「チョコボール」の取り出し口(通称:くちばし)に時々ついているエンゼルマークを集めて(金なら1枚、銀なら5枚)送るともらえる「おもちゃの缶詰」にご興味はありませんか?
2021年3月に最新版にモデルチェンジしたおもちゃの缶詰『飛びたいキョロちゃん缶』を、大量画像60枚を使って、隅から隅まで完全公開します。
おもちゃの缶詰の実物は見たことがない、という方はもちろん、おもちゃの缶詰は昔持っていた、という方は、ご自身の記憶と最新版の中身を比べてみるのも面白いかもしれません。どうぞ最後までおつきあいください。
開封の儀
2021年5月10日、集めた銀のエンゼル5枚を封筒に入れて応募。
5月21日、『飛びたいキョロちゃん缶』到着。
前バージョンの『走る!キョロちゃん缶』も、およそ2週間で届きましたが、何度経験しても待ち遠しい。大人だって、子供に負けないくらいワクワクします。
パッケージ
これがパッケージです。惜しげがない。本当にこの状態で送られてきます。
嬉しい反面、受け取るこちらもちょっと気恥ずかしくて、配達員さんの顔をまともに見ることもできません。「あー、子どもが欲しがってたヤツだ」的な空気を醸し出そうと努力しますが、さて伝わったかどうか。うつむきがちにお礼を言って受け取ります。
箱のサイズは、幅165mm × 高さ170mm × 奥行き140mmほど。大人なら片手で持てます。
天面には宅配便の送付状が貼られていて、底面には何もないので、他3面をご紹介します。
空をモチーフにしたキョロちゃんのかわいらしいイラストがセリフつきで描かれています。かわええ。
パッケージの中
蓋を開くとこんな感じ。
上面もダンボールで保護されているので、それを外すと・・・
キョロちゃん登場!
さらにそのキョロちゃんを恐る恐る引き抜くと・・・
取り扱い説明書と単3電池が2本、それと2枚の軟質パーツ。そう、これが”キョロちゃんの羽”です。
実は、この羽のパーツは白い袋に入れられて、写真の位置に貼り付けてあったのですが、開封の儀を待ちきれなかった息子が取り出してビリビリに破いてしまったのです。元の状態を可能な限り再現はしたものの、破れた袋はどうにもなリませんでした。
子供心に火をつけるキョロちゃん、恐るべし。
飛びたいキョロちゃん缶
さて、それではキョロちゃん本体を見てみましょう。
まずは正面。
どデカいクチバシが特徴的。クチバシは上と下でキチンと段をつけて表現されています。
次に右側。突き出ているのは、”羽”を取り付ける箇所。
左側。マフラーを巻いたパイロット仕様?
背面には「スタートボタン」とスピーカーがあります。
本体下部(足元)にはタイヤがついています。
ゴムが巻かれているので、フローリングやフロアタイルといった滑りやすい床の上でも問題なく走ります。足は左右独立したパーツになっており、ばたつかせて走る感じが楽しいです。ただの景品であっても、こういった細かいところをケチらないのは流石。長く愛されてきた理由がわかります。
続いて、頭を取り外します。
頭の中は空洞になっていて、そこにおもちゃが入っています。これこそ「おもちゃの缶詰」。おもちゃの中身は後述します。
胴体には、電池ボックス(単3電池2本)と、本体の電源スイッチがついています。ここは前モデルの『走る!キョロちゃん缶』と同じ。違うのは、「飛びたいキョロちゃん缶」の刻印だけ。
プラスドライバーを使わないと電池ボックスの蓋が開かないようになっているのは、他の幼児用玩具同様、小さな子が電池を誤飲することのないように、という安全設計でしょう。面倒ですが、仕方ない。
続いて、羽のパーツを取り付けます。
パチンと嵌めるのではなく、前もしくは後ろからスイッとスライドして取り付けます。サイズはぴったりなので、取り付け後、ガタつくことはありません。左右どちらも取り付けたら完成。
ちょっと斜めから前面を撮影。
続いて右側。
左側。
最後は背面。
写真では羽の色が薄く見えますが、これは照明の関係で胴体部分が影になっているため。素材の違いも影響しているとは思いますが、実物は全く一緒の色で、違和感は全くありません。”取ってつけた”感はありますが、キュートさは普遍。デザインの良さが光ります。
遊び方
『飛びたいキョロちゃん缶』には、3つのモードがあります。
電源をオンにすると、「一緒に遊んでね。3つのモードがあるよ」というキョロちゃんのセリフと共に”応援して!モード”に移行します。
背中にあるスタートボタンを長押し(2〜3秒押し続ける)する度にモードが切り替わり、キョロちゃんが声で知らせてくれます。モードは3つ用意されています。
3つのモードとは?
