2021年1月10日放送『仮面ライダーセイバー』第17章「古の使者は、光か影か。」(監督:諸田 敏 脚本:毛利亘宏)
何者かの思惑によって引き裂かれた仲間同士の絆。
そして、メギドにされてしまった雑誌社の編集長・白井ゆきを巡る物語。第17章をレビュー。
最後までおつきあいいただければ幸いだ。
キャスト
ここでは第17章のキャストをご紹介する。
本作初登場の方は、ウィキペディアなどにリンクを貼っておくので、他の参加作品なども是非チェックしていただきたい。
神山飛羽真(カミヤマ トウマ)/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎
新堂倫太郎(シンドウ リンタロウ)/仮面ライダーブレイズ:山口貴也
須藤芽依(スドウ メイ):川津明日香
尾上 亮(オガミ リョウ):生島勇輝
緋道 蓮(アカミチ レン):富樫慧士
大秦寺哲雄(ダイシンジ テツオ):岡 宏明
ユーリ/仮面ライダー最光:市川知宏
ストリウス:古屋呂敏
レジエル:高野海琉
ズオス:才川コージ
神代玲花(シンダイ レイカ):アンジェラ芽衣
白井ゆき:長谷部 瞳
イエティメギドの声:羽多野 渉
タッセル:レ・ロマネスクTOBI
浦島太郎
1,000年の時を超えて現代に蘇った光の聖剣・ユーリ。
まさに”浦島太郎状態”。
髪型は1,000年前の人とは思えないほど、こざっぱりしているが、服や食といったものはまるで違って当たり前。不思議な力で、(男女を問わず)目にした服装をそっくりそのままコピーして見せる。
須藤芽依から流行りのタピオカを手渡されるシーンでは、1,000年前の人なら当然に思いつきそうな「カエルの卵」というキーワードを出さなかったのは、多方面への配慮だろう。
それにしても、数年後には「ああ、この当時はタピオカが流行ってたんだな・・・」としみじみ思い出しそうなエピソードである。
侵食するメギド
前章のラストで、レジエルによって新たなアルターライドブックを体内に埋め込まれてしまった白井ゆき。
須藤芽依の上司であり、作家・神山飛羽真の作品を掲載する雑誌「グリム」の編集長である。
氷の力を操るイエティメギドと化し、自らの意思とは無関係に、街の人たちを襲ってしまう。
体内に巣食うアルターライドブックは、徐々に宿主に侵食していき、いずれは身も心も完全に乗っ取ってしまうようだ。
当初は真っ白だった本が、じわじわと真っ赤に染まっていく様は、血を吸っているようにも見えて、なんとも不気味だ。
斬る(Kill)?
街に現れたイエティメギドと戦う中で、その実体が白井ゆきであることに気づいた飛羽真は、思い切って戦うことができなくなる。
「助けて」という、ゆきの叫びに応えようとするものの、果たしてどうやったら助けられるのかもわからない。
一方、ユーリは、「剣士にできるのは斬ることだけだ」と、メギドに斬りかかる。
闇と共に生まれた光の聖剣だけあって、ユーリの力は凄まじい。
イエティメギドの力によって氷漬けになったエリアも、一瞬で元に戻してしまう。
さらに斬りかかった際、剣を捕まえられてしまうと、今度は影の中から戦士(ライダー)を呼び出す。
このライダーは普通に戦うことができるのに、影だから相手の攻撃は全く効かないというチート能力を発揮する。移動も早いし、弱点が見当たらない。
ゆきに容赦なく斬りかかるユーリを止めようとした飛羽真も、捕まえることができず、身体をすり抜けてしまう。
最後は力技でユーリの攻撃を阻止した飛羽真。
「なぜ邪魔をする?」と問いかけるユーリに、「俺が、ゆきさんを救う!」と答える飛羽真。
二人の間に生まれた溝は、解消されるのだろうか?
それとも、相容れない存在としてこのまま物語は進んでいくのだろうか?
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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