『ウラ仮面ライダー』リバイス#1 感想【ネタバレ】

「TTFC(東映特撮ファンクラブ)」で配信されている『ウラ仮面ライダー』も『セイバー』から『リバイス』へとシフトされた。

本記事では、その第1回目をレビュー。初々しいキャストたちのトークや、顔合わせの際に柴﨑監督からキャストへ語られた心得など、他では見ることのできない情報が盛り沢山。

どうぞ、最後までお付き合いください。

目次

異例のタイミング

ウラ仮面ライダー
画像引用元:ウラ仮面ライダー

しかし、まだ『セイバー』が放映中というタイミング(2021年8月8日)でシフトされるというのは異例だ。

この『ウラ仮面ライダー』という番組は『ゼロワン』の頃から始まったのだが、『ゼロワン』から『セイバー』へのシフトはもっと遅かった。『セイバー』発表直後に、メイン監督の柴﨑貴行さんとメイン脚本の福田卓郎さんをゲストにした回があったけれど、それはあくまでも特別回であって、初めてキャストを招いた回はTV本編第6章放映直後。つまり、放映開始から1ヶ月半も経ってからである。それまでは『ゼロワン』のキャストによる振り返りトークなどを配信していたのだ。

もちろん『セイバー』のキャストを招いた回も今後用意されるのかもしれないが、『セイバー』絶賛放映中の今、主要キャストを召喚するとはマジで驚く。

東映の『リバイス』に賭ける意気込みゆえか、『セイバー』は既に見切ったということなのか。いずれにしてもこちらの気持ちは既に『リバイス』へと向かってしまう。

オーディション合格通知の瞬間

主要キャストとして登場したのは、五十嵐一輝役の前田拳太郎さん、五十嵐大二役の日向 亘さん、五十嵐さくら役の井本彩花さん、ジョージ・狩崎役の濱尾ノリタカさんの4人。

濱尾さん以外の3人が、オーディションの合格通知を受ける瞬間をカメラに収めているのだが、その時の初々しい反応に、こちらまでなんだか緊張してしまう。

主演の前田さんは、いきなりマネージャーに呼び出され、何か怒られるのかと思ったらしい。「決まりました」という一言にも「え? 本当ですか?」と、呆然とした感じ。実感が湧かない時というのはこんなものだ。これで「よっしゃー!」なんてガッツポーズを見せられたら、むしろウソくさい。

オーディション合格時の前田拳太郎
画像引用元:ウラ仮面ライダー

日向さんも同様。マネージャーに次のオーディションについて相談しようと呼び出され、手渡された封筒の中から「仮面ライダー決定」と書かれた1枚の紙。これも喜びよりも驚きの方が上回っている感じ。しかし、あふれるような笑顔が印象的。嬉しさが込み上げるって、こういう状態なんだろうな、と思う。

オーディション合格時の日向亘
画像引用元:ウラ仮面ライダー

井本さんについては、他の二人よりも凝ったサプライズとなっていて、仮面ライダーとは全く無関係のインタビューをしている中で、唐突に「次の仮面ライダーのヒロインに決まった感想はいかがですか?」ととんでもない質問が飛んでくる。目を見開く驚愕の表情。気の利いたセリフよりも先に涙が浮かぶ。「嬉し泣きなんて人生で2度目」と言っていたが、本当に嬉しいんだろうなという空気感が伝わってくる。

オーディション合格時の井本彩夏
画像引用元:ウラ仮面ライダー

過去作でも、「次のライダーに決まったと言われたとき、どうでしたか?」というのはお約束の質問だが、そこで考え抜かれたコメントを聞くより、こうしてその一度しかない瞬間を切り取ってくれたのは、とても良かった。少なくともこれだけで演者さんに対する共感が生まれる。

キャストの心得

その合格通知から2日後には顔合わせをしているというスピード感に驚いたが、『リバイス』の初仕事は、まさかの短編映画デビューだったわけだから、それもまた当然なのかもしれない。過去のライダーでもチラ見せ程度の出演はあったが、『リバイス』は普通にTV1本分くらいの尺の作品である。これからジョギングでも始めようかな、という人を、いきなりハーフマラソンにエントリーさせるくらいの勢いである。ビビらないわけがない。

過去作でもよく聞く話だが、お芝居がほぼ初めてという人たちが、大した心の準備もないままに、こうして現場に放り出されるというのは不安以外の何者でもないだろう。まさにリアル・サバイバルだ。ただし、このサバイバルの効果は抜群である。私はお芝居の世界のことなど知らないが、何もお芝居に限らずとも、やはり実践に勝るものはないと思う。「サバイバル術」みたいな本を何冊も読むより、とりあえず山の中で実際にサバイバルしてみないと見えないものというのは多い。

しかも、とりあえずここを生き抜けば良いという気持ちではダメで、ここで今後生き抜くための術を身につけた人だけが、これから先も活躍していける、というのは、なかなかハードルの高いことではあろうが、先人は皆やっている。その場凌ぎの考え方で大成功を収めた人なんて聞いたことがない。

ここで本作のパイロット監督である柴﨑貴行さんの一言が刺さる。

柴﨑貴行監督
画像引用元:ウラ仮面ライダー

「セリフを覚えることは大事だけれど、それはバッターボックスに立つようなもの。こちらが期待しているのは、そこでヒットかホームランを打って欲しいということ」

これは、お芝居に限った話ではないだろう。最低限の準備をするのは誰でも当たり前のこと。結果を出すところまで考えるのがプロというものだ。

出会い頭に、こうした「プロ意識」を叩き込まれたキャストさんたちが、ここから1年間でどのような進化を見せてくれるのかが本当に楽しみだ。

ライダーも戦隊も、ヒーローもののドラマというのは一つの側面でしかなく、実は若手キャストさんたちの成長を記録するドキュメンタリー的な役割も担っていて、それこそが「若手俳優の登竜門」と呼ばれる所以なのだろうと思っている。

まだまだ全貌が見えないだけに、期待と同じくらい不安もあるけれど、2021年9月5日、新たなライダーの誕生を心待ちにしたい。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

世界中の子供たちと、ヒーローを忘れられない大人たちに向けて、さまざまな”ヒーロー”に関するブログと、歴代仮面ライダーを中心としたイラストを書いています。マスク割れアイコンが目印。

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