思いつくままに歴代仮面ライダーのイラストを描いています。
今回は『仮面ライダーX』。その制作過程を記録しました。
初心者向けの内容ですが、どうぞ最後までお付き合いください。
仮面ライダーXとは?
「仮面ライダーX」とは、1974年に放映された仮面ライダーシリーズ第3弾です。
バッタの能力を持つ改造人間だったV3までとは違い、メカニカルなイメージに生まれ変わったライダー(デザインモチーフはバッタのまま)。
謎のGOD機関によって殺された神(ジン)親子の息子、神 敬介は、父である海洋科学者・神 啓太郎が最後の力を振り絞って施術したサイボーグ手術で、深海開発用改造人間・カイゾーグとして蘇り、仮面ライダーXとしてGOD機関と戦うのです。
GOD機関とは、対立している大国同士が水面下で手を組み、サイボーグの力で日本全滅を企む組織です。過去のショッカーやデストロンが世界征服を企んでいたことを考えると、少しスケールダウンしたようにも思いますが、とりあえず一国だけというのは現実味が増したような気も・・・?
また、今や武器を手に戦うライダーは当たり前ですが、ベルトに装着されたライドルという武器を操る、初めての仮面ライダーでもありました。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2021/07/ttfc1-5-300x158.jpg)
制作過程
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/1E09FF9A-906F-4B1B-9187-1C98682129E1-300x190.png)
まずは下書きですが、Xのトレードマークとも言える武器「ライドル」を片手に携えたポーズを取らせてみます。
顔については予め3分割のラインを引いて、仮面ライダーを描く際のキモとなる目の大きさのバランスを決めていきます。
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下書きには、ピクセルブラシ「ペン」を使っています。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/C9C7EFA8-5886-45C3-9451-097F9DDC1416-300x190.jpeg)
ライドルを持ったところまでザクっと描いたところで、詳細を書き加えていきます。
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ライドルはきちんと直線で描きたいので、「定規ツール」を使います。
画面右下のアイコンをタップすると画面上に定規が現れます。
1本指で定規を好きな位置に動かせて、2本指でひねると角度を自由に変えられます。
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下書き完了。
下書きレイヤーの上に一枚レイヤーを追加して、清書します。
清書にはピクセルブラシ「コミックペン」を使います。筆圧で強弱が表現できるので力強いラインが引けます。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/37ED3C8B-66A5-473B-865A-E49AD6EDE4EB-300x190.jpeg)
清書が完了したら、下書きレイヤーを消し、清書したレイヤーを複製します。
この後、着色しますが、2枚の清書レイヤーのうち、必ず下のレイヤーに着色します。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/13E27A08-3DE2-4BA3-9197-26405A802A15-300x190.jpeg)
複製したのはミスってもやり直せるからで、下のレイヤーに着色するのは、描線を潰さないためです。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/89BF44E7-B22E-43C2-A5FB-8E0514C19A3A-300x190.jpeg)
まずはスーツを着色します。
ブルーグレイにしておきます。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/C4814F79-85DB-4DFE-ABFD-E98799F96922-300x190.jpeg)
マスクやベルトをシルバーに。
先ほどブルーグレイで着色したスーツも同じ色で塗り直してみましたが、なんとなく違和感があるので、ここから修正していきます。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/4BEFDB6E-B746-4FE9-A153-92871B371638-300x190.jpeg)
手袋やブーツ、マフラーなど、黒い部分は濃いグレイで着色します。
黒で塗ってしまうと、せっかく描いた線が消えてしまうためです。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/3EB40FCD-A45D-4050-87B7-88221E21ADDF-300x190.jpeg)
目と胸、ベルトの風車やライドルの先端を赤く塗ります。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/C5E501C7-17BE-4CCB-96D6-F38922A7857A-300x190.jpeg)
目に光沢を書き入れ、少しトーンを落とした赤で、目の下半分と、胸のパーツの影になる部分を着色します。
この、トーンを落とすやり方は下の動画の通りです。
次に仕上げとして、光が当たる部分にはホワイトを。影になる部分には各部のトーンを落としたカラーで着色します。
仕上げのピクセルブラシは、「ソフト円 不透明」を選択します。
上下2枚のレイヤーの間に、透明なレイヤーを1枚追加し、光の当たっている部分と影になっている部分を表現します。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/91D5ED65-8C29-4BAA-8A92-38A593B3D36E-300x190.jpeg)
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/97FB2BCF-1E5B-495E-8ACF-5EF570EDE2C2-300x190.jpeg)
完成です。
”タイムラプス動画”で振り返り
ところがここで思わぬミスが発覚。
腕の赤いラインを塗り忘れていました。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/41E7D653-045A-4326-86D8-5FB07DFCDE85-300x225.jpeg)
これでようやく完成です。
ちなみに、以前初めて描いてみたXライダーはこんな感じでした↓
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2020/11/3343303D-B491-4269-85EA-D4B436F56393_1_201_a-300x295.jpeg)
半年ほども前に描いたものですが、なんだか色々酷い・・・。
描き続けていれば少しずつは上達できると思うので、これからイラスト始めたいという方も、始めたばかりという方も、一緒にがんばりましょう。
![](https://battablog.com/wp-content/uploads/2022/02/icon1-150x150.jpg)
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
\ 僕と握手! /