2021年11月、森永製菓から期間限定の新商品、大玉チョコボール「ピスタチオ味」が登場しました。
チョコボールといえば、ピーナッツという印象が強いもの。そのピーナッツの代わりにピスタチオを使ったのかと思いきや、どうやら全然違う様子。早速、実際に食べてレビューしてみたいと思います。どうぞ最後までお付き合いください。
パッケージ
まるで抹茶のようなパッケージカラー。ピスタチオグリーンと呼ばれる色合いを再現したものでしょう。イタリアのグリーンピスタチオというのも有名で、これは「食べるエメラルド」とか「緑の金(ゴールド? カネ? おそらく直訳なので、真意がイマイチわかりません)」などとも呼ばれているようです。
大玉チョコボールならではのパウチ型パッケージのため、スタンダードな箱と異なり、クチバシ(取り出し口)は存在せず、金銀エンゼルも登場しません。その代わり、レアものとして「金のチョコ玉」が入っていることがあるらしいです。
銀のエンゼルは10ヶ月ほどの間に10枚集めることができましたが、この金のチョコ玉には、まだ1度もお目にかかったことがありません・・・。
お馴染みのキョロちゃんは、そのピスタチオの殻を破って出てきたかのようなデザイン。頭には王冠まで載せていますが、これはピスタチオが独特の風味から「ナッツの女王」と呼ばれていることにインスパイアされたものと思われます。つまり、このキョロちゃんは女の子なのでしょう。いちご味のパッケージなどに登場している子と同じというわけですね。残念ながら、まるで見分けがつきませんが。
深い味わい
パッケージの裏に記載された断面を確認します。
チョコボールの中心に入っているのは、当然、ピスタチオかと思いきや、まさかのピーナッツ。
思わず白目になります。
香ばしピーナッツの周りをクリスプで包み、それをピスタチオ味のチョコレートでコーティングしてあるとのこと。
確かに「チョコボール・ピスタチオ味」ですからね。「チョコボール・ピスタチオ」ではない。ピスタチオそのものを使っていないという点では、「カニ風味カマボコ」みたいなものではあります。決してカニそのものではないという密やかな主張。しかも、カニ風味カマボコはカニ味とも明言していないわけですから、これと比較すれば、ピスタチオ味は格段に潔い。背筋がしゃんと伸びている気がします。
さて、そろそろ開封してみましょう。中身はパッケージ同様、見事なピスタチオグリーン。
しかし、形状も大きさも、まるでマスカットのよう。これだけパッと見て、ピスタチオ味だと言い当てられる人はいないでしょう。同じ色合いで「シャインマスカット味」なんて出されたら、マジで区別がつかない。
それにしても、シャインマスカット美味しいですよね。以前、銀座千疋屋のシャインマスカットを贈答品としていただいたことがありましたが、大袈裟ではなく感動しました。ぶどう1房で約20,000円というお値段に驚愕しますが、間違いなくお!値段以上の悦びが得られます。桐箱に入った見た目だけでも只者ではない感が満ち溢れているのですが、食べたらもっと凄いんです。これはもう、体験していただくより他にありません。
チョコボールにもシャインマスカット味を是非! と、森永製菓さんにリクエストした上で話を戻します。
かじってみると、このとおり。
中にはしっかりした大きさのピーナッツ。さらに結構肉厚なチョコでコーティングがされています。
そして何より美味しい。ピスタチオの味なのかどうかは、正直、私の舌ではよくわかりませんでしたが、それはそれとして、純粋に1つのお菓子として美味しいです。
自分の味覚の覚束なさを正当化するワケではありませんが、コレって一番重要なことではないでしょうか?
隠し味とか、秘伝の味とか、作り手のこだわりはありがたいし、それに気づける人も凄いとは思いますが、要は「美味しい」か「美味しくない」かでしょう。どれだけこだわったって、美味しくないものは食べたくないじゃあないですか。
そこからすれば、私はこの「ピスタチオ味」をもう一度食べたいと思うくらいには美味しいと感じました。
ただのチョコよりも深いというか、濃厚な味わいは私の舌でも感じられました。それでいて甘さにしつこさがありません。これならいくらでも食べられそう。惜しむらくは、販売期間が限定であるということ。
しかもコンビニ限定のようなので、見かけたら即ゲットしてみてください。ちなみに私はセブンイレブンで購入しました。オススメです。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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