2021年3月7日放送『仮面ライダーセイバー』第25章「煙をまといし、深紅の刺客」(監督:上堀内佳寿也 脚本:福田卓郎)
飛羽真が仮面ライダーカリバーを倒したあたりから、ちょいちょい現れていた謎の煙。
煙が掻き消えた後には、そこにあったワンダーライドブックや聖剣も消えていたという不思議。
そして前回、大秦寺が語った「煙を操る聖剣」の存在。
所有者はやはり、あの人だった。
最後までおつきあいいただければ幸いだ。
キャスト
ここでは第25章のキャストをご紹介。
【キャスト】
神山飛羽真/仮面ライダーセイバー:内藤秀一郎
新堂倫太郎:山口貴也
須藤芽依:川津明日香
尾上 亮/仮面ライダーバスター:生島勇輝
緋道 蓮:富樫慧士
大秦寺哲雄/仮面ライダースラッシュ:岡 宏明
ユーリ/仮面ライダー最光:市川知宏
神代玲花:アンジェラ芽衣
ルナ:岡本望来
尾上そら:番家天嵩
少年:青木 鳳
タッセル:レ・ロマネスクTOBI
ソフィア:知念里奈
夢と幻
プリミティブドラゴンと化し、次々と仲間たちを襲う飛羽真。
全ての仲間たちを倒し、ついには芽依にまで斬りかかろうとしたところで覚める夢。
最悪の目覚めだが、そこに幻のようにルナが現れる。
ひとこと、「助けて・・・」と呟き消えるルナ。
自らが飲み込まれた”時空の狭間”に助けに来てほしいということなのだろうか?
視線は飛羽真ではなく、プリミティブドラゴンの禁書に向けられているようだが・・・。
少年
プリミティブドラゴンという強大な力を手に入れたものの、毎度暴走し、敵も味方も見境なく傷つけてしまう飛羽真。
このままではまずいと、プリミティブドラゴンの力を制御する方法を探す飛羽真たち。
飛羽真は、我を失った時にいつも目の前に現れる謎の少年が気にかかっていた。
そしていつしか、その悲しげな少年を助けたいと思うようになっていた。
少年は誰なのか? そして、この少年を助けることができたら、プリミティブドラゴンの力を制御することができるようになるのだろうか?
全ては不確定だが、これが現状では唯一の手がかりと言って良い。この謎を解くことはできるのだろうか?
サーベラ初登場
ついにその姿を現した、仮面ライダーサーベラは神代玲花であった。
セイバーでは初の女性ライダーで、煙の力を操る「煙叡剣狼煙(エンエイケンノロシ)」を振るい、ワンダーライドブック「昆虫大百科」で昆虫の能力を使う。
この煙の力を操るというのが厄介で、自身を煙化することもでき、斬撃も光弾も効かない。まるで「ワンピース」に登場したモクモクの実の能力者・スモーカーのようだ。
なぜかプリミティブドラゴンの攻撃だけは喰らっていたが、”覇気”みたいなものを纏っているだろうか?
変身音は「この薄命の群が舞う幻想の一節・・・狼煙開戦! FLYNG! SMOG! STING! STEAM! 昆虫CHU大百科! 揺蕩う切っ先!」というもの。
戦闘力の高さは歴代仮面ライダーに登場した女性ライダーとしては最強の部類で、戦場を華麗に舞う姿は一見の価値あり。
尾上と大秦寺の2人を同時に相手しながら、全く寄せつけない。
『ゼロワン』のバルキリーのように、最初だけしか活躍の場を与えられずに終わってしまうことだけは避けてほしいと切に願う。
それにしても、久々にソフィアが登場したと思ったら、玲花に拘束されていることがわかった。
しかもビンタまでかますという、なかなかの冷酷非道ぶりを見せる。
ドSなクールビューティー。
「踏んでください」とか「罵ってください」と懇願するファンが続出しそうな気配である。
一か八かのプリミティブドラゴン
飛羽真たちと共に行動したいと思いながらも、ソードオブロゴスを裏切れない倫太郎は、芽依のおかげで、飛羽真との友情を確かめ合い、世界を救いたいという目的も一緒だということを再認識する。
サーベラに苦戦する尾上と大秦寺を助けるため、ノーザンベースに駆けつける2人。
煙の力の前になす術もない飛羽真は、「万が一、仲間を傷つけようとした時は、自分を斬ってくれ」とでも言わんばかりに倫太郎に目配せをした後、一か八かでプリミティブドラゴンへと変身する。
決死の覚悟なのだが、この時の表情が必死すぎる。
どう見ても「笑ってはいけない」で蝶野正洋のビンタを全力で嫌がる月亭方正だ。
この後、思いっきり勢いをつけてワンダーライドブックをソードライバー(ベルト)にぶっ刺すシーンも、力が入りすぎてて動きが妙だ。
まあ、イケメンは何したってイケメンなので、これはこれで良いのだ。
しかし、プリミティブドラゴンの力はやはり絶大。
サーベラに一矢報いるが、やはり暴走してしまう飛羽真。
そこに再び現れたのは、仮面ライダーカリバー。
前回はあっさりとプリミティブドラゴンを止めることができたが、今回はまさかの相討ち。
両者の変身が解け、カリバーの正体が明らかになる。
なんと、それは死んだはずの賢人だった。
なぜ、賢人がカリバーになっているのか?
その謎は次回以降、示されるだろう。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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