チョコボール「小枝」・50周年を迎えた人気商品同士が織りなす最強のコラボ

2021年9月29日2022年6月22日

森永製菓のお菓子といえば？　と質問されたら、人それぞれに様々な商品名が挙がると思います。

マリービスケット、チョコチップクッキー、エンゼルパイ、パックンチョ、おっとっと、ポテロング、ミルクキャラメル、ラムネ、ハイチュウ、ダース、チョコボール・・・ちょっと考えただけでも、これだけの商品が浮かびます。

そして、「小枝」。

今回、同じ森永製菓の超ロングセラー、「チョコボール」と「小枝」というコラボ商品が登場したのでレビューします。

どちらもそれだけでお客さんを呼べる人気商品同士のコラボ。悟空とベジータがフュージョンしたくらいの衝撃。どうぞ、最後までお付き合いください。

パッケージ

いつものスタンダードな箱ではなく、ジップロックタイプのパッケージに、いかにも「小枝」なカラーリングが特徴的です。

ひっそりと、キョロちゃんも小枝バージョンとなっています。

お腹の部分が小枝チョコとなり、小枝にとまっています。止まり木の小枝はいつもどおりですが、キョロちゃんのお腹には、ほんのり違和感を感じます。遠目に見ると、なんだか”じんましん”ぽくも見える。そんなことはない？　いや、見えるんだから仕方ない。小枝は大好きなので、なんとなく言いづらかったんだけれども。

そして、パッケージ右上に燦然と輝く「50周年」の文字。

小枝はなんと、1971年から続くロングセラー商品だったのでした。

1971年といえば、『仮面ライダー』生誕の年でもあります。

ここは是非、「小枝」と『仮面ライダー』のコラボも見たいところ。50周年も残りわずかとなりましたが、森永製菓さん、よろしくお願いします！！

限定商品ではもったいない

開封すると、中身はこんな感じです。

パッと見、小枝ではなく、チョコボールにしか見えないのは当然ですが、このチョコの見た目は間違いなく小枝のそれです。

昔からシンプルなチョコよりも、ナッツなど何かが混ざっているチョコに惹かれてしまうのは私だけでしょうか？　もちろんシンプルで美味しいのが一番ですし、本当に美味しいものは混ざりものなどなくとも美味しいもの。例えるなら、美味しいお米は、ふりかけやおかずなど無くとも、それだけで抜群に美味しいものです。

しかし、美味しいお米に海苔や納豆など、何かもう一品あれば、無限に食べ続けられそうな気がしませんか？　私にとって、混ざりものの入ったチョコというのは、それに近い感じなのです。なんだか一層美味しそうに見えてしまいます。

このチョコボールの中身はこんな感じになっています。

中心にピーナッツなどが入っていて、それをチョコでコーティングしているという、一般的なチョコボールとは全然違う構造になっています。

パフと砕いたアーモンドの入った小枝チョコレートをボール状にしたものとなっているのです。

なんだか懐かしい味です。思えば「小枝」を最後に食べたのはいつだったか・・・？

私がまだ小さな頃、大好きだった「小枝」は、自分が大きくなるにつれて、あの小さなサイズ感がもどかしくなりました。

「マックのポテトは2〜３本一気に頬張りたい」という、私のような感覚の方にならわかってもらえそうな気がするのですが、小枝も１本ずつ摘み出してポリポリと食べる感じがちょっと物足りなかったのです。かといって、数本まとめて食べてしまうと、なんだか小枝感が急に薄れるような感じがありました。ワガママすぎますね。

そんなつまらない理由で最近は全然食べていなかったのですが、大玉のチョコボールで食べてみたら、過去に感じた物足りなさが解消されてしまいました。小枝を束で食べたら、小枝感がなくなるのがイヤでしたが、こちらはあくまでもチョコボールですから、小枝感が損なわれる、なんてことはありません。小枝の味は元々好きでしたから、もはや言うことはありません。

だから「小枝」を今後、このくらいのサイズ感で販売して欲しいとは思いません。それでは「小枝」感が出ない。ただの「枝」です。

それならば、この小枝味のチョコボールをレギュラー化していただきたい。無理でしょうか？　森永製菓さん。