40年以上も愛され続けている森永ラムネとの自社コラボ商品。
森永ラムネは、材料の90%がブドウ糖。数年前から、このブドウ糖が集中力アップにつながるとの噂が広まり、多忙なビジネスマンの間で話題になっているとか。
昔からよく言われていますが、脳がダイレクトに取り込むことができるのは「糖質」だけ。
その糖質の一種であるブドウ糖を摂取することで脳の疲れを癒やすというのは、生化学的には間違っていません。集中力がアップするかどうかは不明ですが、疲れがとれれば、パフォーマンスが回復するのは間違いなさそうに思えます。
そんな話題のラムネとコラボしたチョコボールをレビューしますので、最後までお付き合いください。
パッケージ
ラムネのコスチュームがかわいらしいキョロちゃんが目印。
大きく「ぶどう糖入り」と書いてある上に、「がんばる」という一言も添えられている。先述したように、もうひと頑張りしたいビジネスマンに向けた言葉だろう。小さな子供たちにはまるで刺さりそうもないフレーズである。
1989年、「24時間戦えますか?」というキャッチフレーズで一世を風靡した「リゲイン」を思い出す。
あの頃の日本は、今でいうブラック企業みたいなものばかりだったようだが、その代わり、給料も良かったようだし、勢いだけは間違いなくあった。
私は当時、まだ学生だったが、大人というのは皆ギラついて見えた。
良いか悪いかは抜きにしても、少なくとも今の日本にあの頃のようなパワーは感じられない。
ラムネづくし
話が脱線したので、早速開封してみよう。
色味からして、いかにもラムネな感じのチョコボール。
ガリガリ君のソーダ味のような雰囲気だが、味もまさにそんな感じ。
断面を見ると、ブドウ糖90%のラムネをラムネ風味のチョコで包むという、ラムネ・オン・ラムネ。要するに、ラムネでしかない。
食感もほぼラムネ。表面のチョコの層はそれほど厚くないため、かじれば、ほんのわずかチョコを噛んだ感触の後、ラムネを噛み潰したボリッという歯応えがある。
正直なところ、なぜこれをチョコボールにしなければならなかったのか? と疑問が湧くほどにただのラムネ。
ラムネなんて、もう何年も食べたことがなかったから、懐かしさはあったけれど、それだけだった。
仕事の途中で立ち寄ったコンビニで購入したが、リフレッシュされたような感覚は特になかった。
購入するには
全国のスーパーやコンビニで扱っているが、期間限定商品のため、在庫がなくなった時点で完全終了。
ネットで掘り出し物を探すか、再販されるのを待つしかない、
ただし個人的にはオススメはしない。
ラムネ(というかブドウ糖)の効能を求めるなら、森永ラムネを購入した方が手取り早いし、チョコボールの変わり種を期待するなら、チョコボール感は薄すぎてお話にならない。
普通にスタンダードなチョコボールを購入した方が賢明だと思う。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。