『ウラ仮面ライダー』リバイス#2 感想【ネタバレ】

「TTFC(東映特撮ファンクラブ)」で配信されている『ウラ仮面ライダー』のレビューをお届けする。

前回同様、MC・篠宮 暁さん(オジンオズボーン)による主要キャスト4人へのインタビューが続く。

本放送開始前なだけに、そこから垣間見える作品の片鱗に目を凝らしてしまうのがファンのサガというもの。

今回の見どころを3つご紹介するので、最後までおつきあいいただければ幸いだ。

目次

売れる俳優の条件

本作のパイロット監督である柴﨑貴行さんは、『クウガ』の頃からライダーの現場にいらっしゃる方。

柴﨑監督
画像引用元:ウラ仮面ライダー

その柴﨑監督が、これまで見てきた俳優さんたちの中で、売れる俳優さんに共通する条件というのを話している。

それは「素直」であるということ。

具体的には、オダギリジョーさん、要潤さん、竹内涼真さん、佐藤健さんらの名前が挙がった(もちろん他にもいらっしゃるだろう)が、全員「素直」だったそうだ。

ただし「素直」と言っても、ただ他人の言うことを聞く、というのではなく、他人の意見を受け入れることができる、という意味らしい。自分の感覚が絶対だ、とは思わないこと、自分の世界に閉じこもらないことができることだろう。当たり前のことのように聞こえるが、これが本当に難しい。

自分で考え抜けば考え抜くほど、出てきた答えを絶対だと信じたくなるのは誰でも一緒だろう。

しかし、答えなんてものは人の数だけ存在する。そうした自分とは異なる意見をポンと言われた時に、自分自身の出した答えを否定されたような気分になることもあるだろう。そこで「あの人の意見は自分とは合わない」とシャットアウトするのはカンタンだ。しかし、それでは進歩がない。鎖国みたいなものである。

特定の職業に限ったことではなく、どんな人にも当てはまることではあるが、他人に見られる俳優の仕事ともなれば尚更だろう。自分が見ている自分と、他人が見ている自分の印象というのは、想像以上に違うものだ。その他人の印象をシャットアウトするというのでは引き出しが増えていかない。

今も売れている俳優さんたちは、自分なりに作り上げてきたキャラクター像は当然に持ちながら、周りのアドバイスにも耳を貸し、それらを掛け合わせながら、ちょうどいい着地点を見つけるための努力を惜しまなかった。その結果、より多くの引き出しと、自分を俯瞰する目を手に入れ、演技の幅を広げてきたということなのだろう。

俳優でもなんでもない私たちにも大切な心得だと思う。深く胸に刻みつけたい。

柴﨑監督の印象

それでは、キャスト陣から見た柴﨑監督の第一印象とはどんなものだったろう?

濱尾ノリタカ
画像引用元:ウラ仮面ライダー

これが4人ほぼ一致で、「きちんと言語化して伝えてくれる監督」というものだった。仕事において、こういう上司はめちゃくちゃありがたい。

これが、「なんとなく」できてしまうような上司だと大変だ。自分が「なんとなく」やっていることをボヤッと伝えてくるので再現できない。そのくせ、「なんで俺が言ったとおりにできないッッッ?!」と、刃牙みたいに怒られるのでタチが悪い。

そこからすれば、柴﨑監督のような上司は理想的である。実は結構怖いという話を聞いたこともあるが、上司に大切なのは、怖いかどうかではなく、大切なことをキチンと伝えようと努力してくれる人かどうかだ。

こういう監督の下で、経験のない若手キャストさんたちがどのように成長していくのか、大変興味深い。

はじめてのさつえい

さらに番組では、はじめての撮影シーンについても触れられた。

夏映画の入浴シーンだったらしいが、4時間も湯に浸かり、その際、のぼせないようにお湯の温度をぬるめに設定したら寒くて仕方なかったらしい。のっけから過酷な現場である。

しかも、デビュー早々、前貼りをして全裸での演技とか、それだけでも仮面ライダー史上に残るできごとではないか。

舞台が銭湯ということで、これからも度々入浴シーンは登場するはずだが、前貼りを乱発し、前貼りだけしか印象に残らないような作品にならないようにと願うばかりだ。

既に『セイバー』増刊号で、バイスのおならネタが解禁されたばかりだが、子供人気にあやかろうと、おならに裸といった、安直なお笑いに逃げるのは絶対にしないで欲しい。

仮面ライダーは、いつだって子供たちが憧れて、少し背伸びをして楽しむものだと思うから。

と、ここまでは五十嵐三兄弟の話ばかりではあったが、今回はジョージ・狩崎役の濱尾ノリタカさんの衣装合わせのシーンも流された。

濱尾ノリタカ
画像引用元:ウラ仮面ライダー

今回の『リバイス』における個人的最注目人物がこの人で、『クウガ』と同じ年に誕生し、ライダーオタクのお父さんの影響でご本人もライダー好きだという。

そして演じるジョージ・狩崎は、ライダーオタクのマッドサイエンティストという設定。『ウラ仮面ライダー』でも、ちょいちょいライダー好きの片鱗を見せてくれていて、その姿を見るのが、私は個人的に大好きです。ありがとう。

『ウラ仮面ライダー』を視聴するにはコチラ↓

雷堂

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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