ知らず、例年通りなら、あと2ヶ月は続く今の時点で、この雰囲気は(ラスボスでは)ない。

登場したばかりの頃に見せていた余裕ある雰囲気は微塵もなくなってしまった。

ようやく手に入れた(未だ不完全な状態ではあるが)“全知全能の書“の力にすがりつく小悪党にしか見えない。

実際、物語が進むにつれて、その小物感はより一層強まっていく。

なんだかマスターロゴスがかわいそうにさえ思えてくる。

檀黎斗(ダン クロト)とは?

『仮面ライダーエグゼイド』の登場人物。コンピューターゲーム会社・幻夢(ゲンム)コーポレーションの二代目社長で、天才ゲームクリエイター(演:岩永徹也)。父は幻夢コーポレーションの創業者・檀正宗(ダン マサムネ/演:貴水博之)。アクの強すぎる設定で、一際記憶に残るキャラクターだった。仮面ライダーゲンムに変身する。

2021年4月、久々に親子共演を果たした新作『仮面ライダーゲンムズ』がTTFCで独占公開されている。

操られる者たち

”全てのライドブックを統べる”ソロモンの力によって、操られる者たち。

自らの意思に反し、大切な者に容赦なく斬りかかる。

凌牙は妹の玲花に。

仮面ライダーデュランダル
画像引用元:仮面ライダーセイバー

倫太郎と賢人は、仲間である飛羽真に。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

その様を見て、高笑いするマスターロゴスだが、実は彼も・・・。

画像引用元:仮面ライダーセイバー

操る者

前章で飛羽真のクロスセイバーの力に敗れたマスターロゴスは、二つの世界を繋ぐ少女・ルナを捕らえ、完全なる”全知全能の書”を手に入れようとする。

自らを「神」と名乗り、不遜な態度を隠そうともしないマスターロゴスに、とりあえず調子を合わせて大人の対応を見せるストリウス。

ストリウスとマスターロゴス
画像引用元:仮面ライダーセイバー

同じ”大いなる力”を求める両者。

これまではストリウスが協力者という立場に甘んじているように見えたが、そうする理由は何なのか? まるでメリットが見えないと思っていたのだが、ついにここに来てストリウスが牙を剥いた。

再び飛羽真に敗れ、ボロボロのマスターロゴスを始末する。弱るところを待っていたのかもしれないが、秒で消滅。こんな惨めな結末ってあるだろうか?

画像引用元:仮面ライダーセイバー

”全知全能の書(未完成)”をその手にしたストリウスは、ひっそりと新コスチュームに身を包んでいた。

ストリウス新コスチューム
画像引用元:仮面ライダーセイバー

目元のメイクも変わっているようにも見える。

新フォーム“フィーチャリングセイバー”登場

前回に続き、今回も新フォームが登場する。

その名も“フィーチャリングセイバー”。

フィーチャリングセイバー
画像引用元:仮面ライダーセイバー

クロスセイバーが、自らの「ブレイブドラゴン」と倫太郎の「ライオン戦記」と賢人の「ランプドアランジーナ」の3冊を使って変身するフォーム。

右肩にドラゴン、胸にはライオン、左肩には魔法のランプが備わる。が、カラーリングはキラッキラのクロスセイバーのまま。

『仮面ライダージオウ』でも、ジオウ、ゲイツ、ウォズが三位一体となる「ジオウトリニティ」というフォームが存在したが、それに近い。

ただし、まるで違うのが主人公以外の二人の処遇だ。

3人が身も心も一体となるジオウトリニティに対し、フィーチャリングセイバーは、脇役2人が丸腰になってしまう。

フィーチャリングセイバー
画像引用元:仮面ライダーセイバー

倫太郎と賢人はいきなり防御力がゼロになるわけだから、身の危険どころか生命の危険に晒されるが、「そんなことは、(セイバーさえ強くなれれば)それでいいんだよ!という開き直りが感じられる。

デザインはフィーチャリングセイバーの方がまとまっているが、その半分は仲間の犠牲でできている。

一方、ジオウトリニティはダサいが、半分は優しさでできている気がする。

キミはワンダーワールド

ふたつの世界をつなぐ少女ルナを捕らえるため、なりふり構わぬマスターロゴスと、それを阻止しようとする飛羽真、倫太郎、賢人の3人。

3人の奮闘の甲斐あって、ルナはマスターロゴスの手を逃れ、タッセルに保護される。

タッセルとルナ
画像引用元:仮面ライダーセイバー

そこでルナに告げられた真実。「キミはワンダーワールドそのもの」。

これは、「キミは太陽」といった比喩表現ではなく、そのままの意味らしい。と言っても、すぐに飲み込めるような話ではないけれど。

とにかくタッセルによれば、そのルナに選ばれた飛羽真は、これから永遠にワンダーワールドでルナと共に生きていく運命らしい。

それを聞いたルナは、無邪気に喜ぶどころか、仲間たちと別れなければならない飛羽真のことを想い、表情を曇らせる・・・。

ルナ
画像引用元:仮面ライダーセイバー

次回は、この事実が飛羽真に突きつけられる様子。

なんだか最終回目前みたいな流れになっているが、あと2ヶ月持つのだろうか?

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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