嫌いだった抹茶にハマる|チョコボール「抹茶×あずき」を食べてみた

雷堂

最初に言っておく。抹茶は、かーなーり、苦手だ。

地域性みたいなものもあるのかもしれないが、抹茶そのものを飲む機会は、まずないし、あちこちで見かける抹茶ラテなど口にしたくもない(単なる飲まず嫌い)し、抹茶アイスなど言語道断。コース料理の最後に、頼んでもいない抹茶アイスが出てきたりすると、テンションは著しく下がってしまう。

そんな私が愛してやまないチョコボールの新作が、「抹茶×あずき」だと知った時、ゲンナリしたことは大袈裟でもなんでもない。

本気で購入を躊躇った。

チョコボールの全てを食べ尽くすことを目標にしているが、ここでまさかの抹茶である。「存在は知っていたけど、気づいたら売り切れていた」と自分自身に言い訳をして逃げ出そうかと考えたほどである。

そのくらい苦手なのだ。

食べられないとか、アレルギーだとかでは決してない。単に、あの味が好きではないのだ。それは本当に美味しい抹茶を飲んだことがないからだ、と、誰かに言われたことがある。ウニなんて生臭くて好きになれないと言った時に、それは本当に美味しいウニを食べたことがないからだ、と言われたこともあるが、確かに、北海道旅行に行った際に食べたウニ丼は美味かった。

とは言え、今回はチョコボールだ。たかがお菓子だし、あくまでも風味でしかないことはわかっている。それに、「チョコボールで初めて美味しい抹茶に出会いました!」なんてことを書いたら、京都の人には怒られそうな気もする。

さて、前置きが長くなったが、抹茶嫌いな私が、実際に食べてみた感想を書いてみたいと思う。最後までおつきあいいただければ幸いである。

目次

和を感じるパッケージ

パッケージ

落ち着いたモスグリーンのパッケージに金色の文字が浮かぶ。周りを彩る花火のような模様もまた、和のテイスト。「和を感じるチョコボール」というフレーズは、「あんこ玉」や「きなこ玉」に書かれていた「和なチョコボール」というフレーズに近い。

「素材の美味しさ、閉じ込めました」と、ちょっと自信ありげ。

お皿に載せられたチョコボールは、そのカラーリングのせいもあり、チョコボールというより、よもぎ餅のようである。中にあずきが用いられていることも、よもぎ餅感を高めている。

そのチョコボールの間から、ひょっこりと顔を出すキョロちゃんも抹茶バージョンである。何色に塗られてもかわいさに翳りがない。本当に良いデザインだと思う。

なん・・・だと?(実食)

さて、実食だが、その前に、チョコボールではおなじみの断面図を見ておこう。

なんと、ここに来て、外は抹茶、中はあずきだと思っていたことが間違いであることが発覚する。

パッケージ裏に、ココアビスケット入りチョコレートを、あずきパウダー入りの抹茶チョコでコーティングしたものであることが明記されているのだ。ココアと抹茶とあずきとか、いったい、どのようなハーモニーを醸し出すのだろう?

すっかりおなじみとなったパウチ型パッケージを開封する。

鮮やかな緑色。マスカットみたい・・・と言うよりは、マリモや苔玉を思い出す。

手に取ってみる。ツヤツヤしている。

苦手意識と先入観が邪魔をしているのか、あまり美味しそうには見えない。いや、抹茶好きなら美味しそうに見えるのだとは思うが、こちとら抹茶は苦手なので、こういった感想を持つことはお許し願いたい。

これは仕事ではないが、限りなく仕事に近いものだ。好きも嫌いもない。思い切って口に放り込む。

「・・・・・あれ? 美味しい・・・」

食感は、まんまチョコボールだが、ふわっと鼻に抜ける香りは、抹茶のそれである。しかし、あずきっぽいテイストもしっかりとある。味わいは、よもぎ餅に近い。これは、普通に美味しい。

構えていただけに、完全に拍子抜けしてしまった。

しっかり和風な味わいを残しながら、食感はチョコボールだ。後味も悪くない。

ただし、チョコ感はほとんど感じられない。これはいい意味にも悪い意味にもなるだろう。和風な味わいを期待する人には朗報だろうし、“チョコ”ボールを期待する人には悲報かもしれない。しかし安心して欲しい。美味しいのは間違いない。

なんと言っても、抹茶が苦手な私が、あっという間に全部食べてしまったのだ。なんなら、また購入しても良いかな、と思えるくらいには好印象だった。

以前購入した「あんこ玉」と「きなこ玉」は、こうではなかった。不味かったとは言わないが、チョコボール感は圧倒的に薄かった。もはや和菓子のひとつに数えても良いくらい、和に振られた商品だった。だから、和菓子好きには、あちらの方が刺さるかもしれない。

この商品もまた和菓子好きに刺さることは間違いないのだが、「あんこ玉」「きなこ玉」と決定的に異なるのは、そこまで和菓子に傾倒していない人たちにも刺さることである。より門戸が広くなったとも言えるだろう。

私もこれで抹茶に対する苦手意識が少しなくなった・・・なんて書いたら、京都の人に怒られるだろうか?

どこで買える?

いつも通り、期間限定の商品である。お買い求めは、お早めに。

コンビニ限定商品となっているが、私はセブンイレブン以外で見たことがない。

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

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