スペシウム光線を使わなかった理由とは?|『ウルトラマン』第9話感想

雷堂

1966年9月11日放送『ウルトラマン』第9話「電光石火作戦」(監督:野長瀬三摩地 特技監督:高野宏一 脚本:山田正弘)

大型台風の直撃を受け、復興作業中の町に怪獣が現れる。

しかもそれは、ウランを食糧とする厄介な相手だった・・・。

『シン・ウルトラマン』にも登場したガボラ登場回をレビュー。最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

キャスト

ここでは第9話のキャストをご紹介する。

本作初登場でウィキペディアに記載のある方についてはリンクを貼っておくので、他の参加作品も是非チェックしていただきたい。これは、特撮作品に出演した俳優さんたちを応援したいという趣旨である。

なお、以下の画像は全て『ウルトラマン』より引用している。

ムラマツ隊長

ムラマツ隊長

小林昭二

ハヤタ隊員

ハヤタ隊員

黒部 進

アラシ隊員

アラシ隊員

石井伊吉

イデ隊員

イデ隊員

二瓶正也

フジ・アキコ隊員

フジ・アキコ隊員

桜井浩子

ホシノ・イサム少年

ホシノ・イサム少年

津沢彰秀

高原少年団団長補佐:(武)佐藤英明、(敏男)山村哲夫

高原少年団・団長:今井和夫

土木作業現場主任:池田忠夫

土木作業現場作業員:市原清彦

警察署長:熊谷卓三

宇波里町町長:深見吉衛

ナレーター:石坂浩二

ウラン怪獣ガボラ現る

台風一過。

大型台風の直撃を受けた伊豆半島は復興作業の真っ最中。そんな迷惑なタイミングで地下から姿を表したのは、ウラン怪獣ガボラである。

画像引用元:ウルトラマン

まるでドリルのように尖った頭部を持ち、四足歩行をするガボラは、身長50m、体重25,000t。好物はウラン235で、1日に10,000tも食べ、食べる際には周囲に放射能を撒き散らすという悪夢のような怪獣だ。しかも口からは放射能を含み、物体を一瞬で破壊する光線まで吐き出すというのだからたまらない。

そんなガボラが伊豆半島に現れた目的は、もちろんウラン235。それが、阿部町にあるウラン貯蔵庫に保管されているらしい。ウラン235を奪われることはもちろん大問題だが、何よりも放射能汚染を看過するわけにはいかない。出撃した科特隊は、どうにかして人里離れた場所へガボラを誘導しようと作戦を立てる。それが電光石火作戦である。

作戦内容は、ガボラの好物であるウラン235を入れたカプセルを吊るしたヘリコプターで、ガボラを町から30kmほど離れた山奥へ誘導し、そこで倒すというもの。馬の鼻先にニンジンをぶら下げるようなもの。ヘリはハヤタが操縦する。

画像引用元:ウルトラマン

ミニチュアのヘリコプターがガボラを先導する様は、電光石火というよりは悠々自適という雰囲気が漂うが、ハヤタたちの狙い通り、ガボラはぶら下げられたウラン235に誘われてヘリを追いかけ続ける。

そしていよいよ目標地点に到着・・・といったところでハプニングが起こる。逃げ遅れた2人の少年たちがいたのだ。

彼らは高原少年団(ボーイスカウト? 劇中では団長に「そんなことでは立派なアルピニストにはなれないぞ!」などとたしなめられていたので、本当のところはよくわからない。ちなみに団長は少年どころか、まあまあのおっさんである)の団長補佐たち。物資を調達するため町に向かう途中だった。

ハヤタと共にヘリに乗り込んでいたフジ隊員とホシノ少年によって避難誘導される少年たち。

その直後、ハヤタの乗るヘリはガボラによって撃墜されてしまうのだった。

地味な決着

ヘリを撃退し、カプセルに入ったウラン235にむしゃぶりつこうとしたガボラの前にウルトラマンが仁王立ち。この演出は面白い。

面白いついでに書かせてもらうと、ドリルのように見えていたガボラの頭部が実は花びらのようなヒレが閉じたものだったことも興味深い。『シン・ウルトラマン』を見た後だと、どうということもないと思うが、初めてコレを見た時にはちょっとした驚きがあるはずだ。

画像引用元:ウルトラマン

ヒレを解放した後のガボラは、強力な放射能光線を吐き出すことが可能となるのだが、何故か格闘戦多め。というよりも、ウルトラマンが積極的に格闘戦に持ち込んでいるように見える。これはガボラに放射能光線を吐き出させないための配慮と言えそうだ。

それを裏付けるように、いつもなら肉弾戦で弱らせてスペシウム光線でトドメという流れが多いのだけれども、今回は肉弾戦のみ。ガボラの首回りのヒレをむしり取って投げ飛ばすと、そのままガボラは生き絶えてしまうという、なんとも地味な最期だが、これも体内に放射能を溜め込んだガボラを爆発させるわけにはいかないというウルトラマンなりの配慮だったと考えれば合点がいく。

ちなみに、このヒレをつけたガボラの着ぐるみはめちゃくちゃ重かったらしく、頭を上げることさえ大変だったのだろう。ピアノ線のようなもので上から頭部を引っ張り上げている様子が見える。

こうして振り返ってみると、第9話はパッと見、見どころらしきものがなかったように思えてしまう地味な回である。しかし、ウルトラマンが何故いつも通りに戦わなかったのか? なんてことを考え始めると、途端に奥深いものが感じ取れる。

また、ガボラのその独特なデザインも良かった。『シン・ウルトラマン』でシャープにリデザインされたガボラはさらにカッコよかった。

今『ウルトラマン』を視聴するなら「TSUBURAYA IMAGINATION」一択だ。とはいえ、毎月課金が必要なので、迷う方も多いと思うが、そんな時は既に1年以上加入してみて感じたメリットとデメリットをまとめたこちらの記事を参考にして欲しい。

是非ともウルトラマンの深淵なる世界を覗いてみていただきたい。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

特撮ヒーローのレビュー(仮面ライダーシリーズとスーパー戦隊シリーズは旧作から最新版まで。ウルトラシリーズは昭和がメイン)を中心に、ゲームに書籍にチョコボールなど、大好きなものに囲まれた秘密基地のようなブログです。インスタでは、特撮ヒーローのイラストも描いているので、よかったら覗いてみてください。イチオシのライダーは『W』。マスク割れアイコンが目印。僕と握手!

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