- 応援して!モード
- 全力飛びたいモード
- いますぐ飛びたいモード
各モードの詳細は以下のとおりです。
① 応援して!モード
このモードにして、背中のスタートボタンをポチッと短押しすると「スタンバイクエッ!キョロを床に置いて、かけ声をかけてクエッ!」と言うので、「キョロちゃん!」と声をかけると、「キョロの夢は、空を飛ぶことクエッ!」と言って走り出します。
ある程度(最長2m)走ると、ピタリと動きを止め、「悔しい〜。”キョロちゃん”て呼んでクエッ!」とリクエストしてくるので、声をかけると再び走り出しますが、「ダイエットも必要かな〜?」と言いつつまた止まり、「かけ声よろしクエッ!」と2度目のリクエスト。
そこでもう一声かけると、しばらく走ってまた止まり、「キョロのお願いクエッ!持ち上げて飛ばせて欲しいクエ〜!」と、今までとはちょっと違うリクエスト。こうなると、「キョロちゃん!」と声をかけても反応しなくなります。
これは、用意されている3つのモードの1つである”いますぐ飛びたいモード”に移行したことを意味します。
そこで本体を持ち上げると、「テイクオフクエ〜!」としゃべるので、キョロちゃんを左右に傾けると、その度に様々なセリフをしゃべります(セリフの詳細は、”いますぐ飛びたいモード”の項で後述します)が、90秒経過するか、床に置くと「楽しかったクエッ!次は、もっとチャレンジするクエッ」としゃべって終了します。
② 全力飛びたいモード
このモードに設定し、背中のスタートボタンをポチッと短押しすると、「スタンバイクエッ!キョロを床に置いて、かけ声かけてクエッ」と言うので、「キョロちゃん!」と声をかけると、「行くクエ〜!」としゃべりながら走り出します(「グッドラックエ〜」という別バージョンもあります)。
しばらく走ると一旦止まり、「バックするクエッ。力を溜めて〜」と言いながら、少しバックしてから走り出します(「バックします、バックします」という別バージョンもあります)。
その後、再び止まると「ど〜いて!どいて〜!」と言いながらラストラン(「ネバーギブア〜ップ」という別バージョンもあります)。
最後に「キョロのお願いクエッ」と、”いますぐ飛びたいモード”に移行し、「楽しかったクエッ!次は、もっとチャレンジするクエッ」というセリフで終了するのは”応援して!モード”と一緒です。
③ いますぐ飛びたいモード
スタートボタンを短押しすると、すぐにキョロちゃんが持ち上げて飛ばせて欲しいとリクエスト。
キョロちゃんを持ち上げ、左右に傾ける度に、様々なセリフをしゃべってくれます。
いますぐ飛びたいモード時のセリフとは?
- 「パタパタパタパタパタパタ〜」
- 「いつまでも飛んでいたいクエ〜」
- 「空飛ぶキョロちゃんクエッ」
- 「誰か、動画撮ってクエ〜」
- 「楽しいな〜幸せ♪幸せ♪」
- 「夢が叶ったクエッ」
- 「飛んで♪飛んで♪飛んで♪飛んで♪飛んで〜♪」
- 「夢なら醒めないでクエ〜」☆
- 「と、飛んでるクエ〜」☆
- 「キョロ♪キョロ♪キョロ♪キョロが飛ぶ♪(ぶんぶんぶんハチが飛ぶのメロディーで)」☆
- 「ブーン、ブーン」☆
- 「飛んでる、飛んでる♪楽しいクエ〜」☆
- 「気持ちいいクエ〜」☆
最後は「また一緒に飛ぼうクエ〜」というセリフで終了しますが、このモードでしか聞けないセリフがあります(上記セリフの最後に”☆”をつけたもの)。
中身のおもちゃ
中身のおもちゃは4種類です。
飛びたいキョロちゃん缶の中身のおもちゃとは?
- 絵合わせ立方体パズル
- ミニ輪投げ
- キョロけん
- ぐらぐらゲーム
以下、詳述します。
絵合わせ立方体パズル
上の2枚の画像は、キョロちゃん缶に入っている状態で、袋から取り出したものが下の画像です。
青のピーナッツキョロちゃんと、ピンクのいちごキョロちゃんが、それぞれ6面ずつ描かれています。
この3つのパーツには、上からA、B、Cという番号がついています。
添付マニュアルに従い、パーツB(青とピンクがそれぞれ2面ずつあるパーツ)が必ず真ん中になるよう、くさり型に繋げます。
これで完成。
この繋がった3つのパーツを、縦や横に回転させたり押し込んだりして、6面全てを青、もしくはピンクで揃えられるかチャレンジ。
ちょっとした脳トレとして、大人でも遊べそうです。
ミニ輪投げ
この6つのパーツが「ミニ輪投げ」と「キョロけん」で使うものとなります。
こちらもマニュアルに従って組み立てます。
まずは「ミニ輪投げ」から。
黄色いプラスチックパーツの切り込みに、Dと記載のある紙のパーツを折り畳んで差し込むと、このように立たせることができます。
よく見るとキョロちゃんの顔が刻まれていることがわかりますが、形だけ見ると、『オバケのQ太郎』に登場した「ドロンパ」みたい。
足元に「100」と書いてあるのは、100点ということです。
次に、他の紙製のパーツを組み立てます。
続けてもうひとつの30点の的(マト)も同じように組み立てます。
これで完成。3つの的(マト)を並べ、茶色のリングパーツを投げて得点を競います。
こうして見ると、やっぱりキョロちゃんではなくドロンパに見えますが、それはご愛嬌。
キョロけん
誰でも知ってる「輪投げ」はともかく、「キョロけん」とはなんでしょう?
