【食べてみた】チョコボール「ホットケーキ味」・本物には敵わない

子供の頃、初めて自分の手で作ったお菓子をおぼえていますか? 

私はホットケーキでした。そもそも、母と一緒にキッチンに立った最初の記憶がそれだったかもしれません。ボウルにホットケーキミックスと牛乳と卵を入れて混ぜ、フライパンで焼く。たったそれだけのことなのに、一人前に料理ができるような気になっていたものです。

それでも、そのこんがり焼けたホットケーキ(生焼けにならないよう気をつけ過ぎて、多少焦げてしまっていたことも良くありました)が、自分の手で作られたというだけで、何か特別なもののように感じられ、いつも母に作ってもらっているものよりも格段に美味しく感じられたものです。

そんなホットケーキミックスを長年作り続けている森永製菓が、ホットケーキ味のチョコボールを発売しました。

森永製菓お得意の自社製品のコラボ商品です。超ロングセラー同士、看板商品のコラボということで期待は大。さて、そのお味は? 実際に食べてみた感想を率直にレビューします。どうぞ最後までお付き合いください。

目次

パッケージ

こんがりと、そしてふっくらと焼けた美味しそうなホットケーキが3枚も積み重なっています。頂上にはやんわりと溶けかけたバターと、たっぷりのメイプルシロップ。幸せな家庭の象徴のようにも感じる、というのは言い過ぎでしょうか。だけれど、私にはこの写真の向こう側に、笑顔いっぱいの家族の姿が透けて見えるように感じられてなりません。

お母さんが焼くホットケーキを、今か今かと待ち望む子供たちの笑顔。子供たちが頑張って作ったホットケーキを囲む両親の笑顔。そういったものが、自然と思い出されるのです。それはひょっとしたら自分の記憶なのかもしれませんが。

パッケージだけで、こんなにも想像を膨らませてくれるチョコボールは滅多にありません。

おなじみのキョロちゃんは重ねられたホットケーキの上で溶けているのか? ホットケーキの着ぐるみを着ているのか? 頭に乗せたバターが、まるでお風呂に入っているようにも見えますが、かわいいので良しとしましょう。

チョコボールといえばコレ! というスタンダードな箱型パッケージなので、“クチバシ”部分にエンゼルを見つける楽しみもあります。

優しげな見た目、優しすぎる甘さ

開封すると、クリーム色の優しげな見た目のチョコボールとご対面。

色味だけでいえば、なんだか茶碗蒸しに入れられた銀杏みたいにも見えますね。サイズ感もそれに近いです。

断面を見ると、ビスケットをホットケーキ風味チョコで包んであるようです。

いつものピーナッツではなく、ビスケットというのも、優しげな雰囲気をさらに助長させています。これを見ただけで、サクサクとした食感が想像できますが、この「サクッ」とか「カリッ」いう食感もチョコボールの魅力です。

口に放り込んでみると、やはりサクッというビスケットの感触が心地よいです。甘さもとても優しい感じ。

ただし、優しすぎて少し物足りない感じも・・・。

ホットケーキ味と言われれば確かにそうなんでしょうが、なんだか水に溶いたホットケーキミックスを食べているような感じです。当然ながら、水に溶いたホットケーキミックスなど食べたことはありませんが、優しすぎるというか、薄いというか、なんとなくそんな感じがします。

決してまずいわけではないのですが、これなら本物のホットケーキが食べたいと思ってしまいます。

ホットケーキは、「ホット」だからいいのでしょう。冷えたケーキはただのケーキ。飛べないブタはただのブタです。

購入するには

全国のスーパーやコンビニで買えますが、残念ながら期間限定品となっています。

もしかしたら店によっては在庫があるかもしれませんが、正直に言って、これを買うなら本物のホットケーキを買うべきだし、チョコボールが食べたいのなら、別の味を選ぶべきだと私は思いました。

正直に言って、個人的にはオススメしません。

私のオススメのチョコボールは、こちらの記事にまとめてありますので、ご興味があればのぞいてみてください↓

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

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