思いつくままに歴代仮面ライダーのイラストを描いています。
今回は『仮面ライダーX』。その制作過程を記録しました。
初心者向けの内容ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
仮面ライダーXとは?
「仮面ライダーX」とは、1974年に放映された仮面ライダーシリーズ第3弾です。
バッタの能力を持つ改造人間だったV3までとは違い、メカニカルなイメージに生まれ変わったライダー(デザインモチーフはバッタのまま)。
謎のGOD機関によって殺された神(ジン)親子の息子、神 敬介は、父である海洋科学者・神 啓太郎が最後の力を振り絞って施術したサイボーグ手術で、深海開発用改造人間・カイゾーグとして蘇り、仮面ライダーXとしてGOD機関と戦うのです。
GOD機関とは、対立している大国同士が水面下で手を組み、サイボーグの力で日本全滅を企む組織です。過去のショッカーやデストロンが世界征服を企んでいたことを考えると、少しスケールダウンしたようにも思いますが、とりあえず一国だけというのは現実味が増したような気も・・・?
また、今や武器を手に戦うライダーは当たり前ですが、ベルトに装着されたライドルという武器を操る、初めての仮面ライダーでもありました。
制作過程
まずは下書きですが、Xのトレードマークとも言える武器「ライドル」を片手に携えたポーズを取らせてみます。
顔については予め3分割のラインを引いて、仮面ライダーを描く際のキモとなる目の大きさのバランスを決めていきます。
下書きには、ピクセルブラシ「ペン」を使っています。
ライドルを持ったところまでザクっと描いたところで、詳細を書き加えていきます。
ライドルはきちんと直線で描きたいので、「定規ツール」を使います。
画面右下のアイコンをタップすると画面上に定規が現れます。
1本指で定規を好きな位置に動かせて、2本指でひねると角度を自由に変えられます。
下書き完了。
下書きレイヤーの上に一枚レイヤーを追加して、清書します。
清書にはピクセルブラシ「コミックペン」を使います。筆圧で強弱が表現できるので力強いラインが引けます。
清書が完了したら、下書きレイヤーを消し、清書したレイヤーを複製します。
この後、着色しますが、2枚の清書レイヤーのうち、必ず下のレイヤーに着色します。
複製したのはミスってもやり直せるからで、下のレイヤーに着色するのは、描線を潰さないためです。
まずはスーツを着色します。
ブルーグレイにしておきます。
マスクやベルトをシルバーに。
先ほどブルーグレイで着色したスーツも同じ色で塗り直してみましたが、なんとなく違和感があるので、ここから修正していきます。
手袋やブーツ、マフラーなど、黒い部分は濃いグレイで着色します。
黒で塗ってしまうと、せっかく描いた線が消えてしまうためです。
目と胸、ベルトの風車やライドルの先端を赤く塗ります。
目に光沢を書き入れ、少しトーンを落とした赤で、目の下半分と、胸のパーツの影になる部分を着色します。
この、トーンを落とすやり方は下の動画の通りです。
次に仕上げとして、光が当たる部分にはホワイトを。影になる部分には各部のトーンを落としたカラーで着色します。
仕上げのピクセルブラシは、「ソフト円 不透明」を選択します。
上下2枚のレイヤーの間に、透明なレイヤーを1枚追加し、光の当たっている部分と影になっている部分を表現します。
完成です。
”タイムラプス動画”で振り返り
ところがここで思わぬミスが発覚。
腕の赤いラインを塗り忘れていました。
これでようやく完成です。
ちなみに、以前初めて描いてみたXライダーはこんな感じでした↓
半年ほども前に描いたものですが、なんだか色々酷い・・・。
描き続けていれば少しずつは上達できると思うので、これからイラスト始めたいという方も、始めたばかりという方も、一緒にがんばりましょう。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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