先ほど輪投げの的として使ったドロンパみたいな黄色のパーツの足元の穴に糸を通し、輪投げで使った茶色のリングを結びつけると・・・
キョロちゃんのけん玉 = 略して「キョロけん」の完成。けん玉の要領で茶色のリングを頭にかける、というものでしたが、難易度はかなり高いです。リングが軽すぎることが要因だと思われます。
ぐらぐらゲーム
最後は「ぐらぐらゲーム」です。
使うのはこちらのパーツ。
他のおもちゃもそうですが、各おもちゃ毎に包装が分かれているのが、とても親切。
これも、マニュアルに沿って組み立てるところから始めます。
まずはピーナッツキョロちゃんといちごキョロちゃんのパーツを、中心の折り目に沿って谷折りします。
この2つのパーツを十字に組み合わせます。
ツメがあるので、難しくはありません。
次に、上から土台となる丸いパーツを嵌め込んでいくのですが、引っかかってしまい、ちょっとやりづらかったです。
次に、ゲームで使うコマを用意します。
このパーツから、10個のコマを切り離します。
青とピンク、それぞれ5個ずつに別れており、それぞれのコマは足元を谷折りすると、立ち上がります。
これで完成。
遊び方ですが、まず、テーブルなど平らなところに最初に作った土台を立て、青とピンクの軍に別れて、それぞれのコマを集めます。
ジャンケンをして勝った人が、自分の手持ちゴマと同色の土台のテーブルの上に、一つずつコマを置いていき、「先に土台を倒してしまった方が負け」もしくは「土台を倒さずに先に手持ちゴマを全てテーブルに載せた方が勝ち」となります。
これで全てのおもちゃをご紹介したわけですが、どれもとてもシンプルで、親子で気軽に楽しめます。
唯一「キョロけん」だけは、本当にできるのかな? というレベルの難易度ですが、それを除けば、前バージョンの『走る!キョロちゃん缶』に同梱されていたおもちゃよりも格段にグレードアップしています。
新旧2つのキョロちゃん缶を比べてみる
最後に、前バージョンの『走る!キョロちゃん缶』と『飛びたいキョロちゃん缶』を比べてみます。
ご覧の通り、実寸は一緒。
横を向いた写真で、飛びたいキョロちゃん缶の方が大きく見えるのは、ソファの背もたれに羽がぶつかっているから。遠近法の関係です。
大きな違いは羽のあるなし。
それと、首元の黄色いパーツの使い方が違います。走る!キョロちゃん缶は、チョコボールのパッケージに描かれたキョロちゃんそのもののデザインであるのに対し、飛びたいキョロちゃん缶ではマフラーを巻いています。
見た目の違いはその程度。それよりも気になったのは「声」です。スピーカーが良くなったのか、前のバージョンよりも声がはっきり聞こえるようになりました。そのせいか、以前とは少し声が違うようにも聞こえます。
たぶん、同じ声優さんを使っているとは思うのですが、念のため、YouTubeに比較動画をアップしておくので、ご興味のある方はご覧ください。
それにしても、この1年足らずの間に、10枚の銀のエンゼルを集め、2個のおもちゃの缶詰をゲットしたわけですが、本当に森永製菓さんには感謝しかありません。
意外と知られていませんが、チョコボールには、定番のピーナッツ、キャラメル、いちごだけでなく、限定商品も含めると本当に驚くほどの種類が存在します。
チョコボールが50年以上も愛され続けてきたのは、こうして、常に新商品の開発をし、味のリファインをするという、たゆまぬ努力の結果なのでしょうが、この「おもちゃの缶詰」の功績も大きいはずです。
「たかがおもちゃ」とはいえ、それを目当てにチョコボールを買い漁る人もいるわけで、きっと毎回、ものすごいプレッシャーの中で企画会議が行われているはずです。
森永製菓の皆さんのおかげで、わが家ではチョコボールを通じて、1年足らずの間に2度も親子で笑い合えるイベントが生まれました。
皆さんにも、エンゼルの加護(できれば“金”)があらんことを祈りながら、本文を締めくくりたいと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
\ 僕と握手